日向高校




























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最終章
合同ライブの依頼
波乱のバレンタインが終わり、平和な1日が戻ってきた。

和也「おはよ」
紗理菜「和也くん、おはよ〜!」
教室に入ると、いつも通り先に登校している紗理菜と挨拶をする。

席に座って紗理菜と話していると、「和くーん!!」と廊下からいつも通りの呼ぶ声が。

史帆「和くん、みーっけ!」
美玲「和くん、なっちょおはよ〜!」
毎日のルーティンかの様に史帆と美玲が教室に来る。
和也はこんな平和な1日が大好きだった。
しかし、平和の後に揉め事が起こるのがお約束だった。

白石「みんなおはよー。和也くん、ちょっと」
白石が教室に入ってきて和也を呼ぶ。
和也「どうしましたか?」
白石「お昼休みにお話があるから、職員室にきてもらえる?」
和也「は、はぁ。わかりました」
白石と話が終わり、自分は席に戻る。

美玲「どうしたの?何かあった?」
和也「まだわかんない。昼休みに職員室に来てだってさ」
史帆「和くん、何かしたの?」
和也「何もしてないと思うけど…」
美玲が心配そうな目で和也を見る。

和也「大丈夫だって。ねっ?」
そう言って美玲の頭を撫でた。
美玲「うん…。」
史帆「ありゃ?としちゃんは〜?」
和也「はいはい」
史帆の頭も撫でると、嬉しそうに目を細めた。

昼休み。和也は白石の所に向かった。
職員室に入ると、白石の近くに1人の女子生徒が立っていた。
和也「お待たせしました」
白石「お昼休みに悪いわね。それで、早速なんだけど、校長先生からライブの依頼がありました」
和也「校長先生から?いつですか?」
白石「3年がもうすぐ卒業でしょ?卒業式の前に見送る会があってそこで」
和也「なるほど。それで、この方は?」
和也と白石の視線が隣にいる女子生徒に向く。

白石「この子は吹奏楽部の部長さん。今回のライブは、アイドル部と吹奏楽部の合同ライブになります」
和也「合同ライブ!?」
白石「そう。吹奏楽部の演奏でね!」
和也「そういうことですか」
白石「それでね、和也くんに少しの間だけ吹奏楽部に行ってほしいの!」
和也「吹奏楽部に?それはなぜでしょう?」
白石「今回もピアノを弾いてほしいの。だから、一緒に練習をね?」
和也「わかりました。なら、少しの間、お世話になります」
和也は部長の女の人に頭を下げた。
部長「こちらこそ。よろしくお願いします」
白石「みんなには私から伝えておくわね!」
話が終わり、職員室から出て行く。

和也「それじゃ、放課後音楽室に行くんで」
部長「はい、よろしくお願いします!」
彼女が手を振って2人は別れた。

その姿を偶然見ている人がいるとも知らずに…。

■筆者メッセージ
明日はサイドストーリーを更新します!

この章を最後に1回こっちは終わらせます!
(長くなり過ぎて、作る時にスクロールするのが面倒なため!笑)
すぐに日向高校2を作ります!笑
しゃもじ ( 2022/05/08(日) 18:09 )