日向高校




























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第22章
学園祭 2日目
和也「凄いね…」
開店の準備が終わり、教室の窓から外を見ると、昨日以上の人が並んでいた。
優佳「本当だね…」
紗理菜「たぶんこれが原因だよ」
紗理菜がスマホを見してくれる。
和也「#日向町のアイドル…?」
そこには、昨日のライブがSNSにあげられた。
史帆「この動画のおかげで、私たちは絶賛バズってます!」
陽菜「ふふっ、陽菜たちは人気者です!」
みんなは嬉しそうな顔をしていた。
美玲「和くんのこともあがってるよ!」
和也「えっ?俺も!?」
次に美玲がスマホを見してくれる。
和也「#イケメン執事……勘弁してくれ…」
美穂「なんなら、私たちより先輩の方が人気でてますよ!」
愛奈「これはまた怒涛の日々がきそうやなぁ」
和也「せっかく最近平和になったのに…」
菜緒「和くん!浮気したら許さないからね!」
菜緒が頬を膨らませて、少し怖い顔をする。
和也「しない、しないって!だから、怖い顔しないの。せっかくの可愛い顔が台無しだよ」
菜緒「もう、すぐそうやって言うんやから〜」
菜緒が頬に手を当てて喜んでいる。
美玲「こらぁ〜!!イチャイチャすんなぁ〜!」
美穂「先輩!!そういうとこですよ!」
史帆「ねぇ〜としちゃんは〜?としちゃんにも可愛いって言ってよ〜!」
陽菜「陽菜も陽菜も!!和くんから可愛いって言われたいです!」
和也「ははっ、みんな可愛いよ…」

みんなと話していると、開店、5分前になり、廊下には凄い人の列が出来ていた。
すると、突然「うわぁ〜!!」と廊下が賑やかになる。
何事かと思いドアを開けると、「和也くん(先輩)助けてください!」と走り込んできた。
和也「みんな!どうしたの?」
彩花「昨日のライブで、凄いことなっちゃって!」
京子「たくさんの人が押しかけてきて!」
久美「握手や写真を求められて!」
美玖「逃げる場所がなくて!」
鈴花「先輩の所に逃げ込んできました!」
ひなの「先輩、助けて下さい!」
好花「どこにいても落ち着かんわぁ〜」
和也「助かるもなにも、もう開店しちゃうし…どうしよう…」
どうするか悩んでいると、校内放送が流れる。
『みなさん、日向高祭2日目です!今日も盛り上がっていきましょ〜!!』
最悪のタイミングで2日目が開始した。
放送と共にドアが開いて、教室はあっという間にお客さんで埋め尽くされた。
「うわぁ!アイドル部のメンバーが全員いる!」
「私、丹生ちゃん推しだなぁ〜!」
「鈴花さん!こっち向いて!」
「あっ!和也さまがいる!和也さま〜!」
和也は手を引かれて、テーブルに連れてかれた。
和也「と、とりあえず、みんな接客お願い!」
芽依「えっ、えっ!接客!?」
ひより「そんな急にですか!?」
「すみませーん!注文お願いします!」
明里「あっ、はい!!今行きます!」
「こっちもお願いしまーす!」
愛萌「はぁ〜い!今行きまーす!」
未来虹「さすが愛萌さん。もうなりきってる」
森本「私たちも頑張らなきゃ!」
山口「うんっ!でも、どうすればいいのかな?」

こうして、学園祭2日はアイドル部で接客することになるのであった。

しゃもじ ( 2021/10/23(土) 16:01 )