欅共和国の罠 ― 捕らわれた男たちの記録 ―

















小説トップ
<番外編>志田愛佳と鈴本美愉に捕まった織田奈那
5.鈴本美愉との延長戦 (※必ず先に「4」の分岐から読んでください)
「み…ゆ…」
 モゾモゾと喋る織田に対し、
「なに?聞こえない!ちゃんと言って!」
「み、美愉に…してほしい…」
 と漏らす織田。
 かぁっと顔を赤らめる鈴本に対し、
「ご指名だよ!よかったじゃん!鈴本!」
 と、声をかける志田。
 やり口は強引だが、その満足げな顔は、片想いをしている友達を応援する女子そのものだ。
「じゃあ、私、お邪魔だから行くね」
 と手を振り、サバサバと部屋を出ていく志田。
 部屋の戸が閉じるのを確認してから、鈴本は、
「ねぇ…ホントに私でいいの?」
 と聞いた。
 選ばれて嬉しいし、選ばれたいとも思っていた。が、いざ呼ばれると戸惑いの方が勝った。
 いつも適当なことばかり言う織田のことだから、
「どうせまた適当に私の名前を呼んだだけでしょ…?」
 と、日頃やきもちをやいてばかりいるうちに、うがった見方をするようになってしまった。
 しかし織田は、首を振って、
「美愉…お願い…もう我慢できない…」
 と言った。
 それも、久しぶりにちゃんと目を見て言ってくれた。
 それが、照れ臭いけど嬉しかった。
「じゃあ…いくよ?」
 鈴本は、織田の前にひざまづき、再度、ふたなりチンポに指を絡めた。
「んんっ…!」
 と、早速、織田が声を上げる。
(すごい敏感になってる…それに…すごく熱い…)
 二回発射してもなお固さを保つ絶倫ふたなりチンポ。
 鈴本が絡めた指をきゅっと締めると、それだけで織田は脚がくねくねと動かし、身悶えた。
「まだ握っただけだよ」
 と鈴本は苦笑するが、織田は、
「気持ちいい…美愉、もっと…!」
 と、その感触を味わっている。
 希望に応え、握った手を上下に動かしてやると、織田は天を仰いだ。
「オダナナ…先っぽ、めっちゃ濡れてるよ?」
「やぁっ…恥ずかしいよ…」
 その反応が、普段には織田にはない反応で、鈴本の悪戯心をくすぐった。
 鈴本は、亀頭に滲み出る我慢汁を掬って立ち上がり、
「ほら、オダナナ見て?こんなに濡れてるんだよ?」
「や、やめてってば…!」
「恥ずかしがってるオダナナ、可愛い…」
 鈴本は無邪気な笑みを浮かべると、その手を竿に戻して、織田の乳首に吸いついた。
「んひぃぃっ!」
「ほら、乳首を責めながらシコシコしてあげる。嬉しいでしょ?…嬉しくない?」
「…う、嬉しい…んんっ!」
「じゃあ、もっとベチョベチョにしてあげるね」
 と鈴本は言って、唾液を垂らし、その唾液を塗り込むように舌先でまんべんなく乳首を転がした。
「んあぁっ…!み、美愉っ…美愉ぅ…!」
 とろけるような快楽に鎖を揺らし、悶えながら鈴本の名前を連呼する織田。
「立ってるの、辛い?」
「ちょっ、ちょっと…」
「じゃあ、外してあげる」
 鈴本は、織田の四肢の拘束を一つずつ外してやって、横にあるベッドへ連れていった。
「はい。寝て?仰向けね」
 と注文をつけ、言った通り、仰向けに寝た織田の上に身体を擦り付けるようにしてのしかかる鈴本。
「さっきの続きね」
 と言って、再び乳首舐め手コキから始める。
 立ちっぱなしの「X」字の拘束から解放された上、鈴本に身を預ける覚悟を決め、多少リラックスした様子の織田。
 さっきよりも、より甘い声で、
「あんっ…!やぁっ…」
 と可愛らしい喘ぎ声を上げる。
 鈴本は、握ったふたなりチンポをブンブン振り回して、
「こっちも舐めてほしい?」
「う、うん…!舐めてほしいっ…!」
「しょうがないなぁ…」
 と、もったいぶりつつも、あばら、へそ、下腹部…と、這わせる舌をゆっくりと下げていく鈴本。
 やがて辿り着く怒張のふたなりチンポ。
 その先端、パッキンの割れた蛇口のように我慢汁が漏れて溢れる亀頭の周囲を丹念に舐め回すと、織田の身体がびくびくと跳ね上がった。
 それを二周、三周と繰り返していると、たまらず織田が、
「み、美愉っ…お願い、早くっ…!」
「そんな慌てないでよ!こっちにもペースがあるんだから」
 と鈴本はたしなめ、さらに二周、亀頭を舐め上げ、裏筋にも二度、三度と舌を這わせる。
 生殺し感覚で、さらに性感を高められたところで、ようやく織田の目当てのフェラチオだ。
 髪を耳に掛け、小さな口で亀頭を頬張り、そのまま、ゆっくりと奥まで咥え込む。
「あうっ…んんっ…はぁっ…」
 先ほどは小林にバレてはいけないと思い、舐められ、咥えられても耐えるしかなかった。
 だが、テレビ電話が切れた今、もう耐える必要はない。
 むしろ、思う存分に堪能できる。
(ヤ、ヤバイ…!美愉のフェラ…気持ちいい…!)
