3.屈辱の射精
「き、貴様ぁっ…!」
ニヤニヤ笑みを浮かべる只野に対し、キッとした眼を向ける奈々。
なんと只野は、おもむろに、奈々のふたなりチンポの前に、大切な彩希の写真をかざしたのだ。
そして同時に手コキの速度を速める。
「や、やめろっ!んあぁぁっ!?」
「さぁ、さっさと吐け!でないと、大事な彼女の写真が精子まみれになっちまうぞ!」
「くっ…!き、貴様っ…!んあぁぁっ!」
「さぁ、秘密を吐くのが先か、射精して大事な写真を汚しちまうのが先か、どっちだろうなぁ?へへへ」
(い、嫌だっ!どっちも嫌だ!)
秘密を洩らすことは絶対に出来ない。
だが、だからといって彩希の写真を汚すことも耐え難い。
ましてや相手はゲスい男、奈々にとって、彩希以外の人間にイカされること自体もまた屈辱だ。
「んあぁぁっ…ダ、ダメぇっ!」
「なんだなんだ?腰が浮いてきたぞ?そろそろ限界か?」
絶頂へと追い詰める只野、射精へと追い詰められる奈々。
摩擦でローションが泡立ち、グチュグチュと音を立てる。
(ダ、ダメ…!出しちゃダメ…!彩希が見てる…!彩希に見られてるからぁっ!)
もはや彩希の写真を勝手に擬人化してしまっている奈々は、必死に自分に言い聞かす。
彩希の見ている前で、彩希の知らない男に━。
(…ダメっ!そ、そんなの絶対にダメぇっ!)
必死に防波堤を作って耐えようとするも、その防波堤ギリギリの波が、もう既に目と鼻の先まで押し寄せる。
「さぁて、そろそろとどめといこうか」
と只野は言うと、親指と人差し指で輪を作り、その輪を奈々の勃起したふたなりチンポのカリ首に嵌めた。
そして、そのまま、その輪をクリクリと捻ると…
「んひぃぃっ!?」
むず痒く、刺激的な快楽に、思わずつま先立ちで絶叫する奈々。
さらに、そのまま竿を扱かれ、中で滾る熱いものを上へ上へと絞り出される。
(ダ、ダメっ…出るっ!出ちゃうっ!)
「さぁ、出せ!ふたなりチンポで射精して見せろ!」
「い、嫌ぁっ!んあぁぁっ…!ああぁぁっ!」
ドピュッ…!ドピュッ、ドピュッ…!
「がぁっ…あぁっ…あぁっ…!」
奈々の痙攣とともに、彩希の可憐な顔が、みるみる白濁とした粘液で汚されていく。
「ハハハ!とうとう出してしまったな!情けないヤツだ!」
「はぁ…はぁ…」
「見ろ!大切な写真がこんなことになってしまったぞ!」
と突きつけられた彩希の写真は、自分でも唖然とするぐらい、おびただしい量の精液を浴びていた。
(ゆ、彩希…ごめん、私…)
「もうゴミ同然だよ、この写真は」
無情にも、放心状態の奈々の目の前で、その精液まみれの写真は、くしゃくしゃと握りつぶされ、奈々の身体に投げつけられて足元に落ちた。
そして精液まみれになった手を奈々の頬で拭い、
「へへへ。ふたなりでも野郎同然に射精が出来ることはよく分かった。それじゃあ、質問を続けようかねぇ…」
と言った。
……
その後。
奈々は、強力な精力剤を無理やり飲まされ、強制勃起からの連続射精という地獄の拷問で、とうとう陥落した。
そして、秘密を洗いざらい吸い出され、用済みとなった奈々は、薄暗い部屋の中で一人、吊るされたまま、腰を振って悶え続けていた。
精力剤の効果で、いまだ、はちきれんばかりに膨張し続け、絶倫と化したふたなりチンポ。
そして、そのふたなりチンポを根元まで食らう電動オナホールが驚異の唸りを上げる。
貫通型のため、先端からは真っ赤っ赤になった亀頭が顔を覗かせ、我慢汁が糸を引いている。
「んんっ、あぁっ、も、もうダメぇ…」
女性の膣を模した柔らかい感触と止まることのない無機質な振動が、なおも奈々に快楽を与え続ける。
「んあぁっ…で、出る…また出ちゃう…」
また痙攣する奈々。
どろりと溢れ出てきた精液が真下へ滴り、ちょうどそこに置かれたビーカーの中に落ちる。
そのビーカーには既に半分ほど白濁とした液体が溜まっているが、なおも振動は止まらない。
(ゆ、彩希…!た、助けて…!)
意識朦朧とする中、奈々は、親友の名を呼び、来ない助けを待ち続けるのだった…。
(つづく)