渡邉理佐の陥落物語
5.媚薬まみれ
 焦らされ続けて半時間。
 全身が発汗し、息絶え絶えになりながらも、まだ屈服することを認めない理佐。
 もちろん、それを認めれば楽になれる、この苦しみから逃れる唯一の手段だというのは分かっている。
 それにもかかわらず、頑として認めない。
(こ、こんなヤツらに屈してたまるか…!)
 という負けん気があるし、
(私を甘く見るな…!)
 という思いもある。
 そんな理佐のプライドの高さに、次第に手を焼く復讐兵団の面々。
 彼らは、所詮、寄せ集めの素人。
 拘束された女体に好き放題することは出来ても、強き女の心まで支配しようとするには役不足なのだ。
 だが、そんな中、ただ一人、その光景をずっと黙って見つめていた鮫島だけが、ニヤリと笑みを浮かべた。
(素晴らしい!こんな堕とし甲斐のある女は久しぶりだ!)
 と、内心、高揚する鮫島。
 これまで何人もの女をクスリ漬け、快楽漬けにして堕としてきた。
 中には、何の手応えもなく、あっさり陥落する意思の弱い女も多いが、これほど意思の強い女は久々だった。
(こういう女がいるから、この遊びには飽きが来ないんだ)
 とまで思う。
 そんな鮫島のお眼鏡にかなったことなど知る由もなく、なおも耐え続ける理佐。
 高揚を隠せない鮫島は、急に立ち上がると、
「どけ。ここからは俺がやる」
 と言って、男たちを退かせた。
 カリスマ的な支配力を持つ鮫島の一言に、彼よりガタイの大きな男ですら、歯向かわず、おとなしく引き下がる。
 そんな、モーゼの十戒のように開いた道を歩み寄る鮫島に、戦々恐々とする理佐。
 理佐にとっては一難去ってまた一難という思いだろう。
「ち、近寄らないで…!」
 と牽制する理佐だが、鮫島は気に留めることもなく、
「コイツらの責めに耐えたことは褒めてやる。ここからは俺が相手だ」
 と言って、おもむろに服を脱ぎ始めた。
 身体のいたるところで躍るサソリの刺青。
 捜査官にマークされていた当時、「スコーピオン」という通り名がついた由来だ。
 そして、理佐の顔の上に突きつけられる肉棒。
「ほら。俺のもしゃぶって勃たせてくれよ。女王様ご自慢のフェラテクでな」
 と鮫島は笑った後、すぐに、
「人質が心配なら歯は立てないことだ」
 と忠告も忘れずに、理佐の口にその巨根をねじ込む。
「んぐっ…!」
 呻く理佐。
 嫌々の舌遣いを楽しんだ後には、
「放すなよ?」
 と言って自ら腰を振り始める鮫島。
 リズミカルなピストン運動が理佐の口を犯す。
 口内の生暖かい感触と、美しい顔が苦悶に歪む様を見て、さらに固さを増したイチモツ。
 そして、準備が整ったと見るや、それを引き抜き、おもむろにコンドームを装着する鮫島。
 性格上、女と交わる時に、そんなものをつけるのは珍しい。…が、そもそも、この男に避妊具をつけるという発想などある筈がない。
「さて…ここからがヤマだ。どこまで耐えられるかな?」
 と鮫島は不敵に笑うと、まだ媚薬の残る小さな壺に手を伸ばし、なんと、その壺の中に自身のイチモツを浸けた。
(…!!)
 予想外の行動に思わず目を見開く理佐。
(そ、それでゴムを…!)
