買い物が終わって、森本さんの家に向かう。ひなのが唯一遊びに行ったことがあるメンバーなので、ひなのが道案内をしてくれる。
ひなの「もう少しで着きます。お荷物大丈夫ですか？私、もう少し待ちましょうか？」
和也「大丈夫だよ。ありがと。ひなのは優しいね」
ひなのにそう言うと嬉しそうに鼻歌を歌い始めた。そして、森本さんの家に着いた。
ひなの「茉莉ちゃんのお家はここです」
京子「まじで？」
史帆「なにこの大きいお家」
明里「噂は本当だったんだ」
彩花「入り口が門みたいになってるよ」
みんなが家の大きさに驚いていると、森本さんが迎えに来てくれた。
森本「みなさん、来てくれてありがとうございます！入ってください！」
森本さんの後に着いていくと、大きな庭に着いた。
久美「あぁ〜！やっと来たぁ〜！」
紗理菜「みんなお疲れ様〜。けっこう時間かかったね？」
史帆「いやぁ〜！なんか盛り上がっちゃってさ」
彩花「いっぱい買ってたら遅くなっちゃった」
美玲「そうなんだね！でも、なんで和君はあんなにぐったりしてるの？」
和也はみんなとの買い物で疲れ切っていた。
愛奈「なんでやろ？荷物が重かったとちゃう？」
陽菜「ふふっ、師匠は力持ちです！」
優佳「荷物持ち大変だったね〜！少し座って休んでて？」
和也「ありがとう。少しだけ休ませてもらうね」
和也はみんなが準備してくれた椅子に座った。目をつぶって休んでいると、「冷たっ！」頬に何か冷たいものがあたる。
和也「びっくりした〜！菜緒か〜」
菜緒「あははっ！びっくりしすぎたよ〜！買い物お疲れ様！これ飲んでね？」
菜緒が飲み物を差し出してくれる。
和也「ありがとう。助かるよ」
菜緒から飲み物を受け取ろうとすると、「ええっ！！どういうこと！？」準備をしているメンバーが騒がしくなる。
久美「なんで、昨日、としちゃんと京子が和也君のお家に泊まってるの！？」
史帆「へへっ〜いいでしょ〜！和君に料理作ってもらったんだぁ〜！」
京子「うん！めっちゃ美味しかったよ！」
彩花「手料理！？でも、和也君、料理苦手じゃなかったっけ？」
美玲「前、みーぱんの為にママに料理教えてもらってつくってくれたよ！すごく美味しかったんだよ！」
「はぁ〜！みーぱんの為に！？」みんなが更にヒートアップする。
芽依「えぇ〜、めいも手料理食べたい」
そして、菜緒が飲み物を持った手を引っ込める。
菜緒「和君のバカっ！！もう知らない！」
和也「えっ、菜緒！飲み物もらってない」
菜緒「自分で用意しなさい！！」
菜緒はその場から立ち去っていった。すると、美穂が飲み物を持ってきてくれた。
美穂「先輩、これ飲んでください」
和也「あっ、美穂ありがと」
和也は美穂からもらった飲み物を飲んだ。
美穂「飲みましたね？それじゃあ、お礼に今度私にも料理作ってください！」
美玖「あぁ〜！美穂だけずるい！私にも作ってください！」
好花「私も退院祝いで作ってくださいよ〜！」
未来虹「和也先輩！私も食べたいです！」
ひより「ひよたんはトマトとチーズが好きなので、それを使った料理がいいです！」
愛萌「せんぱ〜い！私は愛情たっぷりの料理がいいで〜す」
菜緒「こらっ！まなぁ〜！和君を誘惑ふるなぁ〜！」
みんなが和也の元に集まり、逃げれない状況になる。すると、救世主が現れた。
「あらあら、みなさん元気ですね」森本さんのお母さんが庭にきてくれた。
森本母「茉莉の母です。いつも娘がお世話になっています」
森本さんのお母さんが丁寧に挨拶してくれる。
久美「初めまして。部活のキャプテンの佐々木久美です。今日はありがとうございます。こんな大勢でお邪魔しちゃってすみません」
森本母「いいですよ。私もみんなに会いたかったので嬉しいです」
みんなは1人1人、自己紹介と挨拶をする。
和也「佐藤和也です。部活の監督をしてます」
森本母「あら！あなたが佐藤君ね」
お母さんはなにやら興奮している。
和也「そうですけど、何かありましたか？」
森本母「転校してきた時に、茉莉が面白い人に会ったって嬉しそうに言ってたの。だから、どんな人か気になってしまって。話通り優しそうな子でよかったわ」
森本「もう、ママ！変なこと言わないでよ〜」
森本母「ふふっ、なら、私はお買い物に行ってくるので、みんな楽しんで下さいね」
「はい！ありがとうございます！」みんなは返事をして、お母さんがいなくなったと同時に和也に駆け寄る。
史帆「和君！茉莉ちゃんのお母さんのあの言葉はなんなのさ〜！」
美玲「なんか意味ありげな感じだったよね」
和也「俺も分からないよ！でも、優しいお母さんだったね」
久美「また呑気なこと言ってるよ」
鈴花「さすが先輩。天然すぎて怒る気もなくなりますね」
山口「茉莉ちゃんのお母さん美人でしたね〜」
久美「もう1人天然の子がいたね」
なんだかんだでBBQの準備ができた。
久美「それじゃ、好ちゃんの退院を祝って、かんぱーい！！」
『かんぱーい！！』こうしてBBQが始まった。