日向高校




























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第1章
初めてのデート
駅に着くと美玲さんはまだいなかった。
少し待つと「おはよ〜」と声が聞こえた。
振り向くと美玲さんがいた。
和也「おはよ。美玲さん1人?」
美玲「ん?1人だよ?デートだから当たり前でしょ?」
やっぱりデートだったんだ。急に緊張してきた。
和也「そっか!てか、荷物多いね?」
美玲「デートだから張り切ってお弁当作ってきちゃったよ〜!後で食べよ!」
和也「ほんとに?ありがとう!凄く嬉しいよ。荷物少し持つね?」
美玲「ありがとう。なら、この鞄お願いしていいかな?」
美玲さんからお弁当が入っている鞄をもらう。
美玲「それじゃいこっか!」
和也「そういえばどこ行くの?」
美玲「着くまで秘密〜!レッツゴー!」
笑顔でそういうと美玲さんは歩き始めた。
電車に乗り目的地を目指す。
電車の中でアイドル部のこと、町のことなど話していた。
電車を何回か乗り継ぎ目的地周辺に着いた。
着いたのは水族館だった!
美玲「佐藤くんと出かけるなら水族館がよかったんだ〜!」
和也「水族館か!いいね!」
美玲「よかったぁ〜!水族館の中に入る前に近くの公園でお弁当食べよ?」
和也「うん!めっちゃお腹空いてたんだ!」
近くの公園に行きお弁当を食べることになった。
美玲「じゃーん」
美玲さんがお弁当を広げてくれた。
和也「、、、美玲さん。少し聞いていいかな?」
美玲さん「どーしたの??」
和也「ご飯の上に乗っている海苔は何かをイメージしたのかな?」
美玲「そう!私の好きな芸人さんのおでこのシワをイメージしたんだ!
その芸人さんのおでこのシワが好きで!」
美玲さんはすごくニコニコしていた。
和也「そうなんだ。ご飯が少し黄色いのは?」
美玲「肌の感じをイメージしてバターライスにしてみたんだ!」
和也「なるほど。凄くいい感じだね!」
美玲「そうでしょ?食べてみて?」
和也は一口食べる。
和也「おいしい!!」
美玲「ほんとに〜やったぁー!
おかずもあるからいっぱい食べてね」
和也「ありがとう。どれもすごく美味しいよ!でも、作るの大変だったよね?」
美玲「全然大変じゃないよ!佐藤君のことを想って作るのが楽しくっていっぱい作っちゃったよ〜」
と、笑顔で言ってくれた。
その笑顔に胸がドキってしたのだった。
和也「ごちそうさま。ありがとう。すごく美味しかった!」
美玲「いえいえ!それじゃお弁当も食べたし水族館にしゅっぱーつ!」
無邪気な美玲さんに和也は微笑んだ。
今日遊びに来て良かったと心から想えた。

■筆者メッセージ
明日から更新出来るかわからないので
今日ストック分をあげるか悩んでます!笑
しゃもじ ( 2021/04/25(日) 19:48 )