04
詩織と理佐は同じタイミングで倒れると同時に手を地面につき同時に立ち上がった。
詩織「やりやがったな?このぉ!」
詩織は、すぐに理佐に近寄るとボディブローを放つが理佐はそれを足で振り払うとその勢いで回転し、詩織の腹部に蹴りを当てた。
理佐「先輩さぁ、体鈍ってんじゃねーの?
そんなスピードついてこれるわけないじゃん!」
腹部を抑えながら、その場に立っている詩織の顔面を理佐は容赦なく蹴り上げた。
詩織は、背中から地面に倒れるが、すぐにフラフラになりながらも起き上がると理佐を睨みつけ
詩織「うるせーよ。
あんたなんかに負けねぇ!」
大きな声で言いながらも理佐に走って近寄ると顔面を殴りつけようと拳を素早く放つが、理佐はしゃがみ体をひねって避けると地面に手をついてその体制のまま蹴りを放った。
詩織はその蹴りが当たり、後方に吹き飛ばされた。
理佐「この前は、何も考えてなくて一撃でやられたけど、うちのモットーは綺麗に戦うだからね。
冷静な時はよっぽど負けねーよ。」
吹き飛ばされる詩織を見もせずにねるのもとへ戻るとニヤリと笑いながら言った。
奈々未「詩織おつかれ。
あんたの仇はうちがとったるで、休んどき。」
詩織は、近づいてきた奈々未の言葉を聞くとへらっと笑いながらハイタッチして瑞穂たちの元へもどっていった。
瑞穂達も理佐の強さに驚いていると同時に気合を入れ直すようにねる達を見つめる。