04
彩の口から『童貞』と言われ、驚いた真人、菜々も驚いた。
(さや姉があんなこと言うなんて…)
「うちがもらっていいですか?」
「えっ…ちょっと待ってください…」
「大丈夫ですよ。優しくしますから…」
まさかこんなことになるとは…真人の計画は崩壊した。しかし、逆に言えば好都合だった。
(彩さんは俺を初心者だと思ってるから、それを上手く使えばいいか…)
「真人さん…我慢しないでくださいね…」
「あ…はい。」
童貞と装い、彩に従った。彩は半勃起状態の真人の一物を咥えた。
「う…」
「気持ちいいですか?」
「うん…」
突然で仰け反ったが、限界はまだだ。彩は真人の一物にしか目がなかった。真人はロッカー側に手を振り、菜々に合図した。菜々はゆっくりロッカーから出てくる。彩は全く気付いていない。それどころか…
「真人さん…逝っていいんですよ?」
「でもまだね…」
「顎がきつくなってきた…」
ようやく菜々が彩のところまできた。
「彩さん…もういいです…」
「もう?てか真人さんほんとに童貞?」
「んふふ…彩さん…勝手に決めつけちゃだめですよ?」
「ちょっと真人さん…えっ?」
真人は彩を後ろに向かせる。すると…
「何で山田が?」
「さや姉…意外と変態なんやな…」
「何で山田が真人さんの楽屋に?真人さんどういう…」
「見たらわかるでしょ?」
「えっ…じゃあ…」
「菜々は全部見てましたよ。」
「そんな…」
「真人、それにさや姉あんな風に言ってたけど、ほんとは処女やよ?」
「ちょっと山田…」
「なるほどね…道理で顎が疲れるわけだ…」
「真人さん…あのうち…」
「大丈夫。今度は俺と菜々が優しくしてあげるから…」
「えっ…」
彩は逃げようと思ったが、全く動けなかった。