新人警察官は駆け上がる





































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第12章 俺の身体はビールで出来ている
年明けの過ごし方
年越し夜勤は、辛い。
なぜか?
繁華街は、盛り上がっていて犯罪が少し増えるからだ。
年越しを酒で祝う奴らが多く、泥酔して交番に来て、回復するまで待つというのが4回あったり、ちょっとしたことで喧嘩になったことが8回あったり・・・もう思い出したくない。
それに今回も紅白を生で見れなかった。
俺は、あんまり紅白とは縁がないんだな。
Prrr
津田「はい、もしもし?」
『今から部屋に行ってもいい?』
津田「夜勤明けなんで、寝ますよ?」
『あぁ〜、それだったら夕方くらいでいいよね?』
津田「その方がありがたいですね。」
『わかった。適当に買ってそっちに向かうね。』
津田「へぇ〜い。」
『あと、早川達もそっちに行きたいって言ってたけど仕事って言って断っといて。』
津田「ふぁ〜い。」
電話を切り、すぐに早川に連絡を入れる。あ、菅井さん達にも入れる。
そして、すぐ寝る
〜〜〜〜
早川side
早川「えぇ〜!そんな〜!」
賀喜「聖来、どうしたの?」
早川「津田さん、十津川さんと大事な話があるから無理って言われた〜!」
賀喜「えぇ〜!!やっと解放されて、ご飯食べに行けると思ったのに〜。」
早川「むぅ〜!次、行った時唐揚げ作ってもらおう!!」
賀喜「そうだね!面倒臭い料理を作ってもらおう!」
〜〜〜〜
菅井side
菅井「あちゃ〜。津田さん、今日だめだって。」
茜「えぇ〜!」
理佐「嘘〜。ビール飲みたいのに〜。」
森田「休み明けから頑張れる気がしないよ〜。」
原田「また、甘いお酒が飲みたかったのに・・・」
櫻坂は、少しテンションが低くなっていた。
〜〜〜〜
4時間くらい寝て、少し準備をする。
そして、連絡を入れる。
津田[今起きました。いつでも大丈夫です。]
[わかったわ。すぐ近くまで来ているから、少しだけ待っててね。]
津田[了解で〜す。]
ビールでも用意するか。
あとは、サワーもっと。
ピンポーン
津田「はいはぁ〜い。」
扉を開けに行く。
津田「ほんまに近くにいたんすね。橋本さん。」
橋本「そうよ。ほら、早く入れて。」
橋本さんを部屋に入れる。
橋本「前より広いわね。」
津田「まぁ、家賃も安かったんで。ここにしましたよ。」
橋本「あ、いうの忘れてた。あけましておめでとう。」
津田「あけおめっす。」
橋本「軽いわね。」
津田「別にいいんじゃないっすか。で、材料は?」
橋本「これよ。」
中身を見る。
鶏肉が目に入った。
津田「簡単に鍋にしますか。」
橋本「おぉ〜、お鍋ね。」
津田「つゆも買ってあるので、それで行きますわ。んじゃ、やりますか。」
〜〜〜〜
津田「はい、完成。」
作った鍋は、鶏白湯鍋。
面白そうなつゆはないかと探していたところ、目に入ったので買った。
味見をするとあっさりしていたので、夜勤明けにぴったりだなと思った。
橋本「ビールちょうだい。」
津田「はいはい。」
今回出すビールは、ブルーウッドブリュワリー セッションIPA。
通常の3倍のホップと地元のはっさくのピールで作ったIPA、華やかな香りとすっきりした苦み、ライトに仕上げたすいすい行けるセッションIPAになっている。
津田「はい、どうぞ。」
橋本「いただきまーす。ん、美味しい〜。」
津田「それならよかった。俺もっと。」
スッキリした苦みを感じれる。
津田「ぷはぁ〜。うまい。」
橋本「お鍋も美味しい〜。そういえば、津田君って毎日お酒飲んでいるの?」
津田「ぶっ!そこまで飲んでませんよ。夜勤明けと休みの日にしか飲んでません。」
橋本「乃木坂の中で噂になってるよ。それに櫻坂にも手を出したって。」
津田「それは、言いがかりですね。櫻坂に関しては、向こうからですよ。あと、俺が酒飲む理由は、これ以外やることがないからです。」
橋本「へぇ〜。アル中疑惑は、真夏に話しておくね。」
津田「お願いしま〜す。」
橋本「そうそう。私、明日も休みだから泊まって行くね。」
津田「ふぇ?!」
橋本さんは本当に泊まり、また俺の隣で寝た。
え?なんて?
そんなことできるわけねぇーだろ!!

■筆者メッセージ
一旦この章は、終わります。
次は事件回です
満腹定食 ( 2021/06/14(月) 08:22 )