昼休みになってみんなで部室に集まって修学旅行のことを話している。
鈴花「みんな行きたい所が違ってなかなか決まりませんね〜」
陽菜「なんで師匠は1人しかいないのですか？」
史帆「ほんとそれだよね〜。和君が何人もいたら、みんなの行きたい所行けるのに」
美穂「みんな先輩と周りたいので、流石に時間が足りませんね」
美玲「ねぇ〜和君。なんかいい方法ないかなぁ〜？」
和也「ん〜。みんなで全部を周るのは難しいからね」
優佳「そうだ！いいこと考えた！」
美玲「影どうしたの？？」
優佳「みんなで考えるからまとまらなかったんだよ！1日交代で周るのはどう？」
京子「ん？どういうこと？」
優佳「例えば2日目の自由行動の日は、2年で監督と、3日目の自由行動の日に1年と監督が一緒に周るのはどう？」
久美「それいいね！そうしよっか！」
好花「はい！それでは早速各学年で話し合いましょう！」
みんなは二手に分かれて話し合っている。和也は近くにいた紗理菜に話しかける。
和也「ねぇ、紗理菜。2日目はどこにいくの？」
紗理菜「確か札幌だったはずだよ？」
和也「なら3日目は？？」
紗理菜「朝から旭川に移動するはずだよ！」
和也「そうなんだ。楽しみだね」
愛奈「なっちょ〜！なにしてるの？早く話そ〜！」
紗理菜は行ってしまった。和也は話し合いに参加しようとしたが、みんなが当日までのお楽しみと、隠しているので参加出来なかった。仕方なく1人で椅子に座っていると久美が来た。
久美「和也君。今日、部活お休みだけど何か用事ある？」
和也「特になにもないよ？」
久美「そうなんだ！なら私の家でご飯食べないかな？」
和也「久美の家で？」
久美「うん。今日パパとママの帰りが遅くて、1人でご飯食べないといけないんだけど、寂しいし、この前ママと喧嘩した時のお礼もしたいから、和也君にご飯作りたくって」
和也「お礼なんていいのに。でも、久美が作ってくれるご飯食べたいから、おじゃましてもいいかな？」
久美「うん！ありがとう！和也君は何が食べたい？」
和也「うーん。久美の得意料理が食べたい」
久美「得意料理かぁ〜！餃子でもいい？」
和也「うん！餃子好きだからうれしいよ！」
久美「それじゃ、学校が終わったら買い物に行ってくるね！」
和也「荷物重くなるといけないから、俺も一緒に行くよ」
久美「和也君。ありがとう、優しいね」
久美は嬉しそうな顔をしていた。
史帆「きくちゃーん！ここどうかな？」
久美「今行くね！なら、また後でね！」
こうして、久美の家におじゃますることが決まった。