SKE48 裏レッスン










































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14幕 相川暖花
05
小さな机を4人で囲み、和やかな時間が過ぎていく

「もう、ほののが泣いて戻ってきたときは、本当にびっくりしたんだからね」

「ごめんねー。でも2人とも起きてたんだね」

「それはほののが……ねえ、言っちゃってもいい?」

「えっ、無理!」

ゆうかとほののが小声で会話を始めた

(今日がチャンスなんだから!いいじゃない)

(えーーー無理だよ)

(でも、好きなんでしょ?)

(それは、そうだけど……)

「ねえ、お兄ちゃん」
「ほのののこと、どう思う?」

「は?どうって…可愛いなあって」

「ほら、可愛いって」

ほののが頬を赤らめて俺から視線を逸らす

「ほののね、お兄ちゃんのことが好きなんだって」

「ちょ…ゆうかたん!」

「……は?」

急な展開についていけない

「ほののね、前にお兄ちゃんの写真見せたときに、めちゃタイプだって言ってたんだ」

「あー、私もそれ聞いてた」

「え、そ、そうなんだ」

女子から"好き"と言われたことが無いので戸惑ってしまった

「だからね、さっきはほののとお兄ちゃんを二人きりにしてあげようと思って、あゆかと寝たふりしてたんだ」

「えーーー!そうだったの?」

プルルル…

その時、ゆうかの携帯が鳴った
画面を見て、表情が少し険しくなっていた

俺からは、一瞬だが"非通知"と言う文字が見えた

「あ…ちょっとごめん」

ゆうかは、電話を受けるために部屋の外に出る

部屋の中には3人だけになる
さっき、ほののの想いを聞いてなんだか照れ臭くなってしまった

「ごめんなさい、急に迷惑な話しになっちゃって…」

「え、いや迷惑じゃないけど…」

そんな2人のやり取りをあゆかがニヤニヤしながら見ている

「可愛いなあ」

「ちょっとあゆか、からかわないで!」

カチャ

ゆうかが戻ってきた

「…ごめん、体調悪くなってきたから先に寝てるね」

「大丈夫か?」

「うん、大丈夫…」
「じゃあ、2人ともゆっくりしていってね」

部屋を出ていこうとするゆうかの手をあゆかが掴む

「ゆうかたん、どこに行くの?」

「え…どこにも行かないよ?先に寝てるだけ」

カチャ…

部屋を出ていく

ゆうかは寝ると言ったが実は外出し、家に帰ってきたのは約3時間後

この間に起きた出来事については、また別のお話しで


「まだ10時だしどうしよう…」
「あ!上村トランプ持ってきたから一緒にやろうよ!」

あゆかがトランプを取りに行こうと立ち上がろうとした時、足に何かが引っ掛かった


『あっ……あ゙あ゙あ゙あ゙!』

パンっ!パンっ!パンっ!

『あっ!あっ!あっ!』

『ぐ……もう出そうだ!』

ビュル ビュル

『あ、あうう!』


スマホからイヤホンが外れ、音が流れ出した


(あ、やべっ……)
(さっき再生したままだった……)

そこには、顔にモザイクのかけられた少女がアナルを犯されザーメンを中出しされているシーン

そして、それを見つめる男たちと1人の少女が映し出されていた

もう1人の少女も顔にモザイクがかけられているため表情は読み取れない

「え……」
「何でこれ……」

これは2週間ほど前、男達に初めて乱暴されたとき録画されたものだった

「あゆかちゃん……だよね」

「お兄さん……もしかしてあいつらの仲間…?」

あゆかが怪訝な顔をする

「い、いや、違う!違うよ!」

首を何度も横に振る

「…本当に?」

「うん。たまたまこの動画見つけちゃって…」
「で、もう1人の子って…ゆうかだよね?」

あゆかが頷く

「はぁぁぁ………」

認めたくなかった現実を突きつけられ、大きくため息を漏らす

「……ゆうかたんが乱暴されてるの見て、助けようと思ったんだけど……」

「そうだったんだ…」

「ねえ、あゆかこんなことされて大丈夫だったの?」

「もう最低だよ。痛いし気持ち悪いしさ」

あゆかは、その後2回呼び出されて複数の男に乱暴されていたが、心まで犯される事はなかった

「なんかごめん…そうとは知らなかった…」

言葉とは裏腹に勃起している自分がいた
身体は正直なものだ

あゆかが俺のジーパンの膨らみに気付き、ほののに小声で話しかける

(ねえほのの、お兄さんのアレ苦しそう)

(ちょっと……あゆか何言ってんの?おかしいよ)

(あーほののって子供なんだ。男の人って気持ちいいとこうなるみたいだよ)

小声で話しているが俺の耳にも入ってきてしまい、恥ずかしくて視線をおとしてしまう

(何か可愛い…)

あゆかが俺のズボンに手をかける

「ち…あゆかちゃん!?」

「苦しいんでしょ?楽にしてあげる」

あゆかが上目遣いで微笑みながらズボンを落とす
何か変なスイッチが入ってしまったようだ

「あ…あ……」

トランクスを下ろされると、自分で言うのも何だが人並みより大きい一物が姿を現した

「大きくてパンパン…」

くぷ…

あゆかは男が気持ちよくなっていた行為を思い出し、口に咥える

ほののはその光景を肩をすくめて見ているだけだった

ブラック・キャット ( 2019/02/15(金) 06:59 )