第2章
08
風呂から出ると杉原はまた鷹斗の手を取り、胸を触らせた。鷹斗の手も自然と杉原の胸の揉んでいた。

(ずっと手に残る感触…凄い幸せ。)
「ふふふ、鷹斗君童貞でしょ?」
「それは…まぁ…彼女なんて居ないですし…童貞でもしょうがないですけど…」
「もっといろんなことしたい?」
「え…も…もっと?」
「そうよ。ほら、舐めてみて。」
「え…あ…んん…」

鷹斗の返事を待たずに、杉原は自ら胸を鷹斗の顔の方へ持っていった。鷹斗は自然と舌を動かした。

(これが杏璃さんの…乳首だ…凄い固い…杏璃さん…興奮してるってこと…だよね…)
「鷹斗君赤ちゃんみたい。」
「え…だ…だってそれは…」
「いいよ。鷹斗君へのご褒美だもん、これは2人だけの秘密。皆んなには内緒だよ?」
「それはもちろん、誰にも言いません。」
(寧ろ言いたくない。こんなこと言えないよ。こんな夢みたいなことないし、もう…このまま死んでもいい。)

鷹斗は幸せすぎて頭が回っていない。現実なのは辛うじてはっきりしてるが、もうウハウハだ。

「鷹斗君、下直立不動だね。」

杉原は鷹斗の下半身を触った。鷹斗自身は気付いていなかったが、鷹斗の一物は直立不動になっていた。杉原に触れられた瞬間、鷹斗はビクッとなった。それを見て杉原は笑った。

「鷹斗君ほんと可愛い。初めて触られた?」
「は…はい…」
「可愛いな鷹斗君。どうして欲しい?」
「ど…どうしてって…それは…」
「鷹斗君初めてだからもしかしたら、逝っちゃうかもね。」
「え…い…え?」

杉原はタオルを剥いだ。鷹斗のいきり勃つ一物がお見えした。

「あ…杏璃…さん…」
「じっとしてて。」

そう言われ杉原は一物を舐めた。鷹斗はまたしても全身をビクッとさせた。当然ながらこの行為は初めてだ。

(あ…杏璃さんが…俺の“アレ”を舐めてる…こ…これがあの…ふぇ…フェラ?フェラって…こんな感じなんだ…凄い…くすぐったいけど…気持ちいい…)
「あ…杏璃…さん…」
「んー?鷹斗君気持ちいい?」
「は…はい…凄く…これって…」
「そうよ。鷹斗君初めてでしょ?」
「はい…」
「もっと気持ちよくなってね。まだまだいいことは続くんだから。」
「え…あ…」

頭が回っていない鷹斗は、返事も疎かになっていた。杉原の舌は遅くなったり早くなったりして、焦らしていた。鷹斗の顔が段々険しくなってきた。限界がきていた。

(あかん…逝ってまう。初射精…その相手が杏璃さん…なんて幸せなんだ…)
「あ…杏璃さん…お…俺…」
「いいよ、気にせず出して。私受け止めるから。」
「あ…杏璃さん…あぁ…逝く!」

鷹斗は2度ビクッとなりながら発射した。鷹斗の精液は杉原が口で受け止めた。

(あぁ…凄い気持ち…よかった…杏璃さんの…口に出しちゃった…)
(んふふ、鷹斗君初射精かな?凄い気持ち良さそうだったもん。でも・まだまだ終わらないからね。)
「あ…あぁ…」
「んふふ。鷹斗君いっぱい出したね。そんなに良かった?」
「はい…」
「初めてでしょ?精子出したの。」
「はい…凄い気持ち良かったです。」
「後半鷹斗君とんでもない顔してたよ。」
「もう耐えれなくて…」
「うふふ。鷹斗君、これで終わりって思ってないよね?」
「え…まだ…あるんですか?」
「当たり前よ。まだ半分も終わってないんだから。」
「は…半分も終わってないんですか?」
「そうよ。もっともーっといいことあるんだから。さ、再開するよ。」

杉原の鷹斗に対してのいいことはまだまだ終わらない。

夜明け前 ( 2019/01/12(土) 18:00 )