01 気づいたら…
心地よい風の音、、、
心地よい海の音、、、
そしてキラキラと照りつける太陽、、、
那由多はいつまでも眠っていたかったが何か異変に気づいた。
少しずつ体を起こし異変が体の中から吹き出してくるように冷や汗が出てきた。
「ここ、どこだよ、、、」
「なんでこんなとこにいんだよ。あれ?なんも思い出せない……」
どーしてだろうと思い、あたりを見回すとまるで南の島のような雄大な自然に囲まれていることに気づいた、、、
そして、もう一つ重要なことに気づいた……
なんと自分から5mのところに女の子が倒れているではないか……
那由多は少しずつ近づき顔をのぞき込む……
くっきりとした目鼻に真っ黒な綺麗な髪、少しうっとり見とれてしまいそうだが、今はそのような状況ではないのを飲み込みすぐ彼女を起こした。
「あの……すいません……」
トントンと何度か彼女の肩を叩くと彼女はゆっくりと起き上がった。
彼女「……あっ……ふーーん!!」
彼女ゆっくりと背中を伸ばして目をこすりながらまわりを見回した。
彼女「はっ!?ここどこ?うっ!!あなた誰?」
当然の質問だ、那由多は軽く自己紹介を、しようとおもい頭を回転させようと思ったのだが名前と年齢以外でてこないのだ。
「あっ、おれは那由多っていいます。歳は16です。おれもさっき起きてそしたら近くにあなたがいて……」
これまでの経緯を話し彼女に質問しようと思ったが彼女のほうから自己紹介をしてくれた。
「そーなんだぁ、私はまゆっていいます。18歳です。みんな私のこと、痛っ!!」
彼女も何かを思い出そうとすると頭痛がするみたいだ。
「大丈夫ですか?!」
「うん、ちょっと頭が痛くて……」
とにかくこれからは彼女と2人で活動しようと思う那由多であった。