<オムニバス> 大人気イメクラ店「slope」突撃リポート













































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指名→「小坂菜緒ちゃん」
→体験します(初回指名)
 部屋に入り、ひとまず老朽化したような長椅子に腰掛けて、着替えのユニフォームと一緒に入っていたグローブを眺める蔵夫。
 一応、学生時代は元・野球部の彼。
 だが、弱小校だったから対外試合に勝った記憶もなければ、自分自身もハッキリ言ってヘタクソ、部員が少ないから運よくレギュラーになれた程度のレベルだ。
 それでも、
(懐かしいな。ウチの野球部の部室も、こんな感じだったっけ…)
 という感傷は沸く。が、それも時間をかけると、釣り合わない強豪校と練習試合を組まれて目もあてられない点差で大敗して笑われたこととか、ネットに足を引っかけて転倒して骨折したこととか、苦い記憶まで蘇ってくるので程々で留めておく。
 次に目についたのは床に散乱した本の山。
 ざっと足で掻き分けてみても、用具カタログや投球術の本ばかりだが、試しに一冊、「変化球の心得」というタイトルの本を手に取った蔵夫は、すぐに違和感を感じた。
 表紙と本自体のサイズが微妙に合っていない。
(何だ、これ?)
 と思ってページを開くと、なんのことない、中身はアダルトコミックだった。
 どうやら仲間と回し見するためのもので、顧問にバレて没収されないように表紙だけすり替えてある…という設定か。
(おいおい、芸が細かいな)
 男だらけの部室あるある、自分でもうっすら記憶にあるようなエピソードが忠実に再現され、思わずクスッとしてしまう蔵夫。…と、その時、突然、ドアが開き、人が入ってきた。
(や、やべっ…!)
 すっかり感情移入してしまい、バレてはいけないと反射的にそのコミックを後ろ手に隠す蔵夫。
 
「もぉっ!グラウンドにいないと思ったら、またこんなところに隠れて練習サボってる!」

 と、体操服姿のその女、小坂菜緒は仁王立ちで叱りつけ、
「試合が近いんだから、ちゃんと練習してよっ!アンタだけやで!練習してないの!」
「お、おぅ…ごめん…」
 あまりにも自然な導入と、菜緒の整った顔立ちにポカンとしながら、のそのそ立ち上がろうとする蔵夫。
 すると、いきなり、
「…待った!」
「ん?」
「その後ろに隠してるもの、なに?」
「…え?あっ、いや、これは…」
 鋭い菜緒の指摘に、思わず目が泳ぐ蔵夫。
「ほら、早よ出しっ!」
 と母親のように叱りつけ、蔵夫の肩越しに手を回す菜緒。
 その瞬間、不可抗力で顔にぶつかった菜緒の胸と、そこからフッと香ったいい匂いに気を取られているうちに、あっさり本は奪われた。
 表紙を見た菜緒は、これまでの怒気が急に和らいで、
「へぇー、『変化球の心得』…てっきり漫画かと思ったけど野球の本やったんや。ごめん、ごめん」
「お、おぅ…」
 と言ったはいいが、その中身が中身だけに、妙な緊張が走る。
 すると、菜緒は、スッと蔵夫の隣に腰を下ろし、その緊張を見透かしたように、
「どこのページ読んでたん?」
「え?いや、あの…」
「教えてよ。どんな球種を調べてたん?スライダー?カーブ?」
 と、パラパラ、ページをめくりはじめる。
「あっ!バ、バカ…!」
 と口にする頃には時すでに遅し。
 一瞬にして、せっかく和らいだ怒気が、さらに増して菜緒の顔に広がる。
 バンッ…と本を閉じ、一言、
「サイテー…」
 と呟いて、刺すような冷ややかな眼を向ける菜緒。
(うぉっ…!こ、この視線、たまらん…!)
 可愛い女子に軽蔑の眼差しで睨まれる…この妙にゾクゾクする胸騒ぎは、分かる人にしか分からないだろう。
 そのまま少しの無言。
 そして、この際、自分も野球部員という充てられた役をしっかり演じないといけないと思った蔵夫は、
「れ、練習…行ってくる…」
 と、グローブを持って部屋を立ち去るフリをした。
 すると、菜緒が、
「…ちょっと待って」
 と声をかけて立ち上がり、そっと、足を止めた蔵夫の背中に寄り添い、
「ほんの今まで、あんなエッチな本、読んでたんやから、このまま行っても練習に集中できんやろ…?」
 と言いながら、手を回し、蔵夫のベルトをゆっくり緩めた。
 そのままシュルシュル…と抜き取り、ユニフォームをずり下ろす菜緒。
 パンツの上から、うっすら盛り上がる股間に手の平を添え、
「ほら…やっぱり勃ってるやん。あんなん見てたからや」
 と照れ臭そうに言い、極めつけは、
「まずは、これ、どうにかせな練習に身ぃ入らんやろ…?」
 と、スリスリと手の平でその膨らみを撫でる。
 そのフェザータッチが心地よすぎて、思わず、
「んっ…んっ…」
 と声を漏らす蔵夫。
 すると菜緒は、蔵夫の身体を抱えるように後ろに引っ張り、
「もっかい…ここに座って…」
 と指示をした。
 従って、再度、長椅子に腰を下ろすと、菜緒はスッと正面に回り、開いた脚の間にひざまずいて、
「なぁ…直接、見てもいい…?」
「…うん」
 少し腰を浮かせると、左右のゴムを掴んだ菜緒が、ズリズリとパンツを下ろす。
 バネでもついているかのように、ビヨンっ!…と飛び出したイチモツ。
「わぁ…」
 と小さく声を上げた
菜緒は、おそるおそるそのイチモツに指を絡め、ゆっくり、

