新人警察官は駆け上がる





































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第13章 奇人!ピエロ集団!
恐れていたこと
津田「パトロール行ってきます!!」
熊谷「お、おい!津田!待てよ!」
俺は、元気よく交番を出ていく。
保田「何があったか知らないが、元気出てくれてよかったわ。が、ピエロがな〜。」
ピエロは減ってきているが、アジトがわからずじまいだ。
だが、パトロールすれば絶対押さえれると思い、今日も街をパトロール。
この騒動も早く終わればいいのにな。
〜〜〜〜
津田「異常なし。」
熊谷「ピターって止まったな。」
津田「そうっすね。まだ何か起きそうですけど。」
熊谷「そうだな。起きなければいいんだけどな。」
交番に戻って、書類を作る。
落とし物が届いたため、俺が処理をしている。
熊谷さんは、電話番だ。
保田さんは、休憩時間に入っている。
熊谷「そういえばさっき、ピエロのアジト突き止めてらしくて、突撃するらしいぞ。」
津田「マジっすか〜。ピエロ捕まえることができなかったか〜。」
熊谷「まぁ、しゃーねぇーよ。まだ書類できてないのか?」
津田「あ、終わりましたよ。はい。」
熊谷「どれどれ?OKだ。ファイルに綴っとくわ。」
津田「お願いしまーす。」
保田「休憩終わったぞ〜。」
熊谷「じゃ、俺ついでに休憩もらいます。」
保田「行ってこい。」
Prrr
保田「はい、こちら・・・え?!はい!わかりました!おい!ピエロが出たぞ!応援に行ってくれ!!」
津田「場所は?!」
保田「ここから西に行った櫻坂中央公園だ!」
津田「自転車借りますよ!行ってきます!」
熊谷「お、俺も!休憩は、この後に行きます!」
保田「わかった!行ってこい!」
〜〜〜〜
津田「ここら辺ですよね?」
熊谷「あぁ、どこだ?」
「おい!!待て!!!」
津田「あそこです!」
熊谷「駐輪場もそこにあるからすぐにいくぞ!」
自転車を起き、ピエロを追いかける。
熊谷「状況は?!」
警官A「アジトから逃げたピエロ達3人組を追いかけています!さっきここにいたんですけど・・・」
「キャ〜〜!!!」
叫び声が聞こえる。
嫌な予感。
警官B「あっちだ!!」
叫び声がした方へ向かう。
津田「マジか。」
現場に向かうと、ピエロ達が女の子を人質に取り、刃物を向けている。
そしてその現場には・・・
津田「菅井さん、あの子は?」
菅井「津田さん!人質に取られているのは、山崎天ちゃんです!」
菅井さんと渡邉さん、その他もろもろいる。
写真撮影だっんだろうか。
カメラマンやスタッフが大勢いる。
熊谷「おい、その子に何も罪はないだろ。離しなさい。」
ピエロA「うるせぇー!俺たちは逃げ切るんだよ!!この子を離して欲しけりゃ、逃走用の車を用意しろ!!」
天「菅井さ〜ん!!」
菅井「お天!」
ピエロB「おい!近づくな!この女がどうなってもしらねぇーぞ!!」
天ちゃんに刃物を近づける。
熊谷「おい!それはやめろ!!分かった!要求は飲む!今から上と相談する!」
ピエロA「早くしろ!!」
津田「熊谷さん、どうするんですか?」
熊谷「どうにかして時間を稼いで、応援を呼んで、後ろから捕まえてもらうようにする。安心しろ。どうにかする。」
津田「わかりました。」
熊谷さんは、無線で上層部と相談する。
ここでも何もできないのかよ。
とにかく時間稼ごう。
津田「おい、なんでピエロの格好をしているんだ?」
ピエロC「俺たちは、いろんな人に見捨てられて、見せ物にされたんだよ!それでピエロ、ピエロって、言われ続けれてよ!だから、この格好してあいつらに復讐するためにいろんなやつから金を奪ってそれでぶっ潰そうとしているんだよ!」
ピエロA「だから、こんなところで終わるわけにはいかねぇーんだよ!!」
あ、こいつらは、道に逸れた奴らだ。
俺も何回かは、道を逸らしそうになったが、ある言葉で道を逸さずに進めた。
津田「お前達の気持ちはよくわかるぞ。だけどな、突発的な行動だったらやめておけ。そんなやり方は誰も幸せにならない。」
ピエロB「はぁ?!警官ごときが、綺麗事を言ったんだよ!!お前は、いい人生送っているからそんなこと言えるんだろうが!!」
津田「そうだな。お前達の生き方なんて知らないし、お前達も俺の生き方を知らないよな。けどな、これだけはわかるぞ。」
ピエロC「あぁ?!」
津田「お前達は、楽な道を取ったんだよ。ただ暴れて人から奪って、それで自分達のやりたいことをやっている。辛い道から目を逸らしたんだよ。」
ピエロA「んだと!!偉そうに言いやがって!!」
天「キャっ!!」
警官A「や、やめなさい!」
菅井「お天!」
理佐「天ちゃん!!」
津田「それの行動もそうだろうが!弱い人間を人質に取って、刃物を突きつければ要求すれば通ると思っているんだろう?だったら、強い人間に抗えよ。」
ピエロB「あぁ?強い人間って、誰だよ!!」
津田「俺だよ。」
警官B「お、おい!君!」
津田「始末書なら書きます。だけど、ここからは俺に任せてください。」
ピエロC「やってやるよ!お前より強いって証明したやるよ!」
津田「あぁ、そうかい。お前ら全員に勝ったらその子を離せよ。」
ピエロA「上等だ!俺たちが勝ったら、逃がしてもらうぞ!」
津田「あぁ、飲んでやるよ。」
熊谷「お、おい。津田・・・」
津田「すいません。でも、勝ってきます。」
負けられない戦いが始まる。

■筆者メッセージ
期待している人がいるので、出してみました。
まぁ、こういう時は天ちゃんがいいと思いました。
満腹定食 ( 2021/06/15(火) 20:14 )