17幕 井上瑠夏
01
友月「じゃあ行ってきます!今日はるーちゃん家でお泊まりだからね!」

石黒友月はそう家族に言って家を出る。

今夜はるーちゃん・・・井上瑠夏の母親が不在のため泊まりに来ないかと誘われていた。

友月は瑠夏の家に何度も泊まりに行ってるので、家族も安心して送り出していった。



【井上瑠夏】

高校3年生で友月と同期、同じチームということで仲良くしている。

見た目は十分アイドルで常に手を抜かない全力パフォーマンスが魅力なのだが、言動はちょっとおバカでど天然というギャップが人気となっている。

今や、SKE48の選抜メンバー目前かとまで噂されているほどの活躍だ。



ピンポーン

友月がインターホンを鳴らす。
玄関の扉が開き、瑠夏が顔を出してきた。

瑠夏「ゆづ、待ってたよ〜」

いつものほんわかした感じで、友月を招き入れる。

その後、回転寿司を食べに行ったり、部屋でわいわいおしゃべりしたり、楽しい時間を過ごしていた。

ヴヴヴ・・・

友月のスマホに着信が入る。

友月「あ・・・ちょっとごめん」

『えー、今日はダメだって・・・』
『・・・・・・』
『しょうがないなぁ・・・じゃあ後で案内するから』

小声で電話をしている友月だったが、瑠夏は気に止めることはなかった。

友月「るーちゃん。コンビニ行くけど、何か買ってくるものある?」

瑠夏「あ、アイスがいい!」

友月「オッケー!じゃ、ちょっと行ってくるね」

しばらくして戻ってきた友月と瑠夏はアイスを食べる。

友月「そうだ、ジュースも買ってきたんだ。お風呂上がりに飲も」

そうしている内に日付も変わりそうな時間になってきたため、瑠夏から風呂に入っていく。
続いて友月が風呂に入り、出てきたときには瑠夏はベッドの上で寝息を立てていた。

テーブルの上に置いていたジュースが空になっていることを視認する。


ぎし・・・ぎし・・・
くちゃ・・・くちゃ・・・

瑠夏(ん・・・何・・・?)

『んっ・・・んはっ・・・』

狭いベッドが揺れているように感じる。
瑠夏が身体を起こし音の方向を向くと、何かが動いているように見える。

視界がぼやけているので、枕元に置いていた眼鏡をかけて目を凝らす。

すると、男の上にまたがって腰をグラインドさせている友月の姿が飛び込んできた。

友月「ふぁ・・・あ、るーちゃんごめん、起こしちゃった?」

瑠夏は驚きのあまり声が出せずにいる。
まだ夢を見ているのではないか・・・そう思いたかった。

もう声を我慢しなくてもいいと思った友月は、止めていた腰の動きを再開させる。

友月「ふぁぁ!あっ!あっ!」

友月は、男の上でリズミカルに跳ねている。

瑠夏「・・・ゆづ?」

友月「私ね、この人と結婚するの」

瑠夏(ちょっと、ゆづ・・・何言ってるの?)

下の男が、友月の動きに合わせて腰を動かし出す。

友月「ぁぁぁ・・・そこ気持ちいいのぉ・・・」

ピュアな瑠夏は、今まで見たことも想像したこともない光景に目を離せないでいる。

友月「んはぁ!あっ・・・!も、もう飛んじゃう・・・!」

音の腰が止まり、友月の中に射精していく。
中出しされた友月もイッてしまい、男の胸に倒れこんだ。

友月「和也ぁ・・・」
友月は惚けた顔を近付け、和也にキスをした。

瑠夏「ねえ・・・ゆづ、どうしちゃったの・・・?」

息を整えた友月は、ペニスを抜いて瑠夏のほうを向く。

薄暗い部屋だが、そこに見えた友月の顔は見たことのない"女"の顔だった。

友月「ね、るーちゃん・・・女ってキッカケがあると変われるんだよ」

瑠夏「・・・・・・・・・」

瑠夏は目の前の出来事を未だに理解できず、呆然としている。

友月「私のキッカケはね、これ・・・」

テーブルに置いていた空のジュースの容器を手に取る。

友月「これでね、違う私になれたの」

瑠夏(あ・・・それ寝る前飲んだやつ・・・)

友月「私だけじゃズルいから、るーちゃんにも教えてあげる」

全裸の友月が、瑠夏に手を伸ばしてくる。

友月「これがあれば、全部忘れられるから・・・」

ブラック・キャット ( 2019/05/26(日) 13:54 )