日向高校




























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第8章
恐怖!京子クッキング!
「かんぱーい!!」
体育祭の打ち上げが始まった。
みんなお腹が空いていたのか、凄い勢いでご飯を食べる。
史帆「一時はどうなるかと思ったけど、優勝できてよかったねぇ〜!」
潮「そうだね!佐藤くんのおかげだね!」
和也「いやいや!みんなが頑張ったからだよ。」
美穂「史帆さん。来年はリレー負けませんから!」
好花「来年は、監督が私たちのチームに入ってくれないかな〜!そしたらもっと頑張れるのに」
高瀬「それは佐藤くん留年でもしないと無理やろ!」
陽菜「師匠!留年して下さい!」
和也「そんな縁起でもないことを言わないでよ」
久美「かわださんは冗談じゃなくて、本気で言っているところが凄いよね!」
みんなが笑っていると京子が
京子「あぁ〜ラーメン食べたい。」
和也「ラーメンならインスタントならあるはずだよ。ちょっと今動きづらいから、食べるなら自分で作ってもらえると助かるかな」
京子「ほんと?ならお言葉に甘えて。」
京子がキッチンに向かう。
美玲「ねぇ、京子の料理してるとこ見たことある??」
東村「ないなぁ〜。京子は料理できるんかな?」
愛萌「怖いからちょっと見てきます。」
宮田さんが京子を見に行く!
愛萌「京子さん何やってるんですか!!」
宮田さんの叫び声が聞こえた。
京子「何ってラーメン作ってるんだけど。」
みんなが見に行くと、何故かコンロにはフライパンと鍋があり、鍋でスープをフライパンで麺を茹でていた。
愛萌「も〜怖いです。」
京子「大丈夫だって!特技だし!あれ?この麺柔らかくならないな〜!」
愛萌「いや、ちょっとおいとけば柔らかくなりますよ。」
京子「監督みて!なんか彼女感出てない?」
和也「いや、出てるっちゃ出てるけど。」
京子はその返答に満足したのか、笑顔でラーメンを茹でる。
京子「よし!出来た!」
京子はフライパンを持ち、流し台でお湯を流そうとする。
美玲「京子、せめてザルを使って!」
久美「ストップ、ストップ!」
京子「大丈夫だよ!普段もこうやってるし!」
美玖「危ないですよ〜!!」
京子はフライパンを左右に揺らしながらお湯を流す。
京子「よし!これぐらいでいいかな!」
和也「いや、めっちゃお湯が残ってるけど。」
京子は器に麺とスープを入れて、ラーメンは無事?完成した。
京子「できた!てか、なんでみんな居るの?もしかして、食べたかった?」
みんなは首を横に振った。
京子「???」
京子は何事もなかったように、ラーメンを運び食べていた。
京子「やっぱラーメン美味しいわ!」
流し台を見ると、無惨に溢れた麺が落ちていた。

しゃもじ ( 2021/05/07(金) 10:17 )