日向高校




























小説トップ
第22章
内緒の企画
美玲「お待たせしましたぁ〜!」
美穂「みーぱんさんと私の特製カレーでーす!」
出来上がったカレーと共に現れた、美玲と美穂。
母「美味しそうね〜!」
父「本当だな!いただきます」
2人はカレーをひと口、口の中に入れた。
母「うんっ!美味しい!」
父「うまい!美玲ちゃんと美穂ちゃんすごいなー!」
美玲「やったぁ〜!」
美穂「褒められましたぁ〜!」
2人は喜び、ハイタッチをした。
母「和也が1人で暮らしている時も、時々作ってもらってもいいかしら?」
父「たぶん和也のことだから、コンビニとかで買ってきて済ませそうだからな」
美穂「もちろんです!!先輩のことは任せて下さい!」
美玲「うん!でも、和くんも意外としっかりしてるんだよ?昨日もとしちゃんの妹ちゃんの為に、お子様ランチ作ってたんだぁ!」
父「和也がお子様ランチ?」
母「そうなのね…あの子もちゃんと成長してるのね…」
美玲の話を聞いて、泣きそうになっている和也の母。

史帆「和くんの悪いところは浮気癖があることぐらいかなぁ〜!」
京子「そうそう!無意識で相手の気を引くんだよね〜!」
彩花「そこは私たちがしっかりしないとね!」
美玲たちが話していると、史帆、京子、彩花が話に混ざった。
母「あらあら、浮気癖があるのね。なら、今度、浮気したら怒ってもらっといていいかしら?」
史帆「うんっ!としちゃんに任せてぇ!」
史帆が逞しく返事をしていると、「人の親に、変なこと吹き込むの辞めてもらってもいいですか?」と後ろから和也が声をかけた。
京子「うわぁ!和!?」
彩花「もしかして、聞いてた?」
和也「聞いてたというか、それだけ声が大きかったら嫌でも聞こえるよ…」
美玲「あははっ、みーぱんは厨房に戻りまーす!」
美穂「みーぱんさん待って〜!私も行きます!」
史帆「あっ!みーぱんと美穂が逃げた!!」
京子「あっ!私もあのお客さんが呼んでたんだ!」
彩花「私もめいめいが困ってるから行かなきゃ!」
史帆「あーっ!京子とおたけまで〜!としちゃんを置いてかないでくれぇ〜!」
京子と彩花も無事に逃げ出すことができた。
それに続いて史帆もその場から逃げ出した。
和也「まったく、困った人たちだ」
母「ふふっ、そんなこといいながら、楽しそうじゃない」
父「本当に良い子たちだな」
和也「そうだね。みんなといると飽きないよ」
真夏「ねぇねぇ、まなったんに浮気してもいいよ〜!」
七瀬「いやいや、親の前で浮気宣言はやばいやん!」
母「ふふっ、まなったんちゃんならいいかもね!」
和也「いつからまなったん呼びになったんだ…」

しばらくして、両親と七瀬さん達が帰ることになった。
母「なら、また明日ね!」
別れ際に、母さんが七瀬さん達にそう言っていた。
母「みんなもまた明日ね」
菜緒「はーい!!ママ、パパありがとう!」
和也「ねぇ、また明日ってなんのこと?」
菜緒「内緒〜!!明日までのお楽しみでーす!」
和也「なんか嫌な予感しかしないんだけど…」
久美「和也くーん!ちょっと手伝って!」
和也「うん!今行くよ!」
和也はモヤモヤしながら、仕事に戻るのであった。

しゃもじ ( 2021/10/25(月) 20:03 )