乃木坂高校












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第6章
賑やかな買い物
みんなは水着を買い終えて、約束のアイスを買いに行く。
和也「さくらも水着を買ったの?」
さくら「うん…でも、恥ずかしいな…」
さくらは頬を少し赤くしながら話す。
遥香「和くーん!さくちゃーん!早く〜!」
聖来「早くしんとアイスが溶けちゃうで〜!」
アイスが楽しみで、先を歩いている遥香達に呼ばれる。
和也「店にあるんだから溶けるわけないのね」
さくら「みんな楽しみなんだよ。兄ちゃん、ありがとね?」
和也「んっ?何が?それより早くいこ?」
和也はさくらの手を掴んで小走りで向かう。
真佑「こらー!兄妹で手を繋ぐなぁ〜!」
あやめ「さくちゃん、羨ましいな…」
そっと呟くあやめに遥香が食いつく。
遥香「えっ、あやちゃん!?まさか…」
あやめ「えっ!?ちがう、ちがうよ!」
和也「何が違うの?」
あやめ「わぁ!先輩!なんでもないですよ!」
あやめは顔を赤くして、アイス屋の方に歩き出した。
和也「あやめはどうしたの?」
遥香「またライバルが増えちゃったかな…?」
遥香もそう呟いて歩き出した。
和也はそんな2人の後ろ姿を見ていると、手を誰かに握られる。
聖来「先輩、早くいきましょ?」
聖来に手を握られて、2人の後を追う。
真佑「あぁ〜、せいらまで!さくちゃん、まゆに代わって?」
さくら「だーめ!真佑ちゃんはまた今度ね?」
そう言って、さくらは強く手を握る。
真佑「ぶーっ!さくちゃんのケチ〜!」
真佑は頬を膨らませて、後をついてきた。

アイス屋に着いて、それぞれ好みのアイスを注文し、店内にある席にに座った。
真佑「先輩は何頼んだんですか?」
和也「俺?バニラだよ」
さくら「兄ちゃん、またバニラなんだ」
和也「そう言うさくらも抹茶じゃん」
遥香「私もバニラにすればよかったかな〜」
和也「遥香、バニラ食べたいんだ。少し食べる?」
真佑「そーゆうことが言いたいんじゃないと思うけどなぁ〜!」
遥香「いいの!?食べたい!」
和也「いいよ。はい、どうぞ」
和也は食べていたアイスを遥香に渡して、遥香はそれを幸せそうに食べる。
聖来「えーん!かっきーが幸せそうな顔してる〜!」
あやめ「かっきー、いいなぁ〜」
和也「あやめも食べたいの?」
あやめに聞くと、小さく頷く。
次に遥香から戻ってきたアイスをあやめに渡した。
あやめもそれを幸せそうに一口食べる。
さくら「あやちゃんも幸せそう」
あやめ「ふふっ、バニラ美味しいです」

その後、アイスを食べ終えて、残りの買い物を終えてショッピングモールを後にした。
遥香「それじゃ、和くん、さくちゃん、バイバイ!送ってくれてありがとう」
みんなを家まで送っていき、最後に遥香を家まで送った。
和也「うん、また合宿の時にね?」
さくら「かっきーまたね!合宿頑張ろうね!」
2人は遥香と別れて、家に帰る。
さくら「兄ちゃん、今日は楽しかったね?」
和也「そうだね。楽しかったね」
さくら「また、みんなでお出かけしようね?」
和也が頷くと、さくらは微笑んだ。
そして、明日から夏休みが始まるのであった。

しゃもじ ( 2021/11/25(木) 13:00 )