日向高校




























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最終章
初めての刺激と抑えきれない感情
ひなのにキスをする。
それは優しく触れるだけのキス。
ひなののことを傷つけない様に、優しく唇を重ねる。

「んっ…はぁっ…」ひなのはキスに慣れてないないのか、時々苦しそうな表情をして息継ぎをする。

和也「ひなの?少し口を開けてくれる?」
和也は一度唇を話して、ひなのを見つめる。
ひなの「お口をですか?こうでしょうか…?」
ひなのは不思議そうに小さく口を開ける。

和也は頷き、再びキスをする。
そして、舌をひなのの口の中に侵入させていく。
「んっ!!」ひなのは驚き、大きく目を開ける。

ひなのの性の知識は保健体育で習った知識しかない。
それはとても基本的なこと。妊娠の仕方や、避妊の重要性ぐらいだ。
全く興味がなかったわけではないが、今まで異性を好きになることがなかったので、知識を深める機会がなかった。

驚いているひなのとは対照的に、和也は冷静に口の中で、ひなのの舌を探す様に自分の舌を動かす。
ひなのの舌を見つけると、優しく絡める。

ひなのにとって初めての刺激が襲いかかる。
自分の舌と和也の舌が触れ合い、蛇の様に絡み合う。
それはとても気持ち良く、何故か落ち着いた気持ちになる。
大きく開いていた目は閉じており、初めは和也の舌だけが動いている状態だったが、いつの間にかひなのも無意識に舌を動かしている。

『ジュル…ジュルル…』
初めて聞く音が部屋内に響く。
その音は更にいやらしい気持ちにさせていく。

しばらくして和也は顔を離していく。
自分の口から触れ合う物が離れていくと、ひなのは寂しそうな表情をした。

和也「どうだったかな?」
ひなの「……です…」
和也「んっ?」
あまりに小さい声だったので、和也は優しい表情で聞き返す。
ひなの「すごく…気持ちよかったです…」
小さい声だったが、次ははっきり聞こえた。

和也「そっか。ならよかったよ」
和也はひなのの頭を撫でる。
ひなの「もう一度やってくれませんか?」
和也「もちろん」
口の中に先程の刺激が広がる。
ひなのは手を和也の背中に回し、少しだけ『ギュッ』と引き寄せる。
それは少しでも長くしてもらう為に、ひなのがとった精一杯の行動だ。

しかし、ひなのがとった行動は和也の理性が飛ぶきっかけを作ってしまった。
和也はひなのの事を傷つけない様にしていた。
だが、ひなのが背中に腕を回し、抱き寄せたことで我慢していた感情が爆発する。

口の中に侵入した舌は、ひなのの舌を見つけるとさっきとは違い、激しく絡まる。
想像していたよりも強い刺激がひなのを襲い、キスをしているだけなのに身体が『ビクッ、ビクッ』っと反応し、「んっ…んんっ…あっ…」ひなのから吐息が漏れ始める。
溢れ出す吐息が更に和也を興奮させる。

和也の手が少しずつひなのの上半身を移動していく。
そして、少し控えめな膨らみの上で止まる。

『むにゅ』新たな刺激がひなのに襲いかかり、思わず目を開けてしまう。
和也「ひなの…ずっと気になってたんだけどさ」
顔を離した和也がずっと疑問に思っていたことを確認する。

和也「もしかしてブラしてない?」
ひなの「……。聞かないで下さい…」
ひなのは顔を真っ赤にして、恥ずかしがった。

和也「……。ごめん。これ以上は無理かも…」
ひなのの仕草がとても可愛く感じ、ひなのが着ているスウェットに手をかけて、脱がしていく。

ひなの「えっ…先輩…!?」
あまりに突然な和也の行動に驚くひなの。
抵抗する間も無く、あっという間にスウェットを脱がされて、上半身裸の状態になってしまったのだった。

■筆者メッセージ
遅くなりました!!
しゃもじ ( 2022/09/04(日) 09:38 )