04
「じゃあ、お父さん・お母さん行ってきまーす。」
「うん。楽しんできな。」
「優希君、美桜のこと頼むね。」
「大丈夫です。任してください。」
優希と美桜は夕方、家を出発した。あの後、優希は寝たが美桜はドキドキのあまり寝ていなかった。だが、行く手前ぐらいで眠くなり寝たが、ちょっと遅かった。だが優希が、
「ちょっと遅くてもいいか。」
というわけで、出発時間をずらした。そのおかげで美桜は気分がよかった。
「ごめんね優ちゃん。」
「気にすんな、機嫌が悪いデートはつまんないからな。」
「ごめんね。ねぇ優ちゃん、ホテル行っちゃう?」
「早いわ。ご飯食べて、イルミネーション見て、それからホテルでいいだろ。」
「え〜…そんなの待てないよ。」
「ほんと美桜は我儘だな…」
「我儘我儘言わないでよ。でもいいや、優ちゃんとホテルでいっぱいエッチ出来るし。」
「あかん…頭痛なってきた。」
「優ちゃん逃げちゃだめだよ。」
「別に逃げては…」
そんな話をしながらデートを楽しんでると・街はイルミネーションで美しく輝いていた。
「優ちゃん凄いね。こんな綺麗なイルミネーション初めて見た。」
「これが醍醐味みたいな感じだもんな。」
「優ちゃん…私今凄く幸せ。だって、優ちゃんとクリスマスデート出来るなんて思わなかったし、2人でイルミネーション見れるとも思わなかったもん。」
「そうだよな、それは俺もそうだよ。」
「優ちゃん…」
「ん?」
「キス…しよ?」
「しょうがねえな。」
イルミネーションの中、2人はキスをした。美桜は優希に抱きつくと、そのまま離れようとしなかった。
「優ちゃん幸せ…」
「ああ。でも、ちょっと寒いな。そうだ、なんか飲むか?」
「え…うーん、ホットミルクがいいな。」
「ホットミルクな、わかったちょっと待ってて。」
優希は飲み物を買いに向かった。数分後、優希は走って戻って来た。
「はいよ。」
「ありがとー。う〜ん…あったか〜い。」
「そうか。」
「優ちゃんも飲む?」
「俺は別に…」
「いいよ…はーい。」
「ありがと。うん…あったかいな。」
「んふふ…優ちゃん行こ?」
2人はまた出発した。