第二シーズン
お互いに食事を重ねていた数ヶ月後、とある地下施設に囚われていた

「何のつもりだ!」
「聞いたぜ?有華のお腹にお前の子供宿してるの」
「ウソだろ!」
「ホントなの!産婦人科医も認定済み」
「おろさせる。その後俺の子を宿させる」
「有華に罪は無いだろ!あんただって十分にわかってるだろ!ISSA」
「何様だ!コイツは俺から消えやがった。よりによってお前の汚れた子供だぞ?」
「有華に産む権利があるぞ!決めるのは」
「殺さないで」
「逃げたバツはお前もそのお腹に宿したガキもろとも打ち砕かねえと気が収まんねえ」
「やめときな〜」
「兄貴!」
「よぉ!お助けマンの俺様と智也がお出ましだぞ〜どきな〜どきな〜」
「こうするぞ」

増田のお腹に近づくナイフを見た兄は座ってお経のような呪文を唱える。縛ってたヒモが全部ちぎれる

「さすが俺の兄貴だぜ?」
「俺達に迎えられる女や愛する弟がピンチなら救うぜ!」

3兄弟が揃えば破壊力が凄まじく、敵を懲らしめて帰宅する

「有華のお腹に居たんだな?焦ったよ」
「大好きな人の子供は意地でも守るわ!」
「なぁ〜」
「結婚やろ?顔に出とるで!OK以外に無いやろ!あたしがNO言わんやろ!」
「よ・・・よろしくお願いします」
「声小さい!はっきし言えや!大きな声で張れや」

妊婦にプロポーズの言葉で怒られる。笑う兄弟にイラつきながらプロポーズとキスをする。

「あたしからプレゼントや」
「指輪!」
「よぉ〜見いや!日付入れてんねん」

付き合い始めと入籍と思わしき日付が刻印されていたが、入籍予定日が今日である。

「婚姻届出したの?」
「朝出しに行ってんねん!フラッシュ焚かれたで〜ホンマに」
「・・・・・」
「ポカーンってするな!」

結局怒られシバかれ泣かされと散々な入籍初夜です。踏んだり蹴ったりとはここで使っちまいたかった男である。

タツ ( 2014/07/17(木) 06:13 )