日向高校




























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第2章
合宿計画
翌朝、和也の方が先に目を覚ました。
横には和也の腕に抱きついて寝ている美玲がいる。
動いたせいか美玲が起きる。
美玲「和くんおはよー。」
起き上がり体を伸ばしている。
和也「美玲、、、服着てないよ?」
美玲ははっとして身体を布団で隠し
美玲「和くんの変態!!!」
美玲は口を尖らせて怒っていた。
服を着て、下に行き朝ごはんを作る。
朝ごはんを食べ終えて、一息ついていた。すると美玲が
美玲「ねぇねぇ、合宿って出来ないかな?」
和也「合宿?」
美玲「そう。メンバーも増えて、ダンスも歌の練習も本格的になってきたけど、やっぱり練習量が足りないと思うんだよね。GWに3日間ぐらいの合宿出来ないかなーって。」
和也「そうだね。本当なら土曜日も練習した方がいいかもね。合宿の件は、明日白石先生に聞いてみるよ。土曜日の部活は明日佐々木さんに相談しよ。」
美玲「うん。ありがとう。」
そう言うと美玲は抱きついてくる。
昨日のことがあったから積極的になれたそうだ。
美玲が昼から家の用事があるため帰る準備をする。
家を出る前に軽くキスをしてきた。
美玲「ありがとう。また来ていい?」
和也「もちろん。いつでもおいで。」
玄関を開けた瞬間、『あっ』なんと富田さんが犬の散歩をしていたのだ。
鈴花「みーぱんさんと監督。なんで一緒いるんですか?」
最悪だ。和也がテンパっていると
美玲「監督に合宿の相談をしに来たんだぁ」
美玲がニコニコとしながら答える。
鈴花「合宿。そうなんですね!てっきり監督の家に泊まったかと思いましたよ」
和也「たまたま美玲が近くに来ていたみたいで、寄ってくれたんだ」
それを聞いた富田さんは、納得したのかしてないのか分からないが、ニヤニヤしていた。
鈴花「それじゃ私は散歩の途中なんで失礼しますね」
富田さんは言ってしまった。
美玲「鈴ちゃんのお家真横なんだー?」
和也「うん。すっかり忘れてたよ。」
美玲「いいな〜。」
和也「ん?なんか言った?」
美玲「なーんも!行こ!」
美玲を家まで送って行った。
翌日、朝一で白石先生の所に行き合宿の相談をした。
白石「合宿?いいかもね。ただ、まだちゃんとした部費をもらえないから、学校でやりましょうか。」
部活時間になり、合宿のことを伝える。
ただ、佐々木さんと美玲にしか
学校で合宿するとは言ってない。
絶対2人文句を言うからだ。
その2人が盛り上がっていた。
史帆「合宿だって〜楽しみ!」
彩花「花火いるね!」
浮かれていた。その様子を見た佐々木さんが
久美「遊びじゃないからね!やる事はちゃんとやろうね!」
と、喝を入れてくれた。やはり佐々木さんをキャプテンにしてよかった。
そんな事を思ってると富田さんが横に来た。
鈴花「ほんとに昨日合宿の話してたんですね〜!」
和也「本当だよ!」
真実を言ったらまた追い詰められるので伏せておいた。
みんなが盛り上がっていた中で
丹生さんと渡邊さんが暗い顔をしていたので、和也は少し気になっていたのだった。

しゃもじ ( 2021/04/27(火) 03:46 )