日向高校




























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第21章
どのメイドが1番?
和也「ただいま。って何が起きてるの?」
史帆「あぁ〜!和くんおかえり〜!どうどう?似合うかなぁ〜?」
美玲「こさかなは大丈夫だった?」
陽菜「ふふっ、師匠!なんでも言ってくださいね!」
美穂「お帰りなさいませ!ご主人様!」
和也「菜緒は大丈夫だったけど、なんでメイド服着てるの?」
史帆「なりたかったんだよねぇ〜メイド!やっぱりとしちゃんが1番可愛い?」
美玲「みーぱんだよね!ねぇ〜!」
美玲が手を握って振り回す。
美穂「せんぱぁ〜い、私が1番ですよね?」
美穂が甘い表情をしている。
陽菜「弟子としてはここで負けるわけにはいかねぇ〜ので!」
『どのメイドが1番ですか?』
みんなそれぞれポーズをとって和也に聞いてくる。
和也「みんな可愛いよ。みんな似合ってるよ」
愛奈「なんや、無難な答えやな」
愛奈からの鋭いツッコミがはいる。
和也「てか、みんなは自分たちの教室に戻らなくていいの?」
和也は話を逸らすために、みんなに聞いてみた。
すると、『あっ!!』みんなの表情が一変する。
史帆「どうしよう!きくちゃんに怒られちゃう!」
美玲「すぐ戻るって約束したのに!」
美穂「陽菜を連れ戻すために来たのに!」
陽菜「陽菜は2年生で師匠と同じクラスだから大丈夫です!」
美穂「訳わからないこと言ってないで、着替えてすぐに戻るよ!」
史帆「和くん、一緒についてきて」
和也「俺が行っても変わらないと思うよ」
美玲「大丈夫!今の和くんは無敵だから!」
和也「無敵?何のこと言ってるの?」
美玲「ふふっ、とりあえず着替えてきまーす!」
美玲達は教室を出て行った。

       〜5分後〜
史帆「よし!開けるよ!」
美玲「うん!でも、そーっとね!」
『ガラガラガラ』史帆達がドアを開ける前にドアが開いて、そこに久美が立っていた。
久美「おかえり!遅かったね!」
久美は笑っていた。
すると、史帆と美玲は和也の後ろに隠れた。
史帆「みーぱん。きくちゃん、ものすごく怒ってるよ」
美玲「うん。めちゃくちゃ怖い」
和也「えっ?久美、笑ってるから怒ってなくない?」
史帆「いやいや、あの笑顔は作り笑顔だよ」
美玲「和くん、助けてぇ〜!」
和也「ちょっと〜!」
背中を押されて久美の前に立たされた。
すると、久美は和也を下から上の順で見る。
和也「あの〜。どうかしましたか?」
久美「和也くん、すごい似合ってるね〜!かっこいいじゃん!」
和也「あっ、この格好か。ん〜、俺的には恥ずかしいんだけどね!」
久美「これは絶対に全校の女子の注目の的になっちゃうな〜!そうだ!今のうちに写真撮ってもいい?」
和也「うん。いいよ」
久美とツーショットを撮った。
久美「やったね!ありがと〜!」
史帆「おぉ!さすが和くんだぁ!きくちゃんのご機嫌がよくなった!」
美玲「うん!さすが無敵の和くんだぁ!」
2人はコソコソと話している。
久美「それじゃ、準備があるからまたね!2人とも、ゆっくり話そうねぇ〜!」
史帆「うわぁ〜!やだぁ〜!全然機嫌良くなってなかったぁ〜!」
美玲「和くーん!助けてくれぇ〜!」
『ガラガラガラ、パタン』
2人は久美に連れたれて教室の中に入って行った。
久美「こらぁ〜!今まで何してたの!」
史帆・美玲「うわぁーん!ごめんなさーい!」
教室の中から、怒る久美の声に、怯えている史帆と美玲の声が聞こえる。
和也は廊下で苦笑いしか出来なかった。

その後、授業が終わって、部活を行い家に帰宅した。
和也「ただいま。疲れたからお風呂入るね」
母「おかえりなさい!そういえば土曜日…」
母さんが何かを言っていたが、最後の方が聞き取れなかった。
和也は特に気にしてなかったが、それがきっかけでメンバーに怒られることになるとはまだ知らなかった。

■筆者メッセージ
夜に乃木坂高校をもう1話投稿します!
しゃもじ ( 2021/09/10(金) 20:47 )