5月は事件の臭い
それから月日は流れて5月15日、この日の下校中にあの事件はついに起きるのだった・・・
この日も私はゆりあちゃんと茉夏ちゃんと一緒に普通に下校をしていた
そして下校している中でこんな会話になった
ゆりあ「ねぇねぇそう言えばさ珠理奈、アレそろそろ言わないの?」
珠理奈「え、な、何を?」
茉夏「とぼけたって無駄ですよ珠理奈さん、もう私達は1か月以上前から知ってたんですからね・・・いい加減に言いましょうよ」
珠理奈「いや、だから言うって何を言うの?・・・ってか誰に?」
ゆりあ「誰って、そりゃ石山君に決まってるでしょ」
珠理奈「いやいや、決まってないでしょ! ん?・・・というか私が何か石山君にいう事なんてあったっけ?」
ゆりあ「もうっ!じれったいな〜、だ・か・ら珠理奈はいつになったら石山君に告白するのよ!」
珠理奈「・・・はい? な、何で私が石山君に告白なんてするの?」
茉夏「いや、だって珠理奈さん、石山君の事好きでしたよね?」
珠理奈「え?いや別に嫌いでは無いけど、告白するほど好きでもないけど」
ゆりあ「え!だって珠理奈、石山君に一目惚れしてたんじゃ・・・」
珠理奈「ねぇ二人共、さっきから言ってるのは何処の誰の情報なの?」
ゆりあ&茉夏「「え、それは・・・・・・」」
こうして、一ヶ月半にも及ぶゆりあちゃんと茉夏ちゃんの大きな誤解は解けた・・・
が、しかしゆりあちゃんと茉夏ちゃんの二人がおこなった一ヶ月半にも及ぶ、私と石山をくっ付けようとした色んな策が石山の心を大きく動かし、ある行動を考えている事を三人はこの時、知る由も無かった・・・
そして・・・・・・
珠理奈「じゃあ、私コッチだからバイバーイ!」
ゆりあ&茉夏「「また明日〜!」」
私が一人になったのを見計らい、石山は考えを実行に移したのだった
石山「松井さんは僕の物だ・・・フフフッ」
つづく