第2章
10
「じゃあ鷹斗君、いいよ。ゆーっくり入れてね?」
「は…はい。」

鷹斗は大きく深呼吸すると、杉原の性器の中にゆっくり入れた。

(あ…何これ?凄い…めっちゃあったかい…)
「いいよ鷹斗君。」
「あ…杏璃さん…」
「入ったね。鷹斗君、卒業できたよ。」
「こ…これがSEX…」
「そう。鷹斗君どう?」
「凄い…あったかくて…もう…やばいです…」
「直ぐ逝っちゃだめよ?動かしてみて。」
「う…動かす?」
「腰を動かしてみて。」
「は…はい…」

鷹斗は言われた通りゆっくりと動かした。今にも逝きそうな鷹斗にはきつかった。それと同時に初めてのSEXに気持ち良さもあった。

(SEXってこんな気持ちいいんだ。彼女が出来たらこんなことが…でも、もし可能なら杏璃さんと…エッチしたいなぁ…杏璃さんが彼女だったら…俺だけの独り占め出来るしなぁ…さっきからずっと妄想ばっか膨らむ。)

鷹斗の頭の中は杉原の事しかなかった。その後も鷹斗は腰を動かす。時々体位を変えながら…鷹斗も杉原もお互い息が荒くなってきた。

「た…鷹斗君…逝きそう?」
「も…もう…限界です…」
「鷹斗君…いいよ…中に出して…」
「な…中って…このままですか?」
「そう…このまま…いいよ…心配しなくて…だ…大丈夫…だから…」
「あ…はあ…」
(ほんと中に出して大丈夫なのか?中って…あれだろ?よく言う“中出し”だろ?中出しって…確か危険日の日って…)

SEX経験がなかった鷹斗も、これだけは知っていた。中に出すと危ないことが…

(危険日だったら…妊娠するかもしれんのだよな?でも、杏璃さん『大丈夫だから。』って言ってたけど…ほんとに大丈夫なんだよね?これで妊娠なんかしたら…俺終わりだよな?)
「鷹斗君…私…もう…」
「え…あ…あの…ちょ…あ!」

鷹斗はとうとう我慢出来ずに出してしまった。それも中に…鷹斗は焦った。

(だ…大丈夫なんだよね?杏璃さんが言ったんだし…いいよね?)
「凄い…鷹斗君2回目なのにいっぱい出したね?気持ち良かった?」
「は…はい…それより大丈夫なんですか?」
「何が?」
「ほ…ほら、中に出すと妊娠するかも…」
「大丈夫よ、今日は問題ないから。鷹斗君心配してたの?」
「それは…だって危険日だったら…責任取れないなって…」
「鷹斗君優しいね。鷹斗君おいで。」

杉原に手招きされ鷹斗は近寄った。そして、杉原に抱きしめられた。

「杏璃さん?」
「鷹斗君、これからずっと居たい?」
「え…そ…それはまあ…でも、学校あるし…」
「そうだよね。ま、とりあえず今日はもう寝よ。」

鷹斗はそのまま杉原に抱きしめられながら寝た。杉原の胸の中で…
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夜明け前 ( 2019/01/20(日) 17:36 )