 しゅこっ、しゅこっ…

 と扱き始める。
「あぁ…!」
 と思わず息を漏らすと、
「ど、どう…?痛く…ない…?」
「あぁ、痛くない…すごく気持ちいいよ。最高だ…もっと…」
「う、うん…」
 顔を赤らめ、直視するのを避けて竿を扱く菜緒。
 それが果たして演技か、それとも本当にシャイな娘なのかは判断つきかねるが、その姿を見て、ふと、悪戯心が沸いた蔵夫。
「俺の…どうなってる?」
 と意地悪な質問をすると、
「え…た、勃ってる…けど…?」
「もっとよく見てくれよ。見ながらしてくれ」
 と注文をつけると、菜緒は、ますます顔を赤くして、
「嫌やっ!…は、恥ずかしい…」
「頼むよ、菜緒…」
 と、名刺にあった名前を思い出し、セリフとして呼んでみる。
「え〜…」
 迷っている様子を見せつつ、リクエストを聞き入れて、ゆっくりと目を向ける菜緒。
 それでもまた、腹に力を入れ、ピクンっ…と反応したところを見せると、すぐに、
「きゃっ…!う、動かさんといてや…」
 と顔を背けるところがいとおしい。
 やがて、菜緒の赤面手コキに、

 ヌチャッ…ヌチャッ…

 と濁音が混じり始めたところで、蔵夫はおもむろに立ち上がり、ひざまずく菜緒の目の前に、フル勃起したカウパーまみれの竿を突きつけた。
「舐めてくれよ…」
 と言うと、またもや菜緒は恥じらう素振りを見せつつ、
「じゃあ…せ、せめて電気だけでも消して…?」
 と、ぼそぼそ注文をつける。
「分かった」
 と、部屋の隅のスイッチを押して部屋(部室)の電気を消す蔵夫。
 すると…。
(…!)
 天井の蛍光灯が消えると同時に、次はハリボテの窓にオレンジ色の照明が点き、夕焼けが射し込む部室の雰囲気がより色濃く発揮された。
 併せて、どこからともなく、

 カキーンっ!
 パシッ!
「オッケーっ!ナイス、ショートぉっ!」

 と、金属音、捕球音、そして野球部の掛け声が次々と聞こえ始めた。
 放課後、校庭の隅の部室でひそかに行う情事…そんな演出を高める間接照明、そしてスピーカー。
 改めて、
(芸が細かいな)
 と思った。
 もちろん気持ちが乗ることは前提で、だ。
 そんな演出の下、薄暗い部屋の壁に映る夕陽に伸びた影。
 そして、その影から生える棒を、ひざまずいたもう一つの影がそっと口をつけた。

