乃木坂高校












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第2章
試合開始
試合前日。野球部の練習が終わり、和也は家に帰宅した。
和也「ただいま。父さんいる?」
父「おかえり。どうした?」
和也「ちょっとキャッチボールしない?」
父「おっ!いいじゃないか!早く表でよう!」
さくら「私、見てる〜!」
母「もうすぐご飯だからね〜!」
表に出て、父さんとキャッチボールを始める。
父「和也とキャッチボールなんて久しぶりだな。そういえば明日は試合なんだって?」
和也「うん。明日だけ助っ人」
父「そうなのか。明日は投げるのか?」
和也「多分投げないよ。まぁ、念の為の肩慣らし。父さん座ってくれる?」
和也は父を座らせて、投球フォームに入る。
大きく振りかぶってボールを投げる。
『パァーン』投げたボールは父のグローブに収まる。
父「相変わらずいいボールだな」
さくら「兄ちゃんすごいなぁ〜!明日、ピッチャーやればいいのに」
和也「あくまで助っ人だから、でしゃばることはしないよ。次行くよ!」
和也はご飯の時間になるまで投球練習をつづけた。

      〜試合当日〜
さくら「兄ちゃん起きて〜って、わぁ!ユニホームだぁ!」
いつもの様にさくらが起こしに来たが、和也は起きており、着替えまで終わっていた。
和也「さくら、おはよう。どうかな?」
さくら「すごく似合ってるよ!ねぇ、写真撮っていい?」
和也「うん、いいよ」
さくらが横に来て、スマホで写真を撮った。
さくら「えへへっ、かっきーに送っちゃお〜!」
和也「さくらは今日応援に来てくれるんだっけ?」
さくら「うん!私ってかほとんどのメンバー来るとか言ってたよ?」
和也「そうなんだ。なんか緊張するなぁ〜!」
さくら「兄ちゃんなら大丈夫!頑張ってね!」
和也は頷き、さくらとリビングに降りていく。
母「あら、今日は早起きね!それにその姿懐かしいわね」
和也「そうかな?父さんは?」
母「もうお仕事行ったわよ。お父さんが「頑張れ」だって」
和也「足引っ張らないように頑張るよ」
和也は朝ごはんを食べて、家を出る準備をした。

さくら「兄ちゃん、頑張ってね!後から行くからね!」
和也「うん。それじゃ、行ってくる」
和也は家を出て、学校に向かっていると、スマホが鳴った。
確認すると、美月からメッセージが来ていた。
美月「和くん、おはよ!今日応援に行くからね!頑張ってね!」
和也「おはよ。カッコ悪い所を見せない様に頑張るよ」
美月にメッセージを返すと、もう1人、意外な人からメッセージが来た。
飛鳥「負けたら許さないからな!」
飛鳥さんからメッセージが来た。恐らく電話番号から登録したのであろう。
和也「負けないように頑張ります!」
飛鳥さんにもメッセージを返して、学校に着いた。
今日の試合会場は乃木坂高校らしい。
野球部と合流して準備をする。
しばらくして、今日の対戦校の秋葉高校のバスが到着した。
和也「あの高校って強いんですか?」
キャプテン「去年の大会ベスト4の競合だ」
和也「ベスト4…。ちなみに乃木坂高校は?」
キャプテン「2回戦負け…。ちなみに負けた相手が秋葉高校だったんだ。コールド負けのボコボコだったよ」
キャプテンは悔しそうな顔をしていた。
和也「まぁ、去年までの話ですからね。今日は勝ちましょう!」

両校がグラウンドに集まって、間もなく試合が始める。
秋元「遠藤くん、頑張ってね!」
与田「祐希、頑張って応援するけん!」
久保「絶対ぶずってね!」
賀喜「和也くん、応援しています!」
掛橋「教育係としてカッコいい所見せて下さーい!」
メンバーも応援に来てくれた。
そして、合流試合が始まった。

■筆者メッセージ
お昼から用事があるので、早めの更新!
しゃもじ ( 2021/09/04(土) 01:44 )