日向高校




























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第3章
新しい仲間
合宿最終日。今日は午前のみで終わる。
しかし、今日は少し暑い日になるらしい。
朝食の最中に白石先生お願いされたこと佐々木さんに相談してみる。
久美「新しいメンバー?」
和也「そう。白石先生が理想とするフォーメーションにはあと1人欲しいんだって」
久美「んー。あっ、そういえば、家の都合で入学式に間に合わなくて、最近学校に来始めた子いたよね?顔が小さくて可愛い子。」
美穂「上村さんですか?」
久美「そうそう。その子!」
和也「上村さんか。どんな子なんだろう。」
朝食を食べ終えて体育館に集合する。
最終日なので午前中にみっちりダンスレッスンをする。
ただでさえ暑いのに、体育館の中なので更に蒸し暑さがます。
白石「はーい!一回休憩しましょう。」
『はーい。』
暑さのせいか、それとも疲労のせいか、みんなぐったりしている。
白石「佐藤くん。ちょっとお使い頼んでいいかな?」
和也「いいですよ。なにがいりますか?」
白石先生は小声で和也に伝える。
和也「わかりました。行ってきます。」
和也はおつかいにいった。白石先生からは「前の会議でアイドル部に部費を出して欲しいと言ったら、ちょっと貰えたのよ。だからこれで冷たい物とかアイスでも買ってきてあげて。」
そう言われたので近くのスーパーに買いに来た。買い物を済ませ学校に戻る。
体育館に付く。ちょうど練習が終わったタイミングだった。
和也「アイスと飲み物買ってきたよ〜」
『やった〜!!!』急に元気になるメンバー。
京子「あぁ〜生き返る。」
陽菜「うふふ。美味しいです。」
濱岸「ガリガリ君食べたことないな〜」
みんながアイスに夢中になってる中、ある異変に気づく。
美玲「ところで監督。その子は?」
久美「まさか上村さん?」
上村「はい。1年の上村ひなのです。私もアイス部に入れて下さい。」
「、、、」
美玲「監督どう言うこと?」
和也「ついさっきの出来事なんだけど。」
      〜10分前〜
もうすぐ体育館に着く時に人とぶつかりそうになった。
和也「すみません。」
???「私の方こそすみません。」
目の前に可愛らしい女の子がいた。
和也「怪我はないですか?」
???「大丈夫です。ぶつかってはないので。」
この子と目線が合わない。見ている先は和也が持っている荷物だった。
和也「先生にアイスを買ってくるよう頼まれちゃってさ。よかったら1ついる?」
???「この学校はアイス部があるんですか?私入りたいです。」
和也「アイス部?何のこと?」
???「あっ申し遅れました。私は1年の上村ひなのです。」
(あっ、この子が朝佐々木さんが言ってた上村さんか)
上村「私も部活に入りたいので、皆さんのところに連れてって下さい。」
和也「と言うわけなんです。」
久美「上村さん勘違いしてるけど大丈夫?」
陽菜「アイドルとアイス似てるからいいと思いますよ。」
河田さんが不思議な発言をしていた。
上村「上村ひなのです。よろしくお願いします。」
美玲「よろしく!!上村さんはダンスの経験ある?」
上村「ダンスはない。でも資格ならあります。」
潮「何の資格があるの?」
上村「ソーシャルマナー3級!」
そう言ってお辞儀をした。
一同「、、、」空気が一度とまる。
京子「ソーシャ、ソーシャル?」
上村「ソーシャルマナー3級!」
またお辞儀をした。
一同「、、、」再び空気がとまる。
久美「とにかく入ってくれてありがと!」
美玲「ようこそ!アイドル部へ!」
上村「??アイドル?」
白石「佐藤君ちゃんと後で説明しといてね。なんだか詐欺みたいになっちゃう。」
和也「はい。わかりました、、、。」
上村「アイスおいしい♪」
こうして超天然系女の子の入部と共に、合宿は幕を閉じたのであった。

■筆者メッセージ
ひなのさん登場しました。
ほとんどひな恋をベースにしました。
残りは影山さんと新3期ちゃん。
出すタイミングが難しい!!
しゃもじ ( 2021/04/29(木) 11:27 )