乃木坂高校












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第12章
2人の決め事
さくら「やったぁ〜!勝った〜!」
何度かあいこが続き、じゃんけんに勝って喜ぶさくら。

遥香「うぅ〜!悔しい〜!」
じゃんけんで負けて悔しがる遥香。
和也「おぉ〜!さくらおめでと。遥香は次頑張ろうね?」
呑気に2人のじゃんけんを称える和也。

遥香「じゃあ勝ったさくちゃんからだね」
さくら「うん!でも、やっぱりちょっと恥ずかしいな…」
和也「んっ?それでなんのじゃんけんだったの??」
2人の中のやりとりについていけずにいる。

遥香「まぁまぁ、お気になさらず!」
和也「そう言われると気になるんだけど」
さくら「兄ちゃん、こっち向いて?」
さくらにそう言われて、和也はさくらの方を向く。
すると、『チュッ』さくらの唇が和也の唇に触れる。

和也は驚き、大きく目を開く。
和也「えっ?えっ?さくら?ちょっと…んっ…」
一度離れたさくらの顔は少し赤く染まり、恥ずかしそうにしている。
その顔を見られるのが恥ずかしかったのか、さくらはすぐにまたキスをした。

さくらの口が少し開き、舌が和也の唇に触れる。
和也も口を開けると柔らかい舌が口の中に侵入する。

『グチュ、チュパッ、グチュ』
2人の舌が絡み合うと部屋の中にはいやらしい音が響く。
さくらはどうしてしまったのか。
遥香はこの音を聞いてどう思っているのか。
和也はキスをしながら、2人のことを考えていた。

さくら「兄ちゃん?今、何考えてる?」
顔を離したさくらが寂しそうにしている。
和也「えっ?別になにも…」
さくら「今はさくのことだけ考えて?」
和也「わかった…」
和也はさくらの身体を『ギュッ』と優しく抱きしめた。

そして、次は和也からキスをしようとした時、「ねぇ?もう時間になったんちゃう?」と後ろから遥香が声をかける。

和也は思わず身体が『ビクッ』と反応し、後ろを向くと遥香は不機嫌そうな顔をしていた。
さくら「えぇ〜、まだだよ!」
遥香「さくちゃんみてみ?もう10分以上経ってんで?」
遥香はさくらにスマホの画面を見せる。

さくら「ほんとだ。なら、次はかっきーの番だ」
2人の中で10分で交代と決めていた。

遥香「へへっ、和くんこっち向いて!」
和也「えっ?えっ?」
和也はテンパりながら遥香の方に身体を向ける。

遥香「ずっと待ってたんやからね?さっきの続きしよ?」
そう言って和也にキスをし、再び手を性器の上に置き、撫でる様に動かし始める。

和也「うぅ…」
僅かな刺激で思わず声が出てしまう。
遥香「私も気持ちよくしてほしいな…」
遥香は頬を赤く染め、うるうるした目で和也を見つめる。

和也「わかった。いっぱい気持ちよくしてあげるね?」
和也は遥香の胸に手を伸ばし、円を描くように揉み始める。

和也「遥香、ブラつけてないんだね?そんなにやる気だったの?」
遥香「はぁ…んっ…違うもん…寝るときは苦しいからだもん…」
和也「そうなの?でもブラしてないからここが大きくなってるのがすぐわかるね?」
和也はTシャツから浮き出ている小さな突起物を摘む。

遥香「あんっ…んんっ…」
遥香の小さな喘ぎ声が漏れ、和也の行為は少しずつ激しくなっていくのであった。

しゃもじ ( 2022/09/09(金) 12:40 )