旅立ちの時
02
世輝は飛行機に乗っていた

初めて行く博多という場所に期待しながら
HKT48のプロデューサーとしてどんなことが待ち受けているのか考えていた

隣を見ると幸せそうな顔でぐっすりと寝ている1人の女性がいた

指原である

秋元から一緒に連れて行って欲しいと頼まれたのであった

世輝は指原の顔を見てフッと笑みをこぼした

その数秒後、世輝も眠りについた






目を覚ました頃にはすでに博多に着いていた

少し寝過ごしていたようだった

急いで機体から降り空港内に入った

中では指原が待っていた

指原 「おそーい! 何をしていたんですか!?」

世輝 「すいません、少し寝過ごしていたみたいです...」

指原 「もうっ、しっかりしてくださいね...?」

そう言うなら起こしてくれればよかったのに、と世輝は思ったが
やはり寝過ごしたことは事実

世輝は自分のだらしなさを打ち消すように顔を2回叩いた




荷物を受け取り空港を出ようとしたとき
秋元から電話が来た

世輝 「もしもし?」

秋元 「私だ。 もう博多には着いたみたいだね。」

世輝 「はい、無事到着いたしました。」

秋元 「そうか、それは良かった。指原はいるかな?」

世輝 「はい。変わりましょうか?」

秋元 「あぁ、頼む。」

そうして世輝はスマホを指原に渡した

指原 「はい、お電話変わりました、指原です...」

世輝の場所からは秋元の声は聞こえない

指原 「えぇっ!! いや、困りますって! 私たちの大事なメンバーですよ!?
...これで何かあったら一大事ですからね? はい... はい... 信用していいんですね?
分かりました...」

内容は分からないが世輝はこれから少し大変な出来事が起きる予感がしていた

指原は世輝にスマホを渡した

世輝 「大丈夫ですか...?」

指原の顔は少し青白くなっていた

指原 「大丈夫かどうかはあなたにかかっているんだから...」

世輝は指原の言ったことを不思議に思いながらも通話を続けた

世輝 「秋元さん?これから何かあるんですか?」

秋元 「いや、大したことではない。まぁ、空港を出てみれば分かる。」

世輝 「...分かりました。」

秋元 「では、HKTを頼んだぞ。」

世輝 「了解です。それでは失礼します。」

ピッ

世輝は指原の顔がどんどんと白くなっていくのを見て
自分の予感が的中していると感じた






2人は荷物を持って空港を出た












そこには...



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S.player21 ( 2014/02/05(水) 21:11 )