 チュッ…チュッ…

 と、先端から根元まで隅々につけていくキスマーク。
 そして、一度、ごくっ…と息を飲んだ後、
「い、行くで…?」
 と小さく宣言し、そのまま、はむっ…と口に含む菜緒。
「うぅっ…!」
(す、すげぇっ…)
 生温かく、湿りを帯びた口内が、たまらなく心地いい。
 さらに菜緒が、咥えたまま、その長い首を上下させると、途端に、

 ジュポ…ジュポ…

 と、顔に似合わず卑猥な音を奏でる極上奉仕。
 薄暗くて表情は見えないが、夢中で咥えているのは首の動き、そして髪の揺れ方で分かる。
 一見、そういうことなどしなさそうな女子が、やらせてみると実は妙に上手い…。
(いったいどこで習ったの?)
 と、そんなドキドキがたっぷり詰まったフェラチオだった。
「…はぁ…はぁ…」
 と徐々に荒くなる蔵夫の息。
 依然、スピーカーから響くリアルな球音がスリルを生み、その相乗効果が蔵夫の腹の内を熱くして、一つの区切りへと押し上げていく。
 そして…。

 ジュポ…ジュポ…

「くっ…あっ…な、菜緒…!で、出そうだ…!」
 と蔵夫が口にすると、薄暗い中でひょこっと上を向く菜緒の眼。
 その視線に、
(いいよ…出して?)
 と言われてるような気がして、思わず、
「あぁっ、で、出るっ!うぅっ…!がぁっ…!」
 と、小さな口から引き抜いたイチモツの先から溜めてきた熱い滾りを吐き出した。
「やっ…あ、熱ッ…!」
 まず第一射が顎に、続く第二射、第三射は菜緒の着ている体操服の胸元に飛び散り、粘っこい糸を引く。
「はぁ…はぁ…」
 まだ息が荒いまま、極上フェラの余韻を噛み締めて立ち尽くす蔵夫。
 すると、次は…。
「あうッ…!」
 と、蔵夫に情けない声を上げさせるチロチロとした舌遣い。
 そのまま竿の周りを螺旋階段のように舐め回し、仕上げに再び咥えて丹念なお掃除フェラの時間。
「…はい、キレイになった。他のみんなには内緒やで?」
 と言って立ち上がる菜緒。
 蔵夫の手を握って、
「ほら、早よ練習に戻ろ?部活終了のチャイムまで、まだもうちょっと時間あるから」
 と急かす菜緒だが、こんな理想のシチュエーション、一回だけじゃ物足りず、振り向きざまに菜緒の細い身体を抱き締める蔵夫。
「きゃっ…!」
 と驚く菜緒に、
「菜緒…頼む。もうちょっと続きをさせてくれよ…」
「えぇっ?つ、続き…?」
「頼む…な?いいだろ?」
 と、いつのまにか学生時代にタイムスリップした気分で、当時に夢見た理想の展開、可愛いマネージャーとの密かなまぐわいを求める蔵夫。
 当時のマネージャーはお世辞にも美形とは言えなかったし、肝心の自分もモテるような男ではなかったから、この手の展開は夢で終わっていた。
 それが今、時を経て、経験できている…それを実感するだけで胸の高鳴りが止まらない。
 味わえなかった青春を取り返すように、
「お願いだよ。一回だけ…一回だけ…」
 と手を合わせて頼む蔵夫。
「じゃあさ…続きをしたら、次からちゃんとマジメに練習するって約束する…?」
 という菜緒の問いにも、うんうんと頷く蔵夫。
 もうすっかり、ここは部室で、自分はサボり癖のある野球部員、そして菜緒はそんな自分を放っておけない優しい美人マネージャーで…と役にのめりこんでいる。
