第2章
07
「優ちゃん…いい?」

美桜はドアを開けた。だが、身は入れていない。そんなに恥ずかしいのか?

「入って来いよ。誰もいないんだし…」
「うう…」

モジモジしながら入って来た。やはり可愛いが、優希は意外な彼女の姿に笑ってしまった。

(意外すぎて驚いた。うん、美久ちゃんから貰って正解だったな。)
「優ちゃん恥ずかしいよ…」
「可愛いよ美桜。」
「うう…」
「なんかそれ着て言う台詞とかないの?」
「え…何優ちゃん…」
「なんかないの?」
(優ちゃんって…こういうの好き?)
「わかった…お兄ちゃん、いつまでも私のこと好きでいてね。」
「う…」
(やっぱ可愛い。なんか、奈子ちゃんと美久ちゃんの言って欲しかった意味がわかった。やばい…)
「優ちゃんこんなんでいい?」
「うん。美桜すごく可愛い。」
「恥ずかしい…」
「あかん…美桜。」
「え…んん…」

何かの歯車が狂ってしまったのか、優希は抑えきれなくなってしまった。

「んん…優ちゃんびっくりした…」
「ごめんごめん、つい可愛過ぎて。」
「優ちゃんこういうの好き?」
「なんかわかった気がする、こんなのが好きって人の気持ちが。」
「んふふ…じゃあ、今日は兄妹プレイでしちゃう?」
「なんだよ兄妹プレイって…」
「優ちゃん経験済みでしょ?」
「あのなぁ…ほんとはあかんのだからな?」
「わかってるよ。でも、私は優ちゃんの彼女だから、別にいいでしょ?」
「はぁ…いいや、美桜が一番可愛いからな。」
「優ちゃん…いや、優希お兄ちゃん。」
「やべ…」

こうして兄妹プレイが始まった。しかし、あれほど得意じゃないと言った優希だが、多分ほんとはロリコンなのかもしれない…

夜明け前 ( 2017/10/03(火) 22:17 )