乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―




























































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第二部 第二章・堀未央奈の場合
3.筆責め
 捕らわれた女捜査官、堀未央奈。
 生まれつき感度が高いことを看破され、その敏感な身体に男たちの魔手が迫る。
(…!!)
「ひゃあっ!な、なにっ!?」
 ふいに耳を柔らかな感触が掠めた。
 さらに首筋、肩甲骨にも。
 なんと、男たちは筆を使って未央奈の身体を嬲り始めたのだ。
(く、くすぐったい…んやぁ!)
 両手を吊られて全開の腋、鍛えられて引き締まった腹筋、すらっとした太ももに、男たちの巧みな筆捌きが襲いかかる。
「あっ、んっ…やぁっ、んひゃあ!」
 だんだんと、太ももにあった筆は鼠径部へ、腋と腹筋にあった筆はバストへ移動すると、未央奈の口から、ひときわ大きな喘ぎ声が漏れた。
 ピチッと張ったスポブラ越しにビンビンに勃起した乳首の周囲を筆がなぞる。
「ダ、ダメェ!んんっ!やぁん!」
「どうだ?お前みたいな敏感なヤツは、この責めはたまらんだろう?」
「ひぃぃ!あんっ!やぁっ!」
「へへへ。でかい声で喘ぎやがって情けねぇな。そんなに感じるのか?おい!」
「ち、違っ…んぁっ!ひゃあ!」
 目隠しのせいで、どんな攻撃が来るかも分からない。
「お前、本当に敏感だなぁ。直に触ってもないのにこんなになっちまう乳首は初めてだ」
「う、うるさいぃ…!ひゃあぁぁ!」
 筆の毛が勃起した乳首を覆い隠し、くるくると回転すると、未央奈は甘い声で鳴いた。
「おらおら、形までくっきりだぞ。この変態乳首が」
「お前、まさか“下の豆”も勃起してんじゃねぇだろうなぁ?」
「どれどれ…」
「やぁっ!み、見ないでっ!」
 男たちの視線が大きく開かれた股の間に集中する。
 男の息が太ももにかかるほど近い距離。
 目隠しをされていても、じっとりとした視線を感じる。
 男たちはニヤニヤと笑って、
「やっぱりだ。こっちの豆も、もうビンビンになって浮き出てやがる」
「や、やめて…!」
「まったく、こんな身体で恥ずかしくねぇのか?お前」
(ち、ちくしょう…)
 未央奈は目隠しの下に涙を浮かべながら、この恥辱に耐えていた。
 しかし、それも、筆の先で浮き出た陰核をなぞられると、
「ひゃあぁぁ!」
 と、身体を震わせる始末だ。
「よし、そろそろ下着を取ってしまうか」
(…!?)
「これだけ浮き出てちゃあ、もうあってもなくても同じだからな」
「や、やだ!やめてっ!」
 必死に身体をよじる未央奈。
 しかし、再び男に羽交い締めにされ、動きを封じられた隙に、下着はあっさりと剥ぎ取られた。
「いやぁぁぁっ!」
 未央奈の絶叫。
 美しい白い肌の膨らみに乗るピンク色の乳首、綺麗に処理された均整のとれた陰毛の下で濡れて口を開く花弁。
 おそろしく膨張し、自ら皮を捲り上げて充血した顔を覗かせるクリトリス。
 ついに未央奈は、生まれたままの姿を男たちに晒してしまった。
 唯一、隠されているのは目隠しをされた両目だけである。
「へへへ。それじゃあ、続きといこうか」
 男たちは、再び、筆嬲りを再開した。
「あんっ!やぁっ!や、やめてぇぇ!」
 先ほどまで介していた布がなくなったぶん、よりダイレクトに刺激が身体を駆け巡る。
 そして、先ほどまで無かった刺激、それは下の割れ目に沿った筆の動きだった。
 むず痒く、それでいて声が出てしまう絶妙な刺激が襲う。
(そ、そこダメ…!そんな直接やられたら…)
 秘部をなぞられる刺激に、必死に声を抑えようとする未央奈。
 だが、男たちは、そんな未央奈の裏をかくように乳首を責め、未央奈が慌てて乳首への責めを警戒したらまた秘部を責め…と翻弄する。
「へへへ。目隠しをされている上に相手は三人もいる。困ったなぁ?」
「ひ、卑怯者め…女一人に目隠しまでして数人がかりで…は、恥を知りなさいっ…!」
「ほぅ。言ってくれるじゃないか」
 男は笑って、
「それじゃあ、望み通り、目隠しを取ってやろうか?ただし、弄られて感じてる雌の顔を俺たちに見られることになるぞ?それでもいいのか?」
「くっ…!」
「どうした?図星か?」
「━━━」
「なんだ、押し黙っちまいやがった」
「無視するんじゃねぇよ、このやろう」
「…ひゃぁぁぁ!ああっ!ひぃぃっ!」
 ふいに全身を突き抜けた快感。
 一人の男の舌がビンビンに勃起した乳首の先端をペロペロと舐め回した。
(な、舐められてる!?…す、すごいぃぃ…!)
「おい、どうなんだよ?目隠しを外して恥ずかしい顔を見てやろうかって聞いてるんだよ。答えろ、テメェ」
「んあああっ!ダ、ダメェェっ!」
 乳首を這う舌と、秘部の周囲で動き始める指のダブル攻撃。
 男の指は花弁を優しく嬲り、トロトロと溢れる愛液を指先に絡めとる。
 そして、それを未央奈の頬に塗りたくり、
「分かるか?今のお前、俺たちに嬲られて、こんなに濡らしてるんだぞ?」
「恥ずかしいなぁ?それでも捜査官か?お前」
「や、やぁ…んぐっ!?」
 ふいに、男の指が未央奈の口に押し込まれた。
「お前が出したマン汁だろ。ほら!責任を持ってキレイにしろよ」
 太い指が口内を蹂躙する。
 知らない男の指で自分の愛液を舐めさせられる屈辱。
 女のプライドを打ちのめされていくうちに、未央奈は次第に抵抗する気も薄れ、
(…は、早く終わって…)
 と考えるようになってきた。
 しかし、そんな未央奈を絶望させる男の一言。
「へへへ。さーて、次はどんなことをしてやろうか。まだまだやりたいことはたくさんある。じっくりといこうじゃないか」
 未央奈は、今になって、自分の力を過信して単独行動をとったことを深く後悔した。

鰹のたたき(塩) ( 2019/12/21(土) 16:30 )