日向高校




























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第17章
大忙しな和也
BBQが始まってお肉を焼き始める。と言っても、みんなに焼かして怪我をされたら困るので、和也1人で焼いている。
史帆「和君、1人で大丈夫?」
久美「私達もやるよ?」
和也「大丈夫だよ。みんなは将来アイドルになるんだから、火傷なんて俺が困るから」
美玲「和君、ありがと〜!本当に優しいね」
彩花「そりゃ優しいですよね〜!みーぱんと史帆と京子にだけ手料理作っちゃってさ〜!」
久美「でも、前の合宿のときに彩は監督の料理食べなかったよね?」
彩花「そ、そんな昔の話はいいの〜!」
みんなは彩花の焦る姿を見て笑っていた。
お肉を焼いていると、テクテクとひなのが近寄って来た。
ひなの「先輩、全然食べれていませんよね?これ食べてください」
和也「ありがとう。ひと段落したら食べるからテーブルに置いておいてくれるかな?」
そう言うとひなのはジーッと見てくる。
和也「ひなのどうした?」
ひなのは箸でお肉を掴むと和也の口に近づけた。
和也「えっ?食べてってことでいいのかな?」
ひなのは大きく頷いた。和也はひなのが掴んでくれたお肉を口の中に入れた。
和也「うん。美味しい!ひなのありがと」
ひなのは顔を横に動かして喜んでいた。すると、「あーっ!!!」その光景を見ていたみんなが騒ぎ出した。
史帆「和君がついにひなのまでに手を出した〜!」
美玲「うえーん!和君の浮気者〜!」
彩花「和也君はやっぱり年下が好きなの!?」
菜緒「菜緒のなのちゃんが!!」
和也「いやいや、これはしょうがないというか」
好花「今日は私の退院祝いなのに、先輩全然構ってくれない〜!」
美玖「私も先輩と話したいのに〜!」
明里「美玖は明里と話そ〜!」
愛萌「せんぱ〜い。これもあ〜ん!」
愛萌が野菜を掴んで口に近づける。すると、それを鈴花が横から割り込んできて食べた。
愛萌「あぁ〜!なんでぇ〜!」
鈴花「愛萌が先輩を誘惑するから〜!」
美穂「鈴ナイス!愛萌の色気は先輩にはまだ早い!」
菜緒「和君あーん!」
菜緒がナスを口に近づけてきた。
和也「菜緒、俺、ナス苦手なんだけど」
菜緒「知ってる。浮気ばっかりする和君にお仕置き!」
菜緒が無理矢理ナスを口の中に入れ込んだ。それを見た陽菜がにんじんを和也の口の中に入れ込む。
陽菜「ふふっ、師匠はにんじん好きですよね!」
和也「いや、これ陽菜が嫌いな食べ物じゃん」
未来虹「和也先輩〜!お肉欲しいです!」
和也「ちょっと待っててね。今焼いてるから」
優佳「監督〜!めいめいと久美がおかしくなった〜!」
そちらに目をむけると、久美が変顔をしている。
芽依「おばけ〜!!!」
もはや何がなんだかわからない。
京子「和〜焼きそばまだ〜?」
和也「もう少し待っててね!未来虹!お肉焼けたよ〜!」
森本「監督〜!私にもお肉下さーい!」
紗理菜「佐藤君、忙しそうだからガムランボールの音色で癒やしてあげるね!」
愛奈「いやいや、それ持ってきたん?」
美玲「陽世〜!みーぱんが食べさせてあげるね〜!」
山口「美玲さんお母さんみたいですね」
ひより「みーぱんさん、ひよたんも〜」
みんなは自由に楽しそうに過ごしていた。そして1時間後。和也はテーブルに伏せて寝てしまった。
史帆「和君がなぜか疲れ果ててる!」
京子「やっぱり焼くのは大変なんだ」
美玲「和君、お疲れ様。みーぱんが膝枕してあげるね」
菜緒「みーぱんさん、私が膝枕しますよ!」
美玖「私でもいいですよ!」
みんなは誰が和也に膝枕をするかで争っていた。寝ていた和也はその事は全く知らないのであった。

■筆者メッセージ
だいぶ脱線したので、次回から修学旅行の話に戻します!
しゃもじ ( 2021/07/02(金) 10:22 )