 自然と浮く腰が鈴本の小さな口を突く。
 それに嫌な顔もせず、むしろジュポ、ジュポと音を立てて吸い上げる鈴本。
 恍惚の表情を浮かべ、その感触を夢中で味わう織田だが、その腰の動きが速くなると途端に口を離し、
「なにイこうとしてんの?ダメだよ、まだ」
「そ、そんなぁ…」
「だって、まだ“ここ”使ってないよ?」
 と言って、鈴本は、自身の胸をぎゅっと寄せて見せた。
 見せつけられた谷間に、まるで思春期の中学生のような顔で見蕩れる織田。
「ここ使って、どうしてほしい?言って?」
「は、挟んで…挟んでほしい…!」
 と懇願する織田だが、鈴本は不満げに、
「挟むだけ…?違うでしょ?してほしいこと、全部、正直に言って?言わないと、やってあげないよ?」
 と問い直した。
 織田は赤面しつつも、結局、快楽に負け、
「す、擦り付けて…挟んで…押し潰して…叩いて…もみくちゃにして…それから…それから…」
「もぉ〜…欲張りなんだから…」
 鈴本は呆れつつも内心は嬉しそうに、
「じゃあ…いくよ?」
 と言って、ふたなりチンポに、ゆっくりその胸を擦り付けた。
「んんっ…!」
 その柔らかくて、もちもちした感触に触れただけで甘い声を漏らす織田。
 びくんびくんと脈打つ竿が胸の肉の上でバウンドする。
「アハハ!すごいよ?オダナナの我慢汁で、私のおっぱい、ベチョベチョ!これがローションになっちゃうよ」
 と笑う鈴本に対し、織田は取り憑かれたように、
「美愉っ…お願い、早く…美愉っ…美愉ぅっ…!」
「分かってるよ。そんな焦らなくても、今からしてあげるって」
 と微笑む鈴本は、むにゅむにゅと変幻自在のその巨乳で、織田のふたなりチンポを押し潰し、叩き、そして最後は谷間で飲み込んだ。
 そして、そのまま左右から圧をかけて挟み、ズリズリ…ズリズリ…と扱く。
「んひゃぁぁっ…!あぁぁっ…!」
 桁外れの快楽に最初は声を上げ、後から、
「あんっ…んっ…はぁっ…」
 と、夢心地のような甘い声を断続的に漏らす。
 これまで、捕虜となった男たち何人もが、この胸に挟まれて沈んだ。
 どれだけ強情な男たちも、この柔らかい巨乳に挟まれて扱かれては、誰も耐えられず、秘密を口走って果てる。
 まさに男殺し、谷間で男根を食らうマンイーター。
 そして、それは股間に男根を携える織田も例外ではなかった。
 見事に食われ、谷間で扱かれた織田のふたなりチンポ。
 圧の強弱や嬲り方のバリエーション、テクニックを余すことなく味わわされると、三分ももたずに、
「ああっ!?で、出るっ!出ちゃう!出ちゃうからぁっ!んあぁぁっ…!」
 織田の情けない絶叫とともに、埋もれた谷間の中で、ドピュッ、ドピュッ…と熱いものが放たれる。
 電気ショックでも食らったようにエビ反りになって痙攣する織田の身体。
 精気を食らい尽くした柔乳がふたなりチンポを解放すると、その谷間に浴びせられた大量の白濁汁が滴り落ちた。
 息が切れ、起き上がることもままならない織田。
 そのまま10カウント…まだ身体は息を切らして寝たままの中、唯一、起き上がったのは射精したばかりのふたなりチンポだけである。
「ホント、すごい元気だね。今ので射精すんの三回目なのに、まだこんなに出て、しかもこんなに勃って…」
 感嘆として見とれる鈴本。
 そっと手を這わせても、まだ固く、そして熱い。
 その熱さに誘われるように鈴本は、自らの胸を鷲掴みにし、強調された乳首で裏筋を、ゆっくり下から上へなぞった。
「んひぃぃっ!」
「んあぁっ!?」
 二人同時に声を上げた。が、大きく、そして声が官能的だったのは鈴本。
(ヤ、ヤバイ…擦り付けただけで、こんなに気持ちいいなんて…!)
