第2章
09
「じゃあ次は…私のことを気持ち良くしてね?」
「え…あ…杏璃さんを気持ち良く…?」

風呂に一緒に入ってから鷹斗の頭は全然回っておらず、思考回路はショートしていた。先程杉原に抜かれ、拍子抜け状態の鷹斗。

(理性が保てない。最早夢を見てるみたい…あかん…俺死ぬんじゃない?)
「鷹斗君、女の人の下って見たことある?」
「し…下ってあれですよね?」
「そうよ。」
「いや…童貞なんで、見たこと無いです。」
「やっぱり。じゃあ、気持ち良くする方法も知らないよね?」
「はい…」
「いいよ。じゃ、今から見せるから鷹斗君しっかり見てよ。」

そう言うと杉原は寝転がった。そして、鷹斗の目の前に杉原の性器がお見えになった。

(これが杏璃さんの…凄い。初めて見た…なんか光ってる。なんだろ…)
「鷹斗君マジマジと見過ぎ。」
「あ…すいません…」
「冗談よ冗談。じゃ、触ってみる?」
「さ…触る?」
「私のここ、初めてなんでしょ?」
「はい…でも、どうやって触れば…」
「こうやって触るの、ほら。」

杉原に手を持ってかれ、鷹斗は杉原の性器を触った。初めて触った性器に、鷹斗はまた新たな感触を感じた。

(凄い…プニプニしてる。おっぱいとはまた違う柔らかさ…というか、この中に俺のこれが入るんだよな。それがSEXか…出来るんだよなきっと…どうなんかな…)
「鷹斗君今度は中に入れてみよか?指出して。」
「こ…こうですか?」
「そう。あ…鷹斗君いいよ。そうやってゆーっくり動かして。縦にゆーっくり。」
「た…縦に、こうですか?」
「そうそう。凄い、鷹斗君初めてにしては上手よ。」
「これが女の人を気持ち良くさせる…」
「そうよ。」
「はあ…」
(ゆっくり動かしてるだけだけど、こんなに気持ちいいんだ。凄いネチョネチョ言ってるし、なんか杏璃さんの中から汁みたいなのが…なんだろこれ…)

鷹斗はわからないまま指を動かし続けた。鷹斗は動かすのに真剣で、杉原の息が段々激しくなってるのに気付かなかった。

「た…鷹斗…君…いい…よ。そのまま…ちょっと…ずつ…早めて…」
「はい。」
(杏璃さん、気付かない間に息が上がってるけど…何で?それだけ気持ちいいってこと…だよね?)
「あの…杏璃さん…」
「今…話しかけない…で…んん…」
「すいません…」

鷹斗は段々と指の動きを早めた。それと同時に杉原の息も上がっていく…

「鷹斗君…私…もう…んん!」

杉原はビクッとなった。先程の鷹斗のように…

「あ…杏璃さん、大丈夫ですか?」

鷹斗は心配になった。だが、すぐ杉原は鷹斗を抱き寄せた。

「凄い気持ち良かったよ。鷹斗君、ほんと初めてにしては上手だったよ。」
「あ…ありがとうございます。あの…杏璃さん、さっき息上がってたのって…」
「気持ち良くて声を我慢してたのよ。鷹斗君に気持ちいい声聞かれたくなかったし…恥ずかしいから。」
「そうだったんですか。じゃあ、杏璃さんの性器からなんか汁みたいなのが…」
「あれはね、鷹斗君が気持ち良くしてくれるから、中から出てきちゃったの。だから大丈夫、もしかしてさっき聞きたかったのはそれ?」
「はい…さっきから気になってて…」
「ほんと鷹斗君可愛い。でも、あの時には聞いたらだめだよ。せっかく私が気持ち良くなってたんだからね?」
「はい、すいませんでした。」
「そんなに落ち込まなくていいよ。初めてだから知らなくて当然だもん。さ…鷹斗君、お待ちかねの時だよ。」
「お待ちかねって…あれですか?」
「これがメインなんだから。鷹斗君も、これで大人の仲間入りね。」
「は…はい。」
(遂に俺の童貞が杏璃さんと…弘、お先に卒業するぜ。)

鷹斗は弘に心の中で詫びた。いよいよ鷹斗の童貞卒業の時間だ。

夜明け前 ( 2019/01/16(水) 18:03 )