 と気づくと同時に、鮫島も、
「ククク…さすがに直で浸けたら、俺の方もおかしくなっちまうからな」
 と笑う。
 ゴムをつけたイチモツで中をかき混ぜるように腰を振り、満を持して壺から引き揚げたソレは、ねっとりと粘液を全体に纏い、怪しく光っていた。
「さぁ、待たせたな。お前のプライドのぶっ壊す媚薬チンポの出来上がりだ。これに耐えてやっと、俺も手を焼くとしよう」
 ニヤリと笑って理佐の美脚の間に身体を入れ、その凶器を理佐の股ぐらにあてがう鮫島。
 竿から垂れる粘液が、理佐の黒い茂みの中へ糸を引いて落ちていく。
「や、やぁっ!?来ないでっ!そんなの無理…!や、やめてぇっ!」
 さすがの理佐も、身の危険と恐怖を感じ、顔面蒼白で抵抗する。
 その媚薬の効果は、既に自身の身体で身をもって味わったが、まだ体内には一滴も入っていない。
 それを今から、鮫島は、肉棒を使って奥まで塗り込む気だ。
 疲れた身体に鞭を入れ、四肢の拘束の遊びの中で必死に逃げ回る理佐。
「ククク…さぁ、もっと逃げて逃げて逃げ回れ!動きが止まったら挿れちまうぞ?」
「嫌ぁぁっ!あぁっ!」
 ヌルヌルした先端が割れ目を押し開き、進む軌道を確保する。
 恐怖で引き攣る理佐の表情を見て、ご満悦の鮫島。
 クネクネと動いていた腰がおとなしくなる。
「どうした?諦めたのか?」
 と笑われるが、違う。
 動いたら動いたで、あてがわれた肉棒に秘肉が擦れ、感じてしまうのだ。
(ど、どうすれば…!?)
 必死に頭を回転させる理佐。
 だが、それがいけなかった。
 考え事に集中し、腰の動きを止めた瞬間を狙って、鮫島が腰を打ちつけてきた。
「んひゃぁぁっ!?やぁぁっ!ダ、ダメぇ!」
「ククク…遂に入ってしまったぞ?媚薬まみれのチンポがなぁ!さぁ、ゆっくりと動かして隅々まで塗り込んでやるか」
 と鮫島は言い、スローピストンを始める。
 一突きするたびに微妙に角度を変えるなど、やることに抜かりがない。
「んっ、はぁぁっ…!あぁっ…!ぬ、抜いてぇっ…!ひ、ひゃぁぁっ!」
「今さら抜いても、もう遅い!お前のマンコの中は既に媚薬まみれだ!今に、のたうち回るほど熱を持つぞ!」
「や、やだぁっ!だ、誰か…!んはぁぁっ!?」
「ククク…さぁ、効き目が出てくるまでは普通に楽しもうか!」
 ピストンを速めていく鮫島。
「んひぃっ!?あぁっ!やぁっ!」
 繋がれた手足をジタバタと打ちつけてテーブルの上で悶える理佐。
 鮫島の百戦錬磨の巨根は、これまで理佐が嬲り殺し、喰らってきた捕虜の奴隷たちのものとは比べものにならない。
(お、奥まで…!奥まで来るっ…!)
 単に性欲発散のセックスとしては申し分ない。
 だが、今、この状況で、この男のイチモツが奥の深いところまでまで来るということは、つまり、そういうこと…。
「さぁ、奥の奥まで媚薬まみれだ!」
「い、嫌ぁっ!あぁっ!ダ、ダメっ!ダメぇぇっ!」
 絶叫とは裏腹に、これまで長々と焦らされ、溜まった性感が一気に溢れかける。
「おやおや、もうイキそうなのか?女王様が無理やりチンポをぶちこまれて、犯されてイクのか?」
「んあぁぁっ!ダ、ダメっ!イ、イクっ!イクぅっ!」
 理佐の絶叫。…しかし。

