日向高校




























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第8章
バレた秘密
和也「んん〜。やばっ!寝ちゃってた。」
時間を見ると20分ほど寝てしまっていた。
和也「ごめん!ちょっと寝ちゃってた。」
リビングに行くとみんなは準備していた。
史帆「和君おはよ!まだ準備しているから、もう少し待っててね!」
和也「手伝うよ。てか、母さんは?」
美玲「ママなら料理だけ作ってくれて、「後はみんなで楽しんでね」言ってパパと出かけちゃったよ!」
「♪〜」和也のスマホがなる。
和也「あっ。ちょうど母さんからだ。もしもし、うん。今起きた。怪我は大丈夫骨も問題ないし。えっ?分かった。楽しんでね。」
久美「お母さんなんだって?」
和也「なんか、父さんと出かけてたら、旅行したくなったから、このまま旅行に行くって。」
高瀬「めっちゃ自由な親やな!」
和也「あははっそうだね。まぁ、今まで心配かけたから、これからは自分達に時間を使って欲しいから。んで、何手伝えばいい?」
好花「準備は私たちがやるんで、先輩は座ってて下さい!てか、先にお風呂入ってきていいですよ?」
和也「それじゃ申し訳ないよ。てか、みんなはお風呂は?」
鈴花「家で入ってから集合しましたよ!もしかして、先輩一緒に入りたかったですか〜?」
和也「ちっ違うよ!」
和也は顔を赤くして慌てて否定する。
美玲「和君は怪我してるし、準備は任せて!」
和也「ならお願いしていいかな?正直汗かいてたから、ベタベタして嫌だったから。」
久美「いいよ!行ってらっしゃい!」
史帆「寂しかったらとしちゃん呼んでね〜!」
和也はお風呂に入りにいった。
潮「1つ気になることがあるんだけどさ」
鈴花「なっちょさんどうしましたか?」
潮「佐藤くんが転んだのなんか不自然じゃなかった?」
美玲「みーぱんも思った。あのタイミングで足がもつれるのおかしいよね」
京子「あの一緒走った先輩って、球技大会の時に監督と揉めてた人だよね?」
史帆「そういえば、午前中、和君がトイレから戻ってきた時の様子がおかしかった。」
好花「これは先輩に聞いてみるしかないですね。」
濱岸「あの先輩が本当のこといいますかね?」
宮田「絶対言いませんよね!」
菜緒「私が聞いてみます。」
美玖「菜緒できるの??」
菜緒「たぶん大丈夫!」
史帆「ならこしゃに任せるね!」
すると、和也がお風呂から出てきた。
和也「ごめんね〜。準備ありがと。」
菜緒「ねぇ和君。男子リレーの時に、アンカーで一緒に走った先輩はどうなったの?」
和也「あ〜なんか、服を引っ張ったのが見えた人がいたらしくて、体育祭が終わった後に呼び出されたって・・・あっ。」
和也は、普段と変わらない菜緒の口調に、何も警戒なく話してしまった。
久美「まーた隠し事をする!!」
美玲「通りでおかしいとおもったよ!!」
和也「ごめんなさい。」
史帆「ごめんなさいじゃなーい!!」
彩花「なんで言わないのよ!」
東村「にゃー!!!」
和也「いや〜なんと言いますか。場の雰囲気を壊したくなかったので。」
高瀬「ほんと佐藤くんはアホやわ〜」
潮「菜緒ちゃんありがと。さすがだね。」
菜緒「先輩は単純で鈍感なので」
菜緒は笑っていた。
陽菜「さすが師匠の二番弟子だね!」
美穂「それまだ続いてたんだ。」
丹生「なら明里は三番弟子になろうかな〜!」
上村「あははっ。皆さん楽しそうです。」
和也「楽しくないよ!助けて!」
好花「嫌です!ちゃんと反省して下さ〜い!」
菜緒が和也に近づく。
和也「菜緒!助けてくれるの?」
菜緒「今後は、何かあったらみんなに相談するって約束して!」
いつもと優しい雰囲気と違い、迫力があった。
和也「すみません。約束します。」
菜緒「みなさん。だそうですよ?」
史帆「約束破ったら許さないからね!」
美玲「和君の口の中にパンをいっぱい詰めてやる〜!」
鈴花「みーぱんさんそれは怖くないですよ。」
美穂「私だったら嬉しいな〜!」
「ピンポーン」インターホンがなる。
和也「誰か来たのでこれで・・・」
和也は玄関に向かう。
彩花「あっ、逃げた。」
和也「母さんと父さんがお寿司の出前取ってくれてたみたい!」
「やったぁ〜!!」みんなは盛り上がっる。
久美「監督の説教もここまでにして、打ち上げはじめようか。」
「はーい!」こうして、体育祭の打ち上げが始まる。

しゃもじ ( 2021/05/07(金) 06:55 )