SKE48 裏レッスン










































小説トップ
2幕 末永桜花
01
「…………最新シングル初選抜の末永桜花ちゃんに、ゲストできていただきました!」

「こんにちはー。よろしくお願いします」

「今年は、シングルでの初選抜、選抜総選挙に初ランクインと大活躍ですね!」

「ありがとうございます。これも、こんな私に付いてきてくれるファンの方々がいてくれるからです」

………………

ラジオ収録後

「お疲れさまでしたー」

「ふぅ」

「お疲れさま」

「あ、マネージャー、お疲れさまです」

「次のラジオ収録まで少し時間があるか……移動中にお茶でも飲んでいくか?」

「あ、はい!」

………………

「いや、暑いなあ。大丈夫か?」

「はい!忙しいですけど、嬉しいです」

「そうか……と、そろそろ時間だな、行くか」

………………

場所は変わり、末永が連れてこられたのは雑居ビルの1つだった。

「あれ?これから、新曲PRのラジオ収録ですよね……ここで合ってるんですか?」

「ああ、ちょっとここで待ってて」

「はい、分かりました」

ドアを開けた向こうで、男がマネージャーの山下と何やら話をしている。

「…………それでは、また2時間後に伺いますので」

話を終えた山下が戻ってきた。

「よし、行こうか」

「あ、はい」

ギィィィィ……

殺風景の部屋には男が1人だけいた。
ただ、部屋の奥にいるため顔まではよく見えない。

「……え?本当にここでいいんですか?」

男が顔の見える所まで近づいてきた。

「ほ、本物のおーちゃんだ!待ってたよぉぉぉ!」

「ひ……ひっ!」
(こ、この人よく握手会に来てくれる人……でも、何これ!?)

「まあ、そういうことだ。また迎えにくるから」

「そ、そういうことって……何のことですか!?」

バタンっ

山下は、部屋を出ていった。

「いひひひ、おーちゃん楽しもうぜぇぇぇ」

恐怖で末永の足の震えが止まらない。

(そ、そんな……私騙されてたの……?)

■筆者メッセージ
二人目は末永桜花を書こうと思います。
ブラック・キャット ( 2018/07/04(水) 10:59 )