日向高校




























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第9章
初めてのお泊まり
木曜日の夜。河田さんからメッセージが来た。
陽菜「お疲れ様です。土曜日のことで相談があります。」
和也「お疲れ様。どうしたの?」
陽菜「土曜日は何時に行きますか?」
和也「少し距離があるから早い時間に出ようとしてるけど、大丈夫かな?」
陽菜「起きれるかちょっと不安です。」
和也「起こそうか?」
陽菜「お願いしていいですか?」
和也「大丈夫だよ!」
とは言ったものの、最近の部活はハードで和也も起きれるか不安だった。和也はリビングに向かう。
和也「母さん。土曜日の朝起こして欲しいんだけど。」
母「いいけどどうしたの?」
和也「土曜日に河田さんと動物園に行くことになったんだ。東京に行くから、朝早く行こうと思って。ただ、最近部活がハードだから、俺も河田さんも起きれるか不安だったからさ。」
母「陽菜ちゃんと動物園。デートね!」
和也「デートというか、河田さんがパンダをみたいから、一緒に行くだけだよ。」
母「それをデートって言うんだけどね〜!そうだ!陽菜ちゃんに明日泊まってもらったら?」
和也「えっ?なんで??」
母「そっちのが絶対2人とも起きれるじゃない。」
(確かに確実に2人とも起きれるかな)
和也「河田さんに聞いてみるよ。」
部屋に戻り、河田さんにメッセージを送る。
和也「母さんが、「明日泊まりに来たら」って言ってるけどどうする?」
陽菜「いいんですか?師匠のお家に泊まりたいです!」
和也「わかった。母さんに言っとくね。なら、また明日。」
こうして、明日河田さんが泊まりに来ることになった。
翌日。部活を終えて帰る準備をする。
好花「陽菜〜この後みんなでご飯に行くけど行く〜?」
陽菜「好ちゃんごめん!今日は大事な用事があるので帰ります!」
河田さんはそう言って帰って行った。(そんなに急がなくても。)和也はそう思っていた。
鈴花「先輩も一緒にどうですか?」
和也「今日はやめとくよ。また誘って」
和也も帰り支度をし下校する。スマホがなったので、確認すると河田さんからメッセージがきた。
陽菜「師匠!家に帰って、お風呂に入ってから行きます!」
和也「うん。わかった。気をつけてね!」
母さんの希望で、ご飯はうちで食べることになっている。和也も家に着き、先にお風呂に入った。お風呂から出たらちょうどインターホンが鳴る。玄関を開けると河田さんがいた。
和也「いらっしゃい。上がって」
陽菜「はい!お邪魔します。」
母「陽菜ちゃんいらっしゃい!もうすぐご飯だから待っててね!」
陽菜「はい!今日はありがとうございます!」
(普段はふにゃふにゃしてるけど、こういう時はちゃんとしてる。)
母「できたわよ〜!」
陽菜「唐揚げだぁ〜!」
和也「唐揚げ好きなの?」
陽菜「はい!1番好きです!」
母「なら良かったわ!さぁ食べましょ!」
陽菜「この唐揚げ美味しいです!さすが師匠のママです!」
母「あら!ほんと陽菜ちゃんは可愛いわ!」
何故か河田さんに溺愛する母。確かに、かとしも高本さんも河田さんに、異常なほど溺愛している。そんな河田さんを観察していると
陽菜「師匠どうしたんですか?唐揚げ欲しいんですか?でも、この唐揚げはあげれません。」
和也「いや、自分のあるし大丈夫だよ。」
陽菜「フフっ。わかりました。なら、代わりに師匠にサラダのニンジンをあげます。」
和也「それって自分の嫌いな食べ物なんじゃ?」
陽菜「フフっ。唐揚げ美味しいです。」
和也「なんか誤魔化された気がする。」
こうして、夜ご飯を食べ終わった。
陽菜「ごちそうさまでした。とても美味しかったです!」
母「いえいえ!和也。陽菜ちゃんに和也のベッドを貸してあげなさい!」
和也「えっ?俺はどこで寝るの?」
母「リビングに布団敷いてあげるわ」
和也「まあいいけど。」
陽菜「そんなのダメです!悪いです!」
母「気にしなくていいのよ。」
陽菜「ダメです!それに1人で眠るのは少し怖いです。」
母「可愛い!なら、まぁこの子なら大丈夫か。和也の部屋に布団敷くから、和也はそこで寝なさい。」
(なにが大丈夫なんだ?)和也はそう思った。
母「陽菜ちゃんそれなら大丈夫?」
陽菜「はい!師匠がいるなら大丈夫です!」
寝る準備をして、部屋に行く。
母「なら明日の朝起こしに来るわね!陽菜ちゃんおやすみなさい」
母が部屋から出て行った。
陽菜「師匠のお母さんは優しいですね!」
和也「河田さんに溺愛してるみたいだね。」
陽菜「嬉しいです!師匠!一緒にお笑いの動画を見ましょう!私がネタ解説します!」
布団に寝っ転がり、河田さんの好きなお笑い芸人のネタを解説付きで観た。
陽菜「ねぇ、師匠。」
和也「どうしたの?」
河田さんが眠いのかうとうとしている。
陽菜「陽菜って呼んで欲しいです。師匠なのに、河田さんはちょっと変なので。」
和也「師匠ってのも変だけど、わかった。」
陽菜「ありがとう・・・スゥ〜」
河田さんは寝落ちした。和也は河田さんに布団を被せて、床に敷いた布団で眠りについた。

■筆者メッセージ
トレイラさん
コメントありがとうございます。
設定変えてみたんですけどどうでしょう?
いまいちやりかたが分からないんで、ちゃんと出来ているかわからないです!泣
出来ていなかったらまた教えて下さい!
しゃもじ ( 2021/05/09(日) 17:43 )