乃木坂高校












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第5章
プール掃除
みんながプール掃除を手伝ってくれる為に集まった。
手伝ってくれれば、すぐに終わると思っていた。そう、5分前までは…。
祐希「わーい!飛鳥さーん!」
飛鳥「よだっちょ!ホース向けたまま追いかけてくるなぁ〜!」
ホースから水を出しっぱなしで、飛鳥さんを追いかける祐希。

あやめ「桃子さん、可愛いです!」
桃子「そんな桃子なんて!あやめちゃんの方が可愛いよぉ〜!可愛すぎて辛くなっちゃう!」
桃子と話して、嬉しがるあやめと何故か泣きそうになる桃子。

美月「遥香ちゃん、待てぇ〜!」
遥香「美月さん、冷たいですよ〜!」
じゃれ合う美月と遥香。

さくら「あ、あの!私、生田さんに憧れているんです!」
絵梨花「ほんと?さくらちゃん、可愛い〜!和也くんじゃなくて、私の妹になる?」
勝手に人の妹を引き抜こうとする絵梨花さんと、それに喜んで顔を赤くするさくら。他にもみんな遊んでいた。

和也「全然終わらない…」
沙耶香「まぁまぁ、先輩も楽しみましょ?えいっ!」
さぁちゃんから水をかけられる。
和也「うわぁ!冷たっ!」
沙耶香「あははっ!和くん、びしょ濡れだぁ〜!」
和也「やったなー!えいっ!」
和也も持っていたホースを沙耶香に向けて、水をかける。
沙耶香「きゃあ!もう、髪の毛濡れちゃったじゃーん!」
さぁちゃんにホースを奪われて、追いかけられる。
沙耶香「待てぇ〜!!」
沙耶香が追いかけてくるが、和也に全く追いつかない。
和也はそんな沙耶香を見て、油断していると、『バッシャーン』上半身が水浸しになる。
和也「……。」
飛鳥「そこっ!勝手にイチャイチャすんな!」
美月「2人で何してんの?」
遥香「目を離すとすぐこれなんやから」
絵梨花「あははっ!ねぇー、もう一回やってもいい?」
さくら「これ以上は兄ちゃんが風邪ひいちゃいますよ!」
史緒里「はい、タオル。風邪ひいちゃうよ?」
史緒里がタオルを渡してくれた。
和也「ありがと。史緒里は優しいね」
桃子「あーっ!久保様、1人だけ抜け駆けしたぁ!」
祐希「しかも、史緒里はって言ったよ!ぶーっ!!」
美波「久保、贔屓だ!」
柚菜「久保さんが羨ましいです!」
飛鳥「やま!!もう一回、バケツに水を溜めるんだ!」
美月「はい!飛鳥さん、和くんを懲らしめてやりましょ!」
和也「まじか…。さくら、遥香!こっち来て!」
和也はさくらと遥香を呼んだ。
さくら「兄ちゃん、どうしたの?」
遥香「こっちもバケツに水を溜めればいいんだね!」
和也「そう!このままじゃやられる!」
美月「飛鳥さん!さくらちゃんと、遥香ちゃんがあっちに付きました!」
飛鳥「なにを〜!!梅!!こっちにこーい!」
美波「はい!飛鳥さん、ついていきます!」
美波が飛鳥さん側に付いた。
和也「やばい!絵梨花さん!こっちに来てください!」
絵梨花「はいはーい!任せて!」
飛鳥「あっ、いくちゃんが!桃子!こっだ!」
なぜか、ドラフトの様にメンバーを呼び合う。

そして、プール掃除をしずに遊んでいると、「こらーっ!!なにやっとるか!」と先生が登場。
先生「さっきから騒がしいと思ったら、やっぱり遊んでおったか!」
先生に怒られて、その後はみんな真面目に掃除をした。
夕方になり、一通り掃除がおわった。
和也は更衣室で着替えていると、「和くん?」と沙耶香が入ってきた。
和也「うわぁ、さぁちゃん!?」
上半身をタオルで拭いていた和也。それを見て、沙耶香は少し顔を赤くする。
沙耶香「今日は色々ありがと。後、ごめんね?これはお礼です!」
沙耶香は近づいてきて、キスをしてきた。
すると、口の中にフルーツの甘い味が広がった。
和也「んっ?アメ?」
沙耶香「最近、ハマっているアメだよ!和くんにあげるね!」
そう言って抱きついてきたさぁちゃん。
沙耶香「和くん、冷たいのにあったか〜い!」
和也「なにそれ?どっちかわかんないよ」
沙耶香の天然発言に笑みが溢れる和也。
和也「それじゃ、帰ろっか?」
沙耶香「うんっ!みんなも待ってるしね!」
こうして、2人の長い1日は終わった。

しゃもじ ( 2021/11/13(土) 12:31 )