「する。マジメに練習するからさ」
「絶対やで…?ウソやったら承知せぇへんで…?」
 と確認し、小さく頷いた菜緒。
 そして二人は、そのまま抱き合いながら元いた長椅子めがけて倒れ込んだ。
 まず自分が腰かけ、その膝の上に菜緒を座らせ、後ろから抱える体勢に。
 そして振り向く菜緒と唇を合わせ、そのまま、ねっとりとしたキス。
 ついさっき、自身のモノを咥え、最後はキレイに掃除までしてくれた唇にも躊躇なくむしゃぶりつく蔵夫に、
「んっ…んっ…」
 と、うっとりした表情で息を漏らす菜緒。
 キスで気を引きながら、精液まみれの体操服をゆっくり捲れば健康的な肌が覗き、そうかと思えば即座に細い腕が邪魔に入る。
 その腕を掴んで隅へ退け、
「やぁっ…!ま、待って…やっぱり恥ずかしいんやけど…」
 と口にする菜緒を無視して、体操服、そしてブラをも大胆に捲り上げる蔵夫。
 ぷるんっ…と震えて飛び出した美乳。
 けっして大きくはないものの、“美人マネージャーの胸”というシチュエーションの刷り込みだけで興奮は倍増だ。
 再び菜緒の腕に隠しに来る前に素早く手を添え、揉みにかかると、
「んっ!んんっ…!やんっ…!」
 と、なかなかの好反応。
 興奮のあまり、むぎゅっ…!と掴み取るように力を込めると、
「やぁっ…も、もっと優しくして…?んんっ!」
 と、世の男を射抜くウィスパーボイスで蔵夫はもう彼女にゾッコン。
(う、噂通りだな…女のレベルが高い…マジで惚れてしまいそうだ…)
 それだけに、ますます愛撫にも前のめり。
 やがて、優しく揉む手の平の中で、徐々に存在感を出してくる突起を確認し、指先を立てて標的をそちらへ移す。
 カリカリと爪を研ぐ猫のように引っ掻くと、
「んひゃぁっ!?」
 と、ひときわ大きな声を上げてくねる身体。
「すごい。みるみる固くなってきたぞ」
 と、摘まんで指で転がし、そして極めつけは菜緒の脇から首を伸ばし、ぷくっと膨れ上がった乳首を口に含んで吸う蔵夫。
「ふぁぁっ!?やぁっ…!」
 反射的にヘッドロックを決めるように蔵夫の頭を抱え、可愛い声を漏らす菜緒。
 蛸のように吸いつき、そのまま吸い上げると柔らかい乳房も一緒に持ち上がってくるのが妙にそそる。
 蔵夫は、チュッ、チュッ…と吸いながら上目遣いで、
「いいよ、菜緒…感じてる顔がすごく可愛い…」
 と声をかけると、
「バ、バカぁっ…」
 と、ヘッドロックがさらに締まるが、その恥じらいもまた可愛い。
 そんな菜緒の照れっぷりを見てニヤついていた蔵夫だが、ふと、視界の隅に床に転がる野球ボールを見つけた。
(そうだ…!)
 ニヤリと笑って手を伸ばし、掴み上げたボールで菜緒のツンと勃った乳首をかすめた。
「やんっ…!ちょ、ちょっとぉっ!な、何やってんのぉっ!」
 不思議な感触に跳び跳ねる菜緒。
 思った通り、ボールの縫い目が、指や舌とはまた違った妙な刺激を生むようだ。
 蔵夫は得意気に笑って、
「せっかくこういうシチュエーションだから、この状況ならではのプレイをしないとね」
 と、右の乳首、左の乳首と交互に縫い目を擦りつけたり、その柔らかい胸にグリグリ押しつけたり、白球を責め具に使う。
「んひゃぁっ!?そ、それダメぇっ!ダメだってばぁっ!」
