いつの間にかの恋心










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第七章
昨日の親友は今日の想い人?
次の日・・・

優子side

「じゃあお母さん、行ってくるね」

「はーい、いってらっしゃい あ、でももう8時だから、急がないとまた今日も遅刻しちゃうわよ」

「嘘ヤバッ、走らなきゃじゃん」



今日は珍しく一人で・・・しかも全力疾走での登校である
本当は今日もいつも通りにハルキと共に登校し遅刻する予定だった
だが、起きてすぐにハルキの部屋を覗いてみると、既にそこにハルキの姿は無かった
いつも少なくとも私より後に起きるはずのハルキがいない、という事を不思議に思った私は朝食など、そっちのけで携帯を確認する事にした
何故携帯を見るのかというと、こういうパターンの時はおおよそハルキは珠理奈ちゃんと登校している・・・
そして、そういう時は前日に珠理奈ちゃんからのメールが私に届いているからである



やはり予想通りであった
昨日の夜に珠理奈ちゃんからのメールが一通、更に他の友達からも何通か届いていた
まぁ内容としては・・・今日はハルキと二人きりで登校するという事だった・・・

昨日までの私ならばこのメールを見て、
"まぁいつもハルキは私が拘束しているような状態だから、たまには珠理奈ちゃんといちゃいちゃさせてあげないとね"
と思うのだろうが、何故か今日は・・・今日だけは凄く残念な感じがしてしまった・・・
やっぱり昨日、ぱるるの言ったことが引っかかってるのかな・・・

(ってヤバい、考え事なんてしてたら走るどころか立ち止まっちゃったよ、このままじゃマジで遅れちゃう)

私はギアを一段階上げて学校へと猛ダッシュを開始した



10分後、ようやく私は学校の校庭に着く事が出来た
だが既に出席を取る8時15分まであと一分ほどであった
"あと一分までに教室に着くだろうか?"
なんて考えている暇もなく校庭のグラウンドを全力疾走し校内へと入っていった

途中の廊下の壁の掲示板には
"廊下は走るな!"
と、張り紙が貼ってあったが、そんな物には目もくれずに猛ダッシュをして教室へと入ったのだった

「はぁーはぁー おはようございます!」

まだ出席確認は始まっておらず、私はギリギリ"間に合った"っと思った
だが・・・

「あのー・・・えっと貴方は確かC組の大島さん・・・でしたっけ?」

聞こえてきた声は篠田先生でもなければ、ハルキや珠理奈ちゃんでもなかった

「え、はい そうですけど・・・」

「あの、ここB組だけど・・・」

「え・・・」

焦りすぎていたのか、まさかの凡ミスで私は隣のB組の教室に入ってしまったらしい・・・

(え、って事は・・・まさか・・・・・・)



つづく



「はい、優子ちゃんはまた遅刻・・・っと」

■筆者メッセージ
"忙しい"
その一言しか書く事が無い筆者であります

最近特にリアルが忙しいので、暫く休載しようと思います
すいませんorz

暇があったら、少しずつでも更新していきたいと思うので、読者の皆様も暇な時で良いのでたま〜に、ご確認下さい
よろしくお願いしますorz

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(指摘、ダメ出しコメントをする際はどこが悪いのかをしっかりと明記していただくようにお願い申し上げます)
ラキ ( 2013/11/10(日) 14:57 )