朝食を食べ終わって部屋に戻ってきた3人。
和也「苦しい。食べすぎた」
美玲「いっぱい食べてくれて嬉しい！」
史帆「今日の夜も食べさせてあげるね」
修学旅行に来て、毎回の様に食べさせてられている。
和也「ありがたいけど、もう少し適量がいいな」
史帆「まだ時間あるし、今のうちに和君にくっつかなきゃ！」
美玲「みーぱんも！えいっ！」
2人が抱きついてくる。
和也「・・・。話聞いてないよ」

少しの間くっついて、2人は準備を始める。
史帆は洗面所に化粧をしに行き、美玲は着替えを始める。
美玲「う〜ん。どっちの服がいいかなぁ？」
美玲は今日着る服で悩んでいた。
美玲「和君はどっちの方が好き？」
和也「う〜ん。右に持っている方かな」
美玲「そっか！ならこっちにする！」
美玲は和也が選んだのと逆を選んだ。
和也「あれ？気に入らなかった？」
美玲「ううん。違うよ？和君が選んでくれた方は、和君がいる時に着たいんだぁ！」
和也「そうなんだ。なんかありがと」
美玲「えへへっ、どういたしまして！着替えるから目をつぶってて？」
和也は美玲に言われた通り目をつぶった。少し経つと唇に柔らかい物が触れる感触がした。
美玲「和君、もういいよ？」
目を開けると美玲の顔が目の前にあった。
美玲「この服どうかな〜？」
美玲は何事もなかった様に話す。
和也「うん。可愛いよ。似合ってる」
美玲「やったぁ〜！嬉しい！」
史帆「みーぱん、終わったよ〜！」
史帆の化粧が終わったみたいだ。次に美玲が洗面所に向かった。
史帆「んん〜？和君の唇がなんかツヤツヤしてるぞ！」
和也「あははっ、なんでかな〜？朝ごはんのせいかも」
史帆「これはリップだね！みーぱんだなぁ〜！なら、としちゃんも〜！」
史帆は和也にキスをして、和也の唇に付いた美玲のリップ舐めた。
史帆「うん！これで大丈夫だよ！」
和也「あ、ありがとう。なんか大胆だね」
史帆「うふふっ、もっと大胆なことする？」
史帆が和也の下半身に手を伸ばす。
和也「いやいや、時間ないし美玲もいるからダメだって！」
史帆「あははっ、冗談だよ〜！着替えるから目をつぶってて！」
和也は再び目を閉じた。少しして、史帆の着替えも終わり、美玲の化粧も終わった。
和也「もうそろそろ時間だし行こっか」
2人は頷いて部屋を出た。

ホテルを出て、集合場所の駐車場に向かう。
美玲「和君、ならまた後でね！連絡するね！」
史帆「寂しいけどまたね！」
美玲と史帆は自分たちのクラスの集合場所に向かう。
和也は自分のクラスのバスに乗り込んだ。
優佳「監督〜！こっちだよー！」
優佳が1番後ろの席で和也を呼んだ。
和也「席取っててくれたんだ。ありがとう」
優佳「いえいえ！なっちょとまなふぃも一緒に取っててくれたんだ」
和也「2人ともありがと」
紗理菜「いいよ！あと、和也君これ」
紗理菜が薬を渡してきた。
紗理菜「今日の朝も食べすぎたでしょ？胃薬をもらったから飲んでね」
愛奈「さすがなっちょやなぁ〜！」
紗理菜「和也君が元気ないと後輩ちゃん達がかわいそうだからね」
和也「ありがと。紗理菜は本当に優しいね」
紗理菜「そんなことないよ〜」
紗理菜の顔が何故か少し赤くなっていた。
白石「みんな集まったわね？じゃあ移動しまーす！」
バスは次の旅行先の旭川に向かった。