日向高校




























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第12章
ライブ後の夏祭り
菜緒のセンター曲も無事に終わり、日向高校アイドル部初めてのライブは終わった。
『ありがとうございました』みんなが客席に向かって礼をすると
『うおぉぉー』、『良かったぞ〜』
客席にからは大きな声が響く。みんながステージ裏に戻ってきた。
和也「みんなおかえり。本当に最高だったよ!」
美玲「あれ?和君泣いてるの〜?」
和也「泣いてないよ」
菜緒「嘘つき!意外と泣き虫やな〜」
史帆「そんな和君も可愛い〜!」
和也とは対象にみんなの顔は笑顔だった。
白石「みんな本当に頑張ったねぇ〜!」
白石先生がみんなに抱きついた。
美穂「あれ?生田さんは?」
七瀬「この後すぐに東京に戻らなかんらしくて、みんなのライブ観たらすぐ帰ったよ。最高だったよって言ってたで!」
京子「生田さんが?嬉しい!!」
みんなは生田さんに褒められたことで喜んでいると
松村「まいちゃーん!なーちゃーん!」
ステージ裏に櫻坂さんが来てくれた。
白石「さゆりん!来てくれたの?」
松村「あたりまえやん!最高だったよ!」
友香「みなさんこんばんわ。ライブ最高でした!」
松田「凄いかったです!幸せな気持ちになれました!」
久美「来てくれてありがとうございます!櫻坂さんのおかげでここまで出来ました!」
みんなは櫻坂と話していた。
ひかる「和也君。こんばんわ」
和也「ひかる、来てくれてありがとう。どうだったかな?」
ひかる「凄かったです!感動しました!」
和也「よかった。もし、櫻坂さんがライブすることになったら教えてね?」
ひかる「はい!その時は来てくださいね!」
白石「佐藤君!ちょっと来て〜!」
和也「ごめん!行くね!夏祭り楽しんでね!」
和也は白石先生に呼ばれたので、先生の元に向かう。白石先生は商店街の人と話していた。
白石「あのね、今度・・・」
白石先生から聞いた話は、今後のアイドル部にとって大事な話だった。
白石「佐藤君にお願いしたいんだけどいいかな?」
和也「自分に出来るかわかりませんがやってみます!」
商店街の人との話が終わり、みんなの元に戻る。
久美「監督、何話してたの?」
和也「ん?内緒だよ〜!」
美玲「あっ!隠し事した!」
史帆「ねぇ〜としちゃんだけに教えてよ〜!」
美穂「としさんだけずるいですよ〜!私も!」
和也「誰にも教えないよ!今はまだ内緒!」
彩花「監督のケチ〜!!」
和也はその日が来るまでみんなに内緒にすることにした。
陽菜「師匠!安心したらお腹空きました!早く夏祭り行きたいです!」
鈴花「よーし!今からみんなで夏祭り楽しみましょ〜!」
『おぉ〜!』みんなと夏祭りを楽しむ事になった。屋台を見ていると
史帆「ねぇねぇ和君。あれ欲しいなぁ〜!」
和也「ん?どれが欲しいの?」
史帆「あのぬいぐるみ!」
かとしは射的の屋台にあるぬいぐるみを指をさす。
和也「すみません。一回いいですか?」
おじさん「はいよ!彼女の前でいいとこみせてあげなよ!」
(前も同じようなこと言われた気が)
おじさんから一回分の球をもらう。
『パンッ』和也が撃った球は見事にぬいぐるみにあたり倒れた。
史帆「えっ?一発で!?」
和也「なんか前やった時にコツ掴んだんだよね」
おじさん「凄い彼氏だね〜!姉ちゃんいい男を見つけたね〜」
史帆「そうなんですよね〜!和君は私の自慢なんです!」
かとしはぬいぐるみを貰って、凄く喜んでいた。すると、『あ〜!!!』先に歩いていた数人が戻ってきた。
彩花「なんで史帆だけに?」
好花「これは普通の贔屓です!先生に言いつけてやる!」
菜緒「えー菜緒もほしい〜!」
美玲「和君!みーぱんはあれがいいな〜!」
史帆「え〜これはとしちゃんだけの特権なの!」
和也「あと残り四発分あるから、頑張って取るよ。どれがいい?」
みんなそれぞれリクエストする。和也はリクエスト通り景品を取った。
彩花「監督すごい!なんでそんなに上手いの?」
美玲「やっぱり和君はハイスペック男子だぁ〜!」
菜緒「トリケラトプスと一緒にベットに置かなきゃ!」
好花「監督からの初めてのプレゼントだぁ〜!」
史帆「う〜。としちゃんだけだったのに〜」
4人は喜んでいたがかとしは少し拗ねていた。
和也「今度、暇な時に遊びに行こうか?」
かとしが拗ねていたので遊びに誘った。
史帆「うん!!!行くっ!やったね」
かとしは笑顔になってくれた。
先に歩いていたメンバーと合流し、食べ物を買って移動する。
久美「ここが花火を見る穴場スポットだよ!」
和也「へぇ〜!確かに人はいないね」
鈴花「知る人ぞ知るところなんですよ!」
『バァーン』花火が始まった。
ひなの「うわぁ〜!綺麗です!」
菜緒「すご〜い!綺麗だ〜!」
愛萌「菜緒とひなのは引っ越してきて初めての、日向町の花火だもんね!」
史帆「あーあ、和君に浴衣姿のとしちゃんを見せたかったなぁ〜!」
和也「また今度見せてね?」
陽菜「しょうがないですね!私のも見せましょう!」
美玲「それなら今度隣町にあるお祭りみんなで行かない?」
美穂「いいですね!?その時はみんな浴衣でってのはどうですか?」
潮「それいいね!絶対楽しいよ!」
明里「監督も浴衣着るんですか?」
和也「浴衣持ってないから俺は着ないかな?」
史帆「うちのパパの貸してあげようか?」
和也「えっ?悪いからいいよ」 
史帆「いいよいいよ!遠慮しないで!」
ひより「ひよたん監督の浴衣姿みたいです!」
史帆「ほらね?だから浴衣着よ?」
和也「うーん。ならお願いしていいかな?」
史帆「うん!パパとママに言っておくね!」
みんなでお祭りに行く約束をした。
そして、花火も終盤に差しかかり、打ち上がる花火は凄さを増す。
久美「そろそろ終わっちゃうね」
美玲「今日この日のために頑張って来て本当によかった」
京子「また、ライブしたいね!」
高瀬「終わったあとの、声援が忘れられんわぁ〜」
潮「次のライブがいつになるかわからないけど、もっともっと上手くなろうね!」
美穂「これからも頑張るぞぉ〜!」
『オーッ!』みんなの絆が深まったように感じた。こうして、日向高校アイドル部の初めてのライブは終わった。

しゃもじ ( 2021/05/24(月) 21:00 )