 と脚をジタバタさせて悶絶する菜緒に、
「それじゃあ、こっちはどうかな?」
 と、次はかすかに開いた股の間にボールを潜り込ませ、グイグイと押しつけてやる。
「あんっ、んんっ…!ひゃぁっ!」
「どう?どんな感じ?」
「ふぁぁっ…か、固くて…ゴ、ゴリゴリしてる…あんっ、んひゃぁっ!?」
 仰け反って声を上げる菜緒。
 さらに蔵夫は、菜緒が宙を仰いでいる隙を見て、ジャージのゴム、そしてパンティのゴムを引っ張り、その中にボールを落とした。
 そしてまたすぐにゴムを戻し、次は菜緒の股間で盛り上がった球体を次はジャージの上からグリグリと押しつけた。
「んあぁぁっ!?」
 おそらく中では、少し湿りを帯び始めた割れ目にボールの縫い目が当たって、新たな刺激を生んでいるだろう。
 思わず口を覆う菜緒に、
「声、我慢しなくていいよ?」
「ダ、ダメっ…!人、来ちゃうからぁ…見つかっちゃうよぉ…!」
 と、しっかり設定は守る菜緒に、蔵夫の気分も良くなるばかり。
 マニアックな責めを堪能した後、再び取り出したボールは、所々、ナメクジが這ったようなヌメりがついていた
 蔵夫はニヤリしながら、その白球を見せつけ、
「ほら、分かる?菜緒のアソコ、もうこんなに濡れてるみたいだよ?」
「ぬ、濡れてないぃっ…!」
「だって、ほら…」
 ピタピタと指を当てると、その液体がわずかに糸を引く。
「ち、違うっ!そんなの、私のじゃない…!」
「ホント?じゃあ、確かめるよ?」
 と、ボールで伸びたゴムの緩みに指先を潜り込ませ、肌を伝って股ぐらへと下ろす。
 その途中に現れる陰毛の原っぱを通過し、熱を帯びる割れ目に軽く二度ほど指先を押しつける。
「んんっ…!」
 直に触るとより湿り気が伝わる。
 その指を取り出し、顔の前で見せつけて、
「ほら、すごいよ?指先に菜緒のアソコから摂れた熱々のジュースが…」
「やぁっ!へ、変な言い方、やめてよぉっ!」
 赤みが増す頬と、左右に振り乱される髪。
 可愛い娘が相手なら、赤面姿を眺めているだけでも楽しく、そして興奮する。
 現に、蔵夫の股間はみるみる勃起し、さっき以上の固さに…。
 蔵夫は、菜緒の耳元に顔を寄せ、
「菜緒…もう我慢できないよ…いいだろ?」
「…う、うん…」
 と菜緒は頷いて、
「どうすればいいの…?」
「そのまま跨がってくれよ…」
 とリクエストすると、菜緒は目の前で立ち上がり、スルスルとジャージ、そしてパンティを自ら下ろした。といっても恥じらいから下ろしたのは膝まで。
 それでも眼前に現れた桃のようなお尻に思わず、
「おぉ…すごい…」
 と感嘆とした声を上げる蔵夫。
 ついつい手を伸ばし、さするように触れると、
「やんっ…!」
 と振り払うように振り向き、目を覆うように抱きついてきた。
 暖かい肌、すっかり汗ばんだ身体に覆われる蔵夫。
 そして、その密着の中、クネクネと腰を揺らして照準を合わせる菜緒。
 そそり立つ竿の先端を見つけると、そこに自身の割れ目をあてがい、ゆっくりと擦りつける。
「んんっ!あぁっ…!」
「うぉぉっ…!」
 お互い、既に濡れて準備万端な性器が、ズリュッ、ズリュッ…と音を立て、その刺激に声が漏れる。
 菜緒は俯いたまま、小声で、
「い、挿れるで…?いい…?」
「あぁ、いいよ…」

