14幕 相川暖花
01
「…ちゃん…」

………

「…お兄ちゃん…」

(ん…誰だよ、俺を呼ぶのは…)

「お兄ちゃん、早く起きなよ!」

「ん、んぁ…」

「もう。今日学校早いんでしょ?」

「ふぁ……昨日遅くまで課題やってたからねむい…」
「あれ?握手会行くって言ってなかったか?」

「私、今日は遅い部からだから集合時間遅いんだ」

「そっか。さて、行ってくるかな」

「ちょっと、寝癖くらい直していきなよー」

「いいよ別に。そんなん気にしないし」

「だから彼女できないんだよ…」

「うるせ…じゃ行ってくる」

バタっ

いつも口うるさい妹の裕華。
でも、我が妹ながら最近成長が著しくて、風呂上がりなんかブラジャー着けないでTシャツ1枚で歩くから目のやり場に困るんだよなあ。
まあ、だからと言って兄妹だから何があるって訳じゃないけど。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(はぁ、今日は1限からみっちりだったから疲れた…)

ガチャ

「ただいま」

ざわざわ…

(あれ、誰かいる?)

あははははは!

(この声…そうか、今日は両親いないから、亜柚香ちゃんと暖花ちゃんが泊まりに来るって言ってたな)

(俺が帰ったことも気付かないか…まあいいや)

バタン

(あー疲れた…夕飯まで一眠りするか)
(あ…今日の夕飯、母さんいないけどどうするんだろ?)

自分の部屋に入った俺は、そんなことを考えながら眠りについた

■筆者メッセージ
相川暖花、15歳、中学3年生
ブラック・キャット ( 2019/02/10(日) 06:09 )