 ジュポッ…!

 わずかに先に、勢いよく抜き取られたイチモツ。
(…!?)
 オーガズムという頂上に手をかけたものの、ふいに足場が崩れ、そこに這い上がることは出来なかった理佐。
「はぁ…!はぁ…!」
「ククク…屈服もせずにイカせてもらえるとでも思ったのか?」
「くっ…!」
 その性根の悪さに思わず睨みつける理佐だが、鮫島は平然と、
「さぁ、続きだ」
 と言って波が引いた膣に再び巨根をねじ込む。
「んんっ!あぁっ!ひゃぁぁっ!」
「さぁ、あと何回、焦らせば、泣きが入るかな?」
「こ、このクズ…!悪魔…!」
「ククク…何とでも言え」
「んはぁぁっ!?あぁぁっ!」
 罵声の返杯はねっとりとした乳首舐めだった。
「んんっ!あぁっ!ダ、ダメっ!い、嫌ぁっ!んはぁぁっ…!」
 アリクイのような器用な舌の動きで疼く乳首を転がす。
 もはや堪えきれない喘ぎ声を垂れ流し、感じすぎてエビ反りにまでなったものの、またもや、すんでのところでイチモツは抜かれ、乳首も舌を離される。
 そしてまた、
「よし、少し落ち着いたろう。続きだ」
 と言って、再び挿入し、突かれる。
 またしても寸止め地獄に堕とされる理佐。
(く、くそっ…!もう少しなのに…もう少しでイケるのに…!)
 歯がゆい焦らしピストンの無限ループ。
 そして遂に、恐れていた瞬間が最悪のタイミングで訪れる。
「おらっ!おらぁっ!」
 と奥まで挿し込まれ、
「んはぁぁっ!あぁっ!あぁっ!?」
 と悶絶していた理佐が、急に、
「あ、熱いっ…!熱いぃぃっ!!」
 と髪を振り乱して絶叫した。
 そして同時に、
「んはぁぁっ!イ、イクっ!イクっ!イクっ!イクぅぅっ!」
 と連呼するも、またお預け…。
「ひ、ひぃっ…あ、熱いぃっ…!か、身体がぁ…!」
 まるで標本にされた昆虫のようにテーブルの上で手足を揺らし、悶える理佐。
 鮫島は、得意気な表情で、
「ククク…とうとう効いてきたな。さぁ、どうする?決断は早い方がいいぞ?」
 と問い、その後は当たり前のように、
「よし、続けようか」
 と言った。
 何事もなかったかのように再び挿入されるイチモツ。…だが、挿入された瞬間、
「んひゃあぁっ!?」
 と理佐は、ひときわ大きな声を張り上げた。
「どうした?続けるぞ」
 と無感情にピストンを始める鮫島だが、理佐は慌てふためいている。
(ま、まるで違う…!今までとは…まったく…!)
 膣内の媚薬が効き目を発揮した前と後で、突き挿された瞬間の刺激がまったくの別物だった。
 たった一突きで意識が飛ぶほどの刺激。
(す、すごい…!たまんないっ…!)
 と、思わず一瞬、本音を露わにしてしまう理佐。
 だが、その刺激に浸りかけたところで、またすぐに抜かれた。
 ハッとした顔をする理佐に対し、微笑する鮫島。
「ククク…まだだ。屈服の言葉を口にするまではイキたくてもイカせてやらんぞ」
「くっ…!」
 意地悪な責めに唇を噛む一方、
(ま、まさか、これを続ける気…!?こんなの、何度もやられたら耐えられない…!)
 と、戦々恐々とする理佐。
 あの挿入の瞬間の轟くような刺激。
 あれで、身体も脳も、自我も理性も全て溶かされてしまう。
 再びあてがわれる凶器。
(く、来る…!また来る!)
 決断を迫る快楽に身を固くする理佐。
 しかし…。
「さて、手強い女だから、じっくり長期戦といこう。今日はこのへんにしておくか」

(え…?)

