日向高校




























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第4章
ハプニング発生!?
旅行に着きチェックインの手続きをする。
女将「19時にお食事をお部屋にお持ちします。それと、露天風呂が18時から18時45分までになります。」
和也「ん?露天風呂?」
女将「はい。露天風呂付きのプランでご予約されています。」
確か予約はかとしに任せていた。
かとしの方を見ると
史帆「あぁ!あれ露天風呂のプランだったのかぁ〜!オススメって書いてあったから、それで予約したんだぁ〜!」
女将「完全予約の混浴露天風呂が、当旅館の売りなんです。」
『こっ混浴〜!!!』2人はびっくりした。
女将「はい!それではお部屋にご案内します。」
2人は放心状態のまま部屋に案内された。
女将「それでは何かありましたらご呼び下さい。」
女将さんは部屋から出て行った。
史帆「まさか混浴だったなんて!ごめんね〜!」
和也「いいよ。俺は大浴場に行くから、かとしは露天風呂に行ってきな?」
史帆「えっ!?そんなの悪いよ〜。」
お互い譲りあっている。でも、どちらか行かないともったいない。
史帆「和くんが嫌じゃなければ一緒にいこっ?」
顔を赤くし、恥ずかしそうに言うかとし。
和也は予想外の発言に固まった。
史帆「和くん、、、?」
沈黙が気まずかったのか史帆が名前を呼ぶ。
和也「あぁごめん。いいの??」
史帆「和くんならいいよ?」
こうして2人で露天風呂に行くことになったのだった。
時間までまだあるので部屋でのんびりしていた。
史帆「そういえば、和くんはなんで射的上手いの??」
和也は返答に困り少し考え込む。
和也「ん〜昔から狙ったりするのが得意だからかな?」
史帆「そうなんだ!凄いね!」
かとしはこの言葉の意味をまだ知らなかった。和也の過去も。
露天風呂の時間になったので部屋を出て脱衣所に向かう。
和也「俺が先に入ればいいのね?」
史帆「うん。私が入った時に絶対振り向かないでね!振り向いたら怒るからね?」
和也は服を脱ぎ先に入る。
和也「いいよ〜!」
少し経った後にドアが開く。
史帆「ぜーったい見ないでね!」
和也「はいはい。でも、湯船に入ったらタオル取らないといけないよ?」
史帆「あっそうだ!どうしよう。」
和也「なら俺の後ろ側に入れば?」
史帆「なるほど!そうする。和くんちょっと前にいって!」
和也は少し前に行くと、かとしが湯船に入った。
史帆「あー気持ち〜!合宿の疲れが取れるよ〜」
和也「頑張ったもんね?お疲れ様。」
史帆「ねぇ和くん?いつもわがまま聞いてくれてありがとね?」
和也「急にどうした?てか、そもそも1回もわがままなんて思ったことないけど?」
史帆「なんか急に言いたくなっただけ!私重いから迷惑かなーって!」
和也「迷惑なんて思ったことないよ?迷惑と思ってたら、一緒に旅行こないでしょ?」
史帆「うん。ありがと。」
そう言うとかとしが後ろから抱きついてきた。背中に柔らかい感触がする。
和也「ちょっと??さっきまで恥ずかがってたじゃん!!」
史帆「もぉいいの〜。としちゃんがくっつくの嫌なの〜?」
和也「嫌じゃないけど、色々とやばい!」
史帆「和くんのえっち〜!」
和也「この世にこの状況を我慢できる男なんていないでしょ?」
史帆「我慢できてるじゃん?笑」
和也「ギリギリだって!」
史帆「あははっ!先に身体洗うね!また後でね?」
和也「ん?また後で?」
和也は振り向こうとした瞬間
史帆「振り向いちゃだめー!!」
怒られた。いったいなんなんだ。
かとしが身体を洗って先にお風呂から出た。
かとしが身体を拭いてる間に和也は身体を洗った。
史帆「もう着たから来ていいよ〜!」
和也もお風呂から出て身体を拭いた。
史帆「和くん頭乾かして〜?」
急に甘えてくるかとし。ただそれを可愛いと思ってしまう和也。
和也「いいよ。」
和也はかとしの髪をドライヤーで乾かす
和也「前から思ってたけど、かとしの髪さらさらで綺麗だよね?触ってて気持ちいい。」
史帆「そうかなー?としちゃんの髪にハマった?」
和也「あははっ!ハマったかもね」
史帆「やったあ〜いつでも触っていいからね?」
かとしの頭を乾かして、人生で初めての混浴は終わった。

しゃもじ ( 2021/04/30(金) 02:36 )