 その一瞬で病みつきになり、すぐに二度、三度と繰り返す鈴本。
 抑えられずに漏れる甘い声とともに鈴本のピンク色の乳首はみるみる隆起した。
 取り憑かれたように、もう片方の乳首も擦り付けて自ら勃たせる。
 まだ動けない織田はされるがままだ。
 乳首ズリで高まった鈴本は、そっと織田に寄り添い、顔を近づけて、
「ねぇ、オダナナ…挿れてもいい?」
 と聞いた。
 織田は、うんうんと頷いて、
「お、お願い…!」
「じゃあ、言って?」
 聞いたのは自分だが、どうしても織田の口から言わせたい鈴本。
 織田は赤面しながらも、肉欲に負けて、
「み、美愉のマンコに…オチンチン食べられたい…」
「アハハ!なに、その頼み方?エロいよ」
 と笑いながら身体を起こし、上に跨がる鈴本。
 薄い陰毛が亀頭に触れるとゾクゾクする。
 鈴本は、竿を掴み、照準を合わせて、
「挿れるよ…?」
 と言って、ゆっくり腰を下ろしていった。
「んひぃぃっ!」
「んあぁっ…す、すごい…おっきい…あぁっ!」
 湿る鈴本の割れ目に、織田のふたなりチンポがゆっくりと飲み込まれていった。
 根元まで突き挿さると、鈴本は、その小柄な身体からは想像もつかない激しさで、織田の上で何度も何度もバウンドした。
 ヌルヌルした温かい肉が織田のふたなりチンポを抜けないようにしっかりと締めつけている。
「はぁっ、んんっ、あんっ…!どう?オダナナ…私のオマンコ…」
「き、気持ちいいっ…気持ちいいよ…!」
 鈴本は身体を屈め、織田にキスをして、
「もっと名前、いっぱい呼んで…?」
「み、美愉っ…あぁっ、た、たまんない…美愉っ!美愉ぅっ!」
 織田の口から、甘い声で名前を呼ばれるたび、それを原動力にして腰を打ちつける鈴本。
 巨乳がぶるんぶるんと揺れ、ピンク色の勃起した乳首が円を描く。
 奥まで届くし、腰を浮かせるたびに張ったカリが肉壁をズリズリと擦りあげる。
 ここにきて鈴本は急に頬を赤らめて、
「ね、ねぇ…オダナナ…下からも…下からも突いてよ…。それから…おっぱいも…触って?」
 とお願いした。
「こ、こう…?」
 織田は、手を伸ばし、鈴本の揺れる胸を鷲掴みにして、同時に腰を浮かせて下から鈴本の身体を突き上げた。
「んひゃぁぁっ!そ、それぇ…それ、もっとしてぇっ!」
 注文に応え、本能のままに、鈴本の小さなマンコにふたなりチンポを打ち込む織田。
 突く速度を徐々に速めながら、巨乳を揉みしだき、ついでに先端の乳首をクリクリと転がしてやる。
「あんっ!あんっ!き、気持ちいいっ…!」
 甘い声で悶える鈴本に、織田も、
「み、美愉っ…今、私に何されてる?」
 と聞いた。
「え…?なに?急に…」
「言ってよ」
「え、えっと…あんっ…お、おっぱい揉まれて…んんっ!ち、乳首も責められながら…オ、オマンコを…んあぁっ…し、下から突かれてる…んっ、んあぁっ!?」
 言い終わる頃には織田のピストンが激しさを増し、騎乗位という字の通り、乗馬をしているかのように身体が跳ねる。
 パンッ、パンッ…と身体がぶつかる音が延々と響き、やがて鈴本が、
「んあぁっ!イ、イクっ!そ、そんなに激しくしたら、私イッちゃう…イッちゃうって、オダナナぁっ!?」