 身構えていた次の挿入はなく、腰を起こし、立ち上がる鮫島。
 そそり立ったイチモツがテーブルから離れていく。
(ちょっ、ちょっと…!)
 冷や汗が首筋を伝う。
 確かに、この快楽で焦らされては耐えられないかもしれない。…そう思っていたのは事実。
 だが、まさか、焦らすことすらもしてもらえないなんて…。
「んっ…くっ、あっ…!」
 媚薬の効き目と、触りだけ味わったピストンの記憶だけが身体に残る。
(そ、そんな…!してよ…!今の、もう一回してよ…!)
 と、焼きついた記憶にとらわれたまま、鮫島に目をやる理佐。
 だが、当の鮫島は冷蔵庫から缶ビールを出してきて、一仕事終えたような顔で旨そうに飲んでいる。
(な、なに呑気に…!私のこの身体はどうしてくれるの!?)
 うらめしそうに鮫島を睨み、そして視線は下へ。
(ま、まだ、あんなに勃ってるのに…!な、何でしてくれないの!?)
 鮫島は、飲み干した缶をくしゃっと握り潰すと苦笑して、
「そんなに見るなよ。今日はもう終わりなんだよ」
 と言って、つけたゴムを引っこ抜き、落ちているパンツを拾って、穿こうとする。
 その光景を見て、ふるふると首を振る理佐。
(お、お願い…!待って…!)
 その少し潤んだ目を見て、ニヤリと笑う鮫島。
「何だ?何か言いたそうだな?」
 と問いかけると、理佐は、小さな声で、
「…し…て…」
 と呟いた。
「なに?よく聞こえんなぁ」
 と、蟻地獄に誘い込むように復唱を迫る。
「お、お願い…つ、続きを…」
「続き?何の続きだ?」
「セ、セックス…」
「セックスだとぉ?」
 鮫島は苦笑して、
「俺は、お前とセックスをした覚えはないぞ?今さっき、お前にしていたのはレイプだよ。強姦だ。お前を無理やり犯してやってたんだよ」
「━━━」
「してもいないセックスをねだられても困るぜ、まったく…」
 と背を向けられ、その巧みな煽りに理佐は遂に口にしてしまう。

「じゃ、じゃあ…も、もうレイプでいい…!お、お願いっ…私を…犯し…て…!」

 背中を向けたまま、ニッと笑った鮫島。
 女王様が絶対に自分から言わない言葉…それを理佐は、身体の疼きに負け、とうとう口にしてしまった。 
「…なるほど」
 背を向けた鮫島が、ニヤリと笑って振り返る。
「犯されたい、つまり、その身体を俺の好きにしていいってことだな?」
 言質を取る誘導尋問に対し、もはや無意識…自制も効かずに、ただ、うんうんと頷く理佐。
「好きにしていいってことは、俺好みの身体に調教してもいいってことだ?」
 これにも頷く理佐。
 そして…。
「それじゃあ、今日からお前は、俺の奴隷ってことだ?…そういうことだな?」

「…は、はい…」

 ついに認めた。
 奴隷殺しの女王、渡邉理佐が、遂に男の奴隷になることを認めた瞬間だ。
「なるほど。そうかそうか…奴隷になるってんなら話は別だなぁ?」
 再びテーブルへ歩み寄り、理佐の脚の間に戻る鮫島。
 ペチペチと竿を秘肉に打ちつけただけで、理佐は、
「ひ、ひぃっ!」
 と声を上げる。
「ククク…そんなにこいつが欲しいのか?」
「ほ、欲しい…!は、早く…早く奥まで…!」
 自らいざなうように割れ目を擦り付ける理佐。
 鮫島は呑み込まれないよう、巧みに距離を保ち、
「だったら言えよ。いつも、お前が奴隷の男に言わせてたように言え」
 と告げる。

「わ、私…渡邉理佐の…マン汁が溢れて止まらない雌マンコに…な、生チンポで蓋をして、そ、そのまま…お、奥までズボズボ犯してください…!」

 と、卑猥な言葉を羅列する理佐。
「うぉぉ!ついに言ったぞ!理佐様の奴隷堕ちの瞬間だ!」
「さすが鮫島さん!あの強情な理佐を、いとも簡単に…!」
「こんな変態女に今まで好き勝手されてたとは…畜生!」
 と口々に声を上げる復讐兵団の男たち。
「おい、お前ら」
 鮫島は、そんな彼らに声をかけ、
「まず、俺が犯す。お前たちを散々いたぶった女王様気取りの女の屈服のアへ顔を見せてやろう。その後は、お前らにくれてやる。焼くなり煮るなり好きにしろ」
 と言って、まず、あてがった肉棒で、性奴隷の烙印を押す渾身の一突きを見舞った。
「んはぁぁっ!?す、すごぉぉっ!もっとぉっ!」
 歓喜の絶叫が大広間に響き渡る。
 聞き分けの悪かった理佐のしつけの時間は、この後、明け方まで続いた…。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2020/08/03(月) 10:08 )