 
 ヌチャッ…!

「あんっ!んんっ…!」
 まず先端が、ゆっくり菜緒の膣内に入った。
 そして、そこからゆっくりと腰を下ろすと、
「んあぁっ!?あぁっ、お、おっきいぃっ…!は、入ってくるぅっ…!んんっ♪」
 と息を荒くしてボリュームを上げる。
 少しキツめの菜緒のオマンコ。
 その秘肉を押し拡げるように飲み込まれた蔵夫のイチモツは、奥に行けば行くほど、根元からしっかりと締め上げられた。
 そして、そのまま対面座位でゆっくりと腰を動かし始める菜緒。
 ぷりぷりしたお尻が太ももに打ちつけられるたびに、
「あんっ…♪あんっ…♪」
 とリズミカルに声を上げる菜緒の姿に、より一層、固さが増す蔵夫のイチモツ。
 動きは全て任せながら、
「ねぇ、菜緒…今、どんな顔して腰振ってるの?こっち向いて見せてよ」
 と問うと、菜緒は、
「嫌やっ!絶対に嫌っ!」
 と照れて、見せないよう、蔵夫の唇に強引に吸いついた。

 ズッ、チュッ…!ジュル、ジュル…!

 長椅子の上、立て膝でグラインドに励む菜緒。
 細い身体をクネクネと揺すり、時に円を描くその腰遣いと、ネチョネチョした肉がキュッと締まる膣の質感がたまらない。
「んはぁっ!あっ、んっ、んんっ!」
「はぁ…はぁ…!」
 部室内に響き渡る二人の声。
 壁に伸びる合体した二人の影。
 夕陽を演出するオレンジ色のライトが菜緒の身体を映えさせる中、
「あぁっ…な、菜緒っ…!ヤバいよ…で、出そうだよ…!」
 と蔵夫が言うと、菜緒はグッと首回りに氏がまたついて耳元で、
「いいよ…たくさん出して…?菜緒が、全部、受け止めてあげるから…」
 と囁いた。
 その甘い囁き声で、もうダメだった。
 ラストスパートは自らも腰を突き上げ、腰かける長椅子をギシギシいわせながらの杭打ちピストン…!
「んあぁっ!?す、すごいぃっ!?あんっ、あんっ!ひゃあっ…イ、イクっ!イクぅぅっ!」
 と声を上げ、密着したまま、ビクン、ビクン…と震える菜緒の身体。
 同時に、蔵夫も、声にならない呻き声を上げ、目の前の菜緒の身体をきつく抱き締める。
 ブルブルと痙攣する腰。
 まるで失禁したような下腹部の開放感とともに身体の力が抜け、抱き締めた菜緒の身体ごとぐらついてしまう蔵夫。
 そして最後は二人で余韻を噛み締めながら交わす濃厚なキス。
 1分近くまで及ぶ濃密に唾液の交換を終えると、菜緒が一言、
「…どう?これで、ちょっとは練習する元気出た?」
「あ、あぁ…出た…かも…」
 と返す蔵夫だが、もしこれが現実なら、この後に野球の練習なんか出来る筈がない。
 余計に身が入らなくなるほどの極上セックスだった。
 最後に、菜緒は、抱き合った至近距離でそのつぶらな瞳を向けて、

「また、元気なくなったら、いつでも言って…?菜緒が、こうやって癒してあげるから…他の人には内緒やで?約束な…?」

 …そしてまたキス。
 それと同時に、どこからともなく、部活終了、時間を告げるチャイムが流れ、あっという間の夢の時間は終わりを迎えた…。

 ……

「ありがとうございました〜。またのお越しを」
 と黒服に笑顔で見送られて店を出た蔵夫。
(いやぁ、思った以上だったな。これはハマるわ…)
 前評判に偽り無し、十二分に納得できる内容だった。
 一瞬だけ、数年前にタイムスリップしてきたような心地よい気持ちになって店を出た彼に残るのは満足感、そして菜緒の弾けるような笑顔の残像。
 改めて貰った名刺を取り出す蔵夫。

<小坂 菜緒>

 そして裏面には、帰り際、直筆で書き足してくれた、

<また来てね!次は二人で“制服デート”がしたいな♪>

 というアザトカワイイ追記が。
(制服デートか…制服を着れるように、少し痩せないとな。近所のジムでも行くか)
 と早くも再訪、再指名は決まったかのように期待を膨らませる蔵夫。
 まるで、あの娘に何もかも奪われた気分。
 精液という物理的なものでなく、ひと時の楽しい時間、そして心…。
 彼の頭には早くも、次のまた次、さらにその次まで、理想のシチュエーションが次々と浮かんでは貯まっていった。


(つづく?)

鰹のたたき(塩) ( 2021/04/15(木) 13:48 )