「いいよ、先にイッて」
「ダ、ダメっ…一緒にイキたい…!一緒にイキたいのにぃっ…!んひゃぁぁっ…!」
 人形のように、織田の腰の上でガクガクと震える鈴本。
 あまりの快楽に我慢できず、結合部からブシュッ、ブシュッとハメ潮が飛び散った。
「んっ!はぁっ!あうっ…!」
 織田の身体の上に崩れ落ちる鈴本。
 しばらく、そのまま余韻を噛み締めた後、顔を上げた鈴本は真っ赤な膨れっ面で、
「もぉっ…なにやってんの?私だけイクの、恥ずかしいじゃん…!」
「ごめん、ごめん…つい…。でもさ、イク瞬間の美愉、すごく可愛かったよ?」
「う、うるさいからっ…!」
 鈴本は、照れ隠しに織田の頬をペチンと叩き、そのまま耳元に顔を沈め、
「ねぇ、次は一緒に…ね?」
 と囁いた。
 織田は頷き、杭打ちピストンを再開する。
「んんっ!あんっ!あんっ!」
 トロトロのマンコに再び打ち込まれるふたなりチンポ。
「す、すごいよぉっ…一回イッたから…敏感になって…ま、また、すぐイッちゃうっ!」
「我慢して」
「んひぃぃっ!あぁぁっ!」
 上で堪える鈴本に追いつくように下から腰を振る織田。
「オ、オダナナぁっ…早くぅっ!」
「あぁっ…で、出そう…」
「いいよ…!出していいよ…!一緒に…一緒にイこ…?」
「んあぁっ…美愉っ!美愉ぅっ!」
「オダナナぁっ…!」
「んっ、あぁぁっ!で、出るっ…!んあぁっ…あぁっ…!」
「イクっ!イクぅっ…んひゃぁぁっ!」
 鈴本の体内にドクドクと注がれる織田の精液。
 見事に同時に痙攣した二人の身体は、そのまま折り重なるようにして倒れた。
 織田の胸の上にのしかかる鈴本の巨乳は、全体重がかかり、潰れたプリンのように崩れてしまう。
 そのはみ出した肉を戻すように、織田は、そっと手を回し、鈴本を抱き締めた。
 その反動で挿さったままのふたなりチンポが抜ける。
 抜けた杭を追いかけるように、鈴本のマンコから溢れ出てくる白濁汁。
 股を伝い、陰毛と絡み合ったところで重力に負け、ポタ…ポタ…と、織田の腹に落ちていった。
 二度目の絶頂の余韻を味わい、目を開けた瞬間、織田の整った顔立ちが目の前にあって、つい照れてしまう鈴本。
 目を背けた鈴本を呼び戻すように、
「美愉…」
 と声をかけ、唇を突き出す織田。
「キス…してよ」
「━━━」
「ねぇ、美愉…」
 催促する織田に、鈴本は頬を赤らめながら、目を閉じ、そっと一回、唇を合わせにいく。
 小さく、口づけをする音がした。
 それから少しの沈黙…。
「…ねぇ、オダナナ」
 ふいに、鈴本が、再び意地悪な笑みを浮かべながら声をかけ、
「こばゆいと私、どっちが好き…?」
「えっ…いや…どっちって言われても…」
 迷う、イコール、素直な織田。
「ねぇ、どっち?」
「━━━」
 黙る織田。
 相変わらず、まだ、そう簡単には振り向いてくれないようだ。
 膨れっ面の鈴本は再び織田の股間に手を伸ばし、
「私って言ってくれるまで部屋から出さないからね?」
 と言い、再び、ゆっくりと扱き始めるのだった。


(鈴本ルート おわり)

鰹のたたき(塩) ( 2020/06/17(水) 11:41 )