第5章
07
「真人さん…や…やめ…」
「彩は超変態だなぁ…」
「ち…違う…」
「お前の変態度を美音に見せるか…」
「ちょ…ああん…」

徐々にエスカレートし始め、彩は真人にしがみつくばかり…美音は目元を覆っていたが隙間から覗く…

(さ…彩さんと真人さん…すごすぎ…)

自然と下に手がいく…無意識でやっていた…それを真人は見逃さなかった。

「1人で逝くなよ美音…」
「えっ…う…ま…真人さん…」
「真人さん…うち…もう…ああ…んん…」

彩は2回ビクッとすると、膝から崩れ落ちた。そのまま真人は美音に近寄ると、間髪入れずに美音の中に入れた。

「えっ…ああ…ま…真人…さん…い…痛いです…」
「気張らずリラックスしろ…」
「む…無理です…ああ…」

やはりまだ成長途中だろうか…きつきつで入れただけで真人は限界になりそうだ。

「く…やっぱまずかったか?」

今更後悔しても遅い…まだ美音には早かったか?

「真人さん…」
「み…美音…?」
「後悔してませんよ…私…真人さんと一緒にいたい…」
「美音…よしわかった。美音…いくぞ。」
「はい。」

真人は慎重に動き出した。少し動いただけで限界になりそうだが、ひたすら耐える…美音は痛さのあまり時々顔が歪み、涙が出る。その度に真人は美音の頭を撫で痛さを和らげようとする。それを遠くで見ていた彩は嫉妬する筈がなく…

「真人さん次私にもしてくださいよ?」
「美音は仕方ねぇから…」
「私はなし?」
「当たり前だ。」
「ひどいなぁ…」
「それくらい我慢しろ。」
「美音だけの特権か…私にはなしか…」
「どんだけ嫉妬心あんだよ?」
「真人…さん…私…もう…」
「あ…ああ…俺もそろそろ…」
「逝きそうです…ああ…んん…」
「俺も…く…」

真人は美音のお腹付近に出そうとしたが、それを見計らい彩は口に咥え、真人は彩の口に放出した。

「ちょ…彩…」
「んん…ごめんねみーおん…真人さんの精子…」
「はあ…はあ…えっ…?」
「見てなかったみたい…」
「ったく…」

彩は服を着なおし部屋を出ようとした。

「ちょっと待って彩…」
「何です?」
「はい…これ。」
「何?」
「今まで彩のわがまま聞けなかったし、これで許してもらえるかなって…」
「ありがとうございます。」
「実際は菜々に誕プレ買えなかったからついででな。菜々だけ買ったらまた拗ねるだろうなって…」
「嬉しいです。ある意味、ここに来てよかったですね。」
「結果としてな。後、明後日大阪に帰るから。」
「了解でーす。じゃあ。」

彩は部屋を出て行った。ひと段落と思ったが…

「な…なんだ?」
「私にはないんですか?」

菜々と彩の分とわかり、自分にはないため、頬を膨らます美音…

「はあ…わかったよ。明日休みだし買うか?」
「はい。真人さんだーい好き!」
「ちょっとおい…」
「一緒に寝ましょ?」
「もう1つあるだろ?」
「胸枕でもいいですよ?」
「胸枕…」

『胸枕』と聞き、想像してしまい、また真人の一物は元気になってしまった…

「もう真人さんのエッチ!」
「エッチな俺をさっき『だーい好き!』って言ってたのだーれだ?」
「もう…真人さんの意地悪…」
「拗ねんなよそんなに…一緒に寝るから風呂入ろうな?」
「やったー!!真人さんだーい好き!」
「だから抱きつくなって…」

美音はすっかり真人の虜になってしまったようだ…

夜明け前 ( 2016/02/07(日) 10:39 )