乃木坂高校












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第8章
同級生とBBQ
今日は同級生メンバーとBBQをやる日だ。
みんなの好意でさくらも一緒にとの事だったのでお言葉に甘えた。

さくら「兄ちゃーん!まだぁ?」
さくらはイベントの時は準備が早い。
待ちきれないのか、準備している和也を急かす。

和也「まだって…集合時間までまだ2時間あるよ」
さくら「前もそう言って遅刻しそうになったじゃん!」
和也「そうだけど。もう少しだから待ってて」
和也はそう言って準備を進めた。


和也「……。暇だね?」
家を出て集合時間に着いた和也とさくら。
しかし、1時間前に着いたのでベンチに座っている。

さくら「そう?さくは兄ちゃんと一緒だから暇じゃないよ?」
和也「そっか。そういえばレッスンはどう?」
さくら「うーん、まだまだ不安だし、先輩に比べたら全然ダメだから毎日落ち込んでる」
和也「さくらのことを全然見れなくてごめんね?」
さくら「しょうがないよ。兄ちゃんはみんなのマネージャーだもん!」
和也「ありがとね?なんかあったらすぐ言うんだよ?」
和也はそう言ってさくらの頭を撫でると、さくらは目を細めて喜んだ。

さくら「兄ちゃん、手貸して?」
さくらは和也の手を握った。
さくら「兄ちゃんがこうしてくれるだけでさくは大丈夫だよ?」
和也「なら、さくらが辛くなったら手を握るんだよ?」
「うんっ!」と返事してさくらは頷いた。

「また兄妹でイチャイチャしてる!!」
目の前に影ができる。
和也とさくらは顔を上げると、そこには美月が立っていた。

和也「美月、おはよ。早いね?」
美月「おはよ!なーんか和くんがいるような気がしたから早く出たの!さくらちゃん!和くんに何もされてない?」
さくら「ふふっ、してもらいましたよ?」
和也「えっ!?さくら、そんな誤解を生む様なこと言わないで…」
美月「はぁぁ〜!?ちょっと!どう言うことよ!?」
美月は物凄い目力で睨み、和也のほっぺをつねりだす。

和也「痛たたたっ!痛いって!」
さくら「兄ちゃんにレッスンの相談にのってもらったんです!」
美月「レッスンの相談?なーんだ!和くんやるじゃん!」
和也「もっと他に言うことはないのかね?」
美月「えへへっ、ごめんね?」
美月は舌をペロッと出して謝った。

美月が和也の隣に座り、みんなが来るのを待っていると、「和くーん!さくらちゃーん!」と満面の笑みで走ってくる女の子とちびっ子が。

桃子「さくらちゃんおはよ!今日も可愛いね!」
桃子はさくらの手を握って挨拶をする。

祐希「和くんおはよ!今日も大きいね!」
祐希は和也と背を比べて挨拶をする。

美月「はーい、与田。手を握らなーい!」
祐希は美月にはがされてしまう。
そして、祐希は和也の膝の上に座り、桃子はさくらの横に座った。

少しすると、史緒里と美波が集合場所に来た。
美波「ごめーん!みんな早いね?」
美月「楽しみで早く来ちゃった!」
史緒里「みんなおはよ!さくちゃんは今日も可愛いねぇ〜!」
桃子とはまた違った感じでさくらに絡み出す史緒里。

さくら「えへへっ、ありがとうございます!」
史緒里「笑った顔も可愛いねぇ〜!笑った時の八重歯も可愛いねぇ〜!」
史緒里の勢いにさくらは少し困惑している。

和也「それぐらいにして、みんな集まったし買い出しに行こっか?」
美波「そうだね。このままだと久保が永遠にさくらちゃんに絡んでそうだし、桃子はヤキモチ妬いてるしね」
みんなが桃子を見ると、頬を膨らませていた。

桃子「久保様!桃子の方がさくらちゃんのこと好きだからね!」
みんなは少し呆れた顔をして、買い出しをする為にスーパーに向かったのであった。

■筆者メッセージ
すみません!
今週中には色々落ち着くので、来週からは毎日更新できる様にします!
しゃもじ ( 2022/02/24(木) 12:18 )