1幕 坂本真凛
02
「おはようございます。よろしくお願いします!」

「ああ、よろしくお願いしますね」

スタジオの中はインタビュアーの男が1人、そのアシスタントと思われる女が1人、そしてカメラマンの男が1人いた。

(うわあ……こういう撮影初めてだから緊張する)

「さ、お座りください」

「は、はい。失礼します」

インタビュアーの男、佐々木の相向かいに真凛、少し離れたところに山下が座る。

「緊張してますか?」

「はい……少しだけ」

「そうですか。まあ麦茶飲んでリラックスしてください」

アシスタントの女、蒔田が麦茶を運んできた。

「あ、ありがとうございます」
(スラッとしてて、綺麗な人……)

プルプルプルプル……

「あ、ちょっと失礼。外出ますけど、頃合いになったらはじめててください」

山下が電話を受けにスタジオの外に出た。

「了解しました。」
「どうですか?緊張ほぐれてきました?」

緊張で喉が乾いていたのか、真凛は麦茶を飲み干していた。

「あ、はい。大丈夫です」

「では、はじめましょうか。望月くん、準備は大丈夫?」

カメラマンの望月が、親指を立ててオッケーサインを出した。

「はい。では、はじめさせてもらいますね」

■筆者メッセージ
佐々木健 インタビュアー
蒔田香 アシスタント
望月広志 カメラマン
ブラック・キャット ( 2018/07/03(火) 12:10 )