日向高校




























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最終章
秘密の行為
和也「えっ…ちょっと…」
好花の行動に焦り出す和也。しかし、好花の方を見ても、目を瞑ったままだった。
さすがに寝ぼけてここまではならない。
タヌキ寝入りをしていることは間違いないが、両手が塞がれてはどうにもならない。
声を出すにも横では鈴花が寝ている。
下半身に僅かに与えられる刺激に耐えながら、好花側の手を無理矢理動かす。

すると、「あっ…」微かに好花の吐息が漏れた。
和也は不思議に思いながらも、手を抜くために動かし続ける。

好花「あっ…んんっ、だめ…です。動かしたらだめ…あっ…」
和也の手の甲が好花の秘部に擦れていた。
和也「起きてるじゃん…」
好花「はぁ…はぁ…バレちゃい…ました…」
和也「とりあえず、この手を退けてくれるかな?」
好花「なんでですか?先輩の大きくなってますよ…?」
和也「そ、そうなんだけどさ…」
改めて言われると恥ずかしくなり、顔を背ける。

好花「ねぇ、先輩?こっち向いて?」
和也「どうしたの?」
和也は再び顔を好花の方に向ける。
すると、絡めていた腕を外して顔を和也に近づけた。

和也と好花の唇が重なった。
離れては重なる、その状態がしばらく続く。
和也は動くことが出来ないので、好花が和也の頬に手を当て、自らの意思で動いている。

そして、それは次第に激しくなっていく。
再び唇を合わせると、好花の舌が和也の唇に触れる。
それを合図に口を開けると、舌が口の中に侵入する。
和也の舌を探すために口内で動き回り、見つけるとすぐに絡まり合った。

『グチュ、チュッ、グチュ、チュパッ』
少しすると、絡み合う舌が音を鳴らす。
隣に鈴花がいることもあって、その音は小さかったが、和也と好花にははっきり聞こえる。

和也はキスをしている最中、少し気になることがあった。
(鈴花…なんか動いてる…?)
さっきまで当たってなかった手の甲に何かが触れている気配がする。

試しに鈴花に抱かれている手に力を入れて、動かしてみる。
すると、『ビクンッ』と少し鈴花の身体が反応した。

好花「はぁ…はぁ…どうかしましたか?」
和也「ううん、なんでもないよ。鈴花、起きないかな?」
好花「どうでしょう?」
好花は身体を起こして、鈴花を確認する。

好花「うーん、たぶん寝ていますね〜」
好花は再び横になり、和也を見つめる。
好花「続きできますね?」
和也「なんか今日の好花は積極的だね?」
好花「先輩がなかなか相手をしてくれないですからね?私だって寂しいんですよ?」
好花はそう言うと再びキスをし、舌を絡ませる。

和也はキスをしながら、手を動かした。
「あっ…んっ…あぁっ…」小さく喘ぎ声が漏れる。
しかし、その喘ぎ声は好花からではなく鈴花からだった。

好花「えっ、鈴!?」
好花にも聞こえたのか、キスをやめて鈴花の方を見る。
和也「やっぱり起きてたんだね?」
鈴花「はぁ…はぁ…はい…」
好花「もしかして聞いてた?」
鈴花「……。うん…」
好花「うそやん!めっちゃ恥ずかしい!」
好花は枕で顔を隠す。

鈴花「ごめん、話しかけるタイミングがなくて」
和也「なら、公平に鈴花にも恥ずかしくなってもらおうか?」
鈴花「えっ…?」
好花「どういうことですか?」
この後、和也は2人が驚く提案をするのであった。

しゃもじ ( 2022/06/04(土) 10:53 )