日向高校




























小説トップ
第18章
修学旅行初日
ついに修学旅行の日になった。一度学校に集まって、バスで空港に向かい北海道に向かう。朝が早いのと荷物があるので、母さんに車で送ってもらう。
母「和也、帰ってきたらちょっと話があるの」
和也「帰ったら?今じゃダメなの?」
母「帰ってきたらの方がいいと思うわ」
和也「わかった。送ってくれてありがと。行ってきます」
学校に着いて、集合場所に向かう。
和也「みんなおはよう」
紗理菜「佐藤君おはよ〜!」
優佳「監督!おはよ!なんか元気ないね?」
愛奈「もしかして楽しみで眠れなかったん?」
和也「かもね。みんなは眠れた?」
紗理菜「私も眠れなかったよ〜!北海道楽しみだなぁ〜!」
クラスのみんなと話していると、かとし達が集まってきた。
史帆「みんなおはよ〜!うぅ〜眠たーい」
美玲「寝坊助の史帆からしたら、この時間は辛いだろうね」
久美「としちゃん目が開いてないよ?」
史帆「和君〜バスの中で膝枕して〜」
和也「クラスごとでバスに乗るから、かとしとはバス違うよ?」
史帆「えっ?そうなの?」
かとしはびっくりして、目が覚めたみたいだ。
美玲「そうだよ?史帆、先生の話聞いてなかったの?」
史帆「えーっ!!なら、今日は和君と一緒に居れないの?」
久美「そういうことだね。初日はクラス行動だからね」
史帆「寂しい〜やだぁ〜!」
かとしはそう言うと和也に抱きつく。
美玲「みーぱんも寂しい〜!」
美玲も和也に抱きついた。
美穂「としさんとみーぱんさんは朝から何してるんですか〜!」
1年生達も和也の元に集まってきた。
美玲「だって、今日、1日和君といれないんだよ?」
史帆「そんなの寂しいから、今のうちにくっついとかなきゃ!」
美玖「あっ!確かにそうですね!次は私の番でいいですか?」
和也「でも、そろそろ出発の時間だから時間ないよ?」
鈴花「ほんとだ!えぇー私の番まだなのに〜」
菜緒「しょうがないよ。みんなに迷惑かけちゃうからいこ?」
愛萌「あれれ〜?菜緒が大人しく引き下がるなんて珍しいね〜!」
菜緒「えっ?いつもと変わらないよ!」
明らかに焦っている菜緒。
好花「もしかして、昨日の内に先輩にくっついたとか?」
菜緒「そ、そんなことあるわけないやん!ほらっ!早く行くよ〜」
菜緒は急いでその場から離れた。みんなの予想通り、「明日は一緒にいれないから、今のうちにギュッてして?」と菜緒は昨日の内に和也にくっついていたのだ。
久美「ほらっ!としちゃん達もバスに行くよ!」
久美がかとしと美玲の手を引っ張って、自分たちのバスに向かった。そして、和也達も自分たちのクラスのバスに乗る。
白石「みんな集まったわね?それじゃ出発しまーす!」
バスは空港に向かって走り出す。
優佳「白石先生、バスガイドさんみたいだね」
紗理菜「ほんとだ!あんな美人なバスガイドさんがいたら、絶対好きになっちゃうよ!」
愛奈「佐藤君、スマホなってない?」
和也「ほんとだ。ありがと」
和也はスマホを確認すると、メンバーからメッセージが来ていた。
史帆「和君、寂しいからメッセージしよ」
美玲「和君〜!夜、お部屋にお邪魔するからね」
彩花「和也君、明日は私たちと行動だからね!」
京子「次のサービスエリアでラーメン食べない?」
美穂「先輩!ホテル着いたら時間ありますか?」
陽菜「和君、今何してますか〜?」
ひなの「先輩、北海道で一緒にアイス食べてくれませんか?」
他のメンバーからもたくさんメッセージが来ている。
愛奈「誰かからメッセージでもきたん?」
和也「うん。かとしとか美玲とかから。てか、ここに居ないメンバー全員から」
優佳「みんな監督がいなくて寂しいんだね」
紗理菜「みんな可愛いね〜!佐藤君、ちゃんと返事してあげてね」
愛奈「私達は空港に着くまで寝るから、着いたら起こしてなぁ〜」
和也「えっ?寝ちゃうの?」
優佳「おやすみなさーい!」
本当にみんなは寝始めた。そして、和也は空港に着くまで、メンバー全員とメッセージをしていたのであった。

しゃもじ ( 2021/07/05(月) 08:20 )