第二章
05
「……なゆ……那由多くん!」
那由多は肩の激しい揺れに目を覚ました。

「まゆ……」

「良かった……ぐすっ」

まゆは泣きながら那由多の胸に顔を擦り付けた。
すると陽菜が部屋に入ってきた
「よかった。復旧は完了よ!どーお思い出した?」

「はい……」

「じゃあ話してみて。これも確認よ。」

「それじゃぁ……」

那由多はゆっくりと話始めた。


長い長い闘いの中でお互いの人類は男性が極端に少なくなった.....

今では地球の人口48億人に対し男性は8億人だ。他の人類も人口はそれほど変わりなくほぼ一緒だ。
そしてそれらは、国民に闘う意志を薄れさせていく原因にもなった。だから各人類の政府は偶像(アイドル)なるものを軍に作り国民の士気を高めようと判断した。

そんな時代に生まれたのがまゆと那由多だった。2人は小さい頃から一緒で、2人とも親は軍にいて戦死を遂げていた。
そんな2人を養子として引き取ったのが会長と大統領だった。2人は特別な能力が、ある日突然目覚め。麻里子に幼少から訓練されてきた。そして先程説明した、偶像にまゆと那由多の2人が加わった二人の他にも三銃士なども偶像(アイドル)の一員だ。2人はヒーロー的な扱いを受けて国民からたくさんの支持を受けた。今ではエース級の働きをしている。

そんな中2人はとても大事な仕事を任される。それが各人類と平和調停を結ぶための使者になることだった。だがそんな中事件が起きたのだ。

各人類は一つの惑星に集まり調停を結んでいる最中に攻撃を受けたという…

そして目覚めたらあの絶海の孤島だった…

「とまぁこんなかんじですよね?」

「すごい!!完璧。。じゃあまりちゃん電話するね。」

陽菜は手を耳にかけ通話をした。

「もしもし!陽菜だよ。2人の記憶戻ったよ!!」

『ほんとに!?じゃあこっちに来てぇ!2人に伝えなきゃいけないことがあるから!』

「わかった!じゃあすぐ行くね!」

プチッ……

「2人とも準備はおっけ?」

「大丈夫ですよ!まゆ行こっ!」

「うん!久しぶりにお姉ちゃん達に会える!」
まゆはウィンクをしながら言った。

那由多は陽菜には黙っていたが2人とも実は恋人同士なのだ…





■筆者メッセージ
設定加えました。かなり難しい書き方でした。

うっちー ( 2014/03/